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妙義山⚠️ ビビリ岩でビビらないよ❗ 鷹戻しで戻らないよ❗ 日本一の大黒様に会いに行こう✨ 【有名鎖場掲載】

妙義山( 関東)

パーティ: 1人 (ピーちゃん さん )

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行程・コース

天候

晴れ。稜線は強風。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 道の駅妙義に駐車。

この登山記録の行程

妙義神社鳥居(4:53)→地図の前(4:57)→登山口(5:08)→大の字 辻(5:34)→大の字(5:37)→奥の院(5:55)→玉石(6:27)→背びれ岩(6:3)→大のぞき(6:45)→タルワキ沢分岐(7:25)→相馬岳(7:48)→堀切(8:57)→星穴沢橋への分岐(9:27)→鷹戻し途中の一番広い休憩場所(9:49)→東岳(10:42)→中ノ岳神社(11:33)→第一見晴手前の長い階段(13:23)→妙義神社(13:53)→登山口(13:55)→駐車場(14:06)
休憩時間等含めて所要時間:9時間13分

コース

総距離
約10.2km
累積標高差
上り約1,599m
下り約1,598m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

7年ぶりに妙義山に登ってきました。

 7年前、ひどい二日酔いで最悪の体調で登り、ルートミス、さらに、大きく方向感覚が狂い、一度通過した鎖場を、すっかり前進しているつもりで引き返し、また登り返す(結局3回通過…笑)という大失態をやらかしたリベンジです。

 詳細は画像に載せますが妙義山はやはり危険な山です。鷹戻しの頭の上りや下り2段ルンゼの鎖場はもちろん、「墜ちたらサヨウナラ!」の鎖場が数カ所あります。。さらに、普通の登山道なら鎖があるような岩場にも鎖がない場所が多いです。
 以下、ざっくりですが、ルート概況を書きます。

妙義神社~相馬岳

 妙義神社を右方向に進むと登山ポストがあり、登山道になります。最初の鎖場は斜度は緩いですが、岩はとても滑るので気を付けてください。大の字への登りは垂直に近い鎖場ですが、人工的にスタンスが切ってあるので、ウオーミングアップにいいと思います。
 奥の院から、本格的な鎖場になります。奥の院脇の鎖場で恐怖を感じたら、ここで潔く引き返した方がいいです。そのまま進むと、引き返せなくなる可能性もあります。一見滑りやすそうな岩場ですが、スタンスはわりとしっかりして、グリップも効きます。
 奥の院の鎖場を登りきると「見晴」で、展望が開けます。
 その後、すぐに「ビビり岩」になります。最初の斜度が垂直に近い感じで急ですが、徐々に緩くなっていきます。岩は硬くて、細かいですがスタンスも多いので、鎖とグリップを効かせて登ります。
 次が「背びれ岩」です。ちょっとリッジ状になっていて高度感があります。斜度はビビり岩より緩いです。
「大のぞき」からは、スラブ状30mの鎖場になります。ここも岩は硬く、小さなスタンスが結構あるので、鎖を使った懸垂下降のような要領で降りられます。
天狗岩から相馬岳までは、比較的平和なルートになります。

相馬岳~ホッキリ

 バラ尾根を裏妙義側を巻くようになります。湿って滑る箇所が多いので気を付けてください。特に秋は濡れた落ち葉で滑りやすさ満載です。7年前はリボンが交錯している区間があり、1度ルートミスしましたが、今回は大丈夫でした。また、この間に水場のマークがある地図がありますが、あてにしない方がいいです。

ホッキリ~鷹戻し~中ノ岳

 ホッキリから先は踏み跡も少し薄くなります。しばらく小岩場が続きますが、ここまで歩いてきた方には問題ないと思います。ちょっとしたトラバースをすると、ハシゴの下に出ます。ここで、下り待ちが10分以上ありました。
 ハシゴを登ると鷹戻しへの登りの核心部になります。高度感がかなりあるのと、鎖にふられやすいです。斜度も急ですが、スタンス、ホールドは割とあるので、部分的に鎖とホールドを併用した方がいいと思います。
 3段目くらいのリッジ状の鎖場になると、少し斜度が緩くなりますが、高度感がすごいです。高所が苦手ではない方も、あまり下は見ない方がいいかも知れません。ここも、振られやすい鎖です。
 鎖のトラバースになると、鷹戻しの頭は近いです。最後まで気を抜かずに行きましょう!

 7年前とどうもルートが変わったようで?7年前は、ハシゴを登ってから少しトラバースして、垂直に近い壁のクラックについた鎖を登り、直に鷹戻しの頭に出た気がします。
(→❌鷹戻しのルートはかわっていません。僕の思い違いです。markun様にメッセージいただき、全て疑問が解決ししました。ありがとうございます。)
 
 鷹戻しの頭は狭く、あまり休憩には適しません。
 
 鷹戻しを下り(急ですが鎖はありません。)、少し上り返すと、2段ルンゼの鎖場になります。ここはほぼ垂直で、部分的に下が見えませんが、鎖につかまり、身体を岩から離すと、割とスタンスはあります。怖さで鎖にしがみつくと逆に危険です。懸垂下降の要領で岩から身体を離して下を見て、次のスタンスを探してください。
 懸垂下降される方もいるので、ロープ回収などコミュニケーションを取り合ってください。

 中ノ岳までも、小鎖場が続きますが、これもここまで歩いてきた方には問題ないと思います。ただ、クライマーズハイな状態になっていると思うので、慎重に…。

中ノ岳~中ノ岳神社
 
 中ノ岳山頂には大きなテーブル状の岩があり、その下のテラスが休憩に適しています。
 7年前、テーブル状の岩の上を通過して下りて、このテラスで大休止しました。その後、出発するときにテラスに下りる時と異なり、この岩を回り込んだために進行方向ルートに気付かず、そのまま、来たルートを戻ってしまったんだと推測します。二日酔いと厳しい岩場通過で、注意力がかなり散漫になっていたのだと思います。少しスッキリしました。
 中ノ岳山頂から、ルンゼ内の長い鎖場になります。岩は硬く、スタンスも多いので、斜度は急ですが安定して下りられます。その後、しばらく急な斜面を下ると、西岳、星穴岳方面への分岐に出て、中ノ岳神社方面に下ります。
 すぐにルンゼ内の鎖場になりますが、斜度は緩いです。ただ、落ち葉が多い時期は、落ち葉が積もってスタンスが見えないことがあるので、気を付けてください。石門分岐(2021年10月現在通行止め)から、中ノ岳神社へは、平和な一般登山道になります。歩きやすさが感動的です。中ノ岳神社では、日本一大きな大黒様が笑顔で祝福してくれます!

 ハーネス、シュリング、カラビナ類など、万が一の時、セルフビレイを取るための装備は持っていきましたが、やはり使いませんでした。鎖場で腕力を使ってセルフビレイを取るよりも、なるべく省エネで素早く通過した方が良いかもしれません。(日帰りで荷物も軽いので…)

 いろいろと危険個所はありますが、妙義神社から中ノ岳神社まで、あのギザギザの稜線を歩いてきたと思うと、すごく達成感があるルートです。
 アドレナリン放出度が僕の中ではナンバー1です。
 ざっくりと概要を載せましたが、詳細は画像をご覧ください。
 久しぶりにアドレナリン大放出の充実した1日になりました。

 ただ、下山して帰宅するのに本日の最難関が待っていました…。妙義山、やはり普通に帰らせてはくれません

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登った山

妙義山

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最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
5時間25分
難易度
★★
コース定数
23
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