行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
袋田の滝の無料駐車場を利用。24時間開放されていて綺麗なトイレもある。大きい駐車場だが、観光地なのでシーズンは直ぐに一杯になる。第一、第二と2つの無料駐車場がある。今回は、7:30の時点で第一は満車になっていたため、第二を利用。
この登山記録の行程
袋田の滝無料駐車場(07:30)・・・登山口・・・生瀬富士(08:37)・・・ご当地ジャンダルム(08:48)・・・生瀬富士・・・立神山(09:26)・・・かずま分岐・・・かずま・・・屏風岩(10:47)・・・渡渉ポイント(11:04)(昼食~11:44)・・・月居山(12:25)・・・月居山・城跡(12:37)・・・袋田の滝(13:18)・・・袋田の滝無料駐車場(13:43)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
半年ぶりに袋田の滝へやって来た。
季節は巡り、新緑から紅葉へ。今日は生瀬富士から月居山までの周遊を楽しむ。
7:30出発に駐車場を出発。新型コロナの感染が落ち着いたこともあり、閑散だった駐車場にも賑わいが戻ってきて、朝一というのに沢山の観光客を見かけた。
民家を抜けて登山道へと入っていく。暫くは水平移動でうっそうとした森の中を進む。
生瀬富士は低山ながら急峻な山容をしている。
山頂直下の斜面までたどり着くと、緩やかだった登山道も斜面を一気に駆け上がるようなコースに変化する。
「月待の滝」への分岐点に到着。
ちなみに、月待の滝は、現在、アウトドアショップ「ナムチェバザール」が中心となって整備している県北トレイルのスタート地点になる。今日歩くコースもその一部になっているが、完成するとなんと320kmの日本一のロングトレイルになるという。
地元でも100km超えトレイル整備が進行しているが、最近、日本各地で同様のプロジェクトが動いている。自然保護への関心にもつながるため良いことだと思う。
分岐点まで来れば、生瀬富士の山頂はもう直ぐ。
大きな岩肌に垂れ下がったロープをよじ登ると、素晴らしい眺望が待っていた。
まさに「The秋晴れ」の清々しい青空が広がっていた。
遠くに、那須連山や日光の山々が見えた。頂が少し白くなっているのが分かる。
生瀬富士に登ると、必ず立ち寄る場所がある。
本日の絶景ポイント一つ目「ジャンダルム」。ただし、これには「茨城の」という冠がつく。笑。
入口が分かりにくいため見落としがちだが、山頂にある大きな岩の横をすり抜けて裏側に周ると、ゴジラの背びれのような岩の塊が目に飛び込んでくる。「ゴジラの背」というと鳥取の「甲ヶ山」を連想するが、ここもなかなかどうして。巨大な岩の回廊が森を割くように延びている。その先端にポコンと大きく盛り上がった岩が見える。それこそが茨城県のジャンダルムと呼ばれるポイント。スケール的には本家本元に遠く及ばないが、でも、大変珍しい景観で、全国誌に紹介されてもおかしくないお勧めの場所だ。
恒例の「ジャンダルムの天使」を写真に収めて、生瀬富士の頂に戻り再び移動を開始する。
ここからはアップダウンを小刻みに繰り返しながらの縦走モードに入る。
今日二つ目の頂「立神山」でジャンダルムを振り返り、次の絶景ポイント「屏風岩」を目指す。
「袋田の滝」周辺の地形が影響しているのか、数日前に行った鍋足山よりも紅葉が一段と進んでいる。所々で真っ赤に染まったモミジが目を楽しませてくれた。
屏風岩に到着。
絶景ポイント二つ目。屏風岩から見下ろす名瀑「袋田の滝」。
そもそも袋田の滝を真上から眺めることができるなんて、滝好きとしては超贅沢なポイントと言える。何段にも分けて流れ落ちる大きな滝。日本でも指折りのスケールの大きい滝だ。目の前には今日、最後に立ち寄る予定の月居山が聳えて見えていた。
滝をしっかり堪能したのち、一気に降り、その滝の上部を目指す。
滝の上部は、水量が少なければ渡渉が可能で、月居山へのショートカットができる。ただし、自分は過去、何度も来ているが、渡れたためしはなかった。
果たして今日はと川面をのぞき込むと、穏やかな流れで川底の石がゴロゴロと水面に顔を出していた。「これならいける!」と、石の頭を踏み外さないよう、ひょいひょいと渡っていく。
角度的に滝が流れ落ちていくところは見えないが、あの大きな滝の上に立っているのだと思うと感無量だ。紅葉した水辺が美しかったので、河原で休憩を入れて早めの昼食とする。
袋田の滝と紅葉にコーヒー。最高の組合せだ。
川を渡って直ぐの尾根から山頂へ向かう。
歩いてきた生瀬富士からのコースが一目できる素敵なコースだ。
生瀬富士には何度も来ているが、月居山へは滅多に登らない。なぜなら石畳の階段地獄が待っているから。気持ちよかった尾根も、山頂手前で観光客向けに作られた階段の遊歩道と合流すと、途端に苦行へと変わる。そもそも、こんなところまで登ってくる観光客はいないのだから、階段整備はいらないだろうと個人的には思う。
急な階段ほど辛いものは無く「ぜぇぜぇ」と言いながら登り切って山頂にタッチ。
と言いたいところだが、月居山は双耳峰の山。本来、月居山というと城跡があったもう一つの頂を指す。ということで、休憩することなく、反対側に延びる石畳の階段を降っていく。
幸い、もう一つの頂は階段もなく普通の登山道なので登りやすい。
難なく頂へ。
城跡と言ってもそれらしい形跡はないが、近くに袋田の滝という名瀑もあり、当時はさぞ自慢のお城だったのだろう。
下山後に、袋田の滝まで足を延ばしてから、駐車場へと戻る。
帰り際に、駐車場の近くで販売していた大子のリンゴを購入。訳ありリンゴが袋に沢山入っていて、たったの500円。超お得だ。
秋晴れの一日。絶景ポイントも全て堪能することができて大満足だった。
























