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雄阿寒岳2021.09

雄阿寒岳( 北海道)

パーティ: 1人 (tatz さん )

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行程・コース

天候

曇り時々小雨

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

登山口8:19・・・3合目9:48・・・11:155合目11:19・・・12:06頂上12:21・・・13:065合目13:11・・・13:404合目13:47・・・3合目14:07・・・登山口15:15

コース

総距離
約9.4km
累積標高差
上り約1,230m
下り約990m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 太郎湖、次郎湖の畔を辿って樹林帯に入ると単独の女性が下りてきた。天気が今一なので今日は止めたという。麓は霧雨模様だが上は良くないようだ。ファミリーらしい3人組も下りてきた。2合目を越えて進むと4人ほどの中高年グループが下りてくる。この辺りはそうでもないが3合目からはかなり降っているという。取り敢えず3合までは行ってみようと歩を進める。単独やらグループやらも撤退してくる、今日は無理か、考えてみると2005年7月以来の雄阿寒だが、その時も雨で撤退している。雌阿寒は毎年のように登っているのに雄阿寒は中々登る機会がなかった。結構キツいコースだから内心敬遠していたのかもしれないが、またしても雨になるとは山の神も手厳しい。3合で小休止したが内心諦め気味だった。早朝太郎湖で追い越したと思われるカップルが追い着いて来る。雨は少し酷くなった。先行して尾根筋に着いたところで合羽を着ることにした。件のカップルが登ってきてこんな雨でも登るのかと聞く、いや今日は無理のようだから下山しようと思うと応えた。彼らは行ってしまったがこちらは下山に取りかかる。今回最大のミスはスパッツだ、天候を考慮せずにショートを履いてしまった。濡れた下草はパンツを伝って次第に靴に浸みてくる、スパッツが長ければ抑止効果は高い。雌阿寒と違って雄阿寒はボサが深いのだ。合羽を履いたがショートスパッツでは裾の収まりも芳しくない。3合目まで戻りかけると空が少し明るくなった、雨も少し落ち着いた様だ、これは行けるかもと思い直し再び登り始めた、30分近いロスだが山の神の機嫌が良くなったのであればチャンスを逃すのは惜しい。2人の単独行者に会う、上は雨もなく曇りだという。4合からは斜度がぐんと上がって、コースもジグを切ってくる。道標にもあるがここから5合までがこのコースの核心部だ。九十九折りのコースを進むと左に巻くようにして尾根筋のハイマツ帯に抜ける、これを詰めれば5合のはず、かつての記憶が蘇ってきた。5合に着くと下山しようとしている2人パーティに出会う。ここからは這松とミヤマハンノキの灌木帯だが背丈以上もあって見通しは殆ど無い。しかも歩く度に枝に付いた滴でびしょ濡れ、真に露払いだ。雄阿寒の道標は無茶振りで5合が他山の8合位、道標にもしっかり記載してあるがこれを知らないと本当に辛い。もうここは火口の縁なので、ピークまでアップダウンはあるがキツくはない。出し惜しみしていた合目表示も次々と登場し大サービスなのである。最初に登ったときは5合目の道標に違和感があったが、今となってはこれはこれで楽しい。頂上に着くと先行したカップルが休んでいて登ってきたことを喜んでくれた。雲の中で展望はほぼゼロだが、到着に合わせてパンケトーがチラ見できたのは忘れがたい。16年振りの登頂を許してくれた山の神に心から謝意を表した。15分ほど滞在して下山に取りかかったが、天候の状況もあって行動食を十分に摂りきれなかったので、下りでは舎利バテ気味で閉口した。倦怠感を感じてからでは食欲が回復しない。もう少し甘いものを持てば良かったと反省する。下り7合目辺りで3人パーティと行き交ったのが今日の最後の登山者のようだった。GPSの調子が悪く、下り2合目手前で止まってしまった。

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フォトギャラリー:5枚

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
ナイフ ホイッスル 医療品 虫除け ロールペーパー 非常食
行動食 テーピングテープ

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登った山

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1,371m

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最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
5時間30分
難易度
★★
コース定数
26
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