行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
武甲山一の鳥居の登山者用駐車場利用。無料。簡易トイレあり。トイレ工事のため半分が使えなくなっている
この登山記録の行程
生川一の鳥居駐車場(8:15)・・・18丁目不動滝(9:05) ・・・28丁目先石積場(9:40) [休憩 10分]・・・32丁目大杉の広場(10:00)・・・御嶽神社(11:00) [休憩 15分]・・・武甲山第一展望所(11:20) [休憩 15分]・・・御嶽神社前広場(11:45) [休憩 35分]・・・大杉の広場(12:55) ・・・28丁目先石積場(13:05) [休憩 5分]・・・生川一の鳥居駐車場(14:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
武甲山は秩父のシンボルである。初冬の一日、生川からの表参道を高齢者3人で往復した。快晴に恵まれ頂上からは秩父盆地の上に真っ白な浅間山や赤城山など雄大な景色。風も穏やかで、のんびりとした山歩きを楽しんだ。
表参道には駐車場入り口の鳥居そばの1丁目から頂上の御嶽神社の52丁目までそれぞれ刻まれた石柱が立っているので行程の目安になりありがたい。駐車場から舗装道路を進むとすぐの橋のたもとに2丁目の石柱。最初は舗装道路を進み、14丁目から本格的な山道となり杉の植林帯の中をずんずん登っていく。
18丁目の祠から見上げると立派な不動滝、さらに20丁目には武甲山御嶽神社と刻まれた立派な石碑が立っている。28丁目先の苔むした小さな社の裏に、新しく石積場が設けられていた。頂上の御嶽神社で願いをかいた感謝石(石灰岩の小片)をここに積んで祈るとのことである。
32丁目の大杉の広場にはベンチがあり好休憩地。48丁目を過ぎるとやっと杉の樹林帯もまばらになり51丁目で御岳神社前広場の一画、シラジクボ・浦山口方面の分岐に到着する。
御嶽神社の横を右手に回り込み展望台に向かう。正面の小さな展望台には鉄の扉があり、目の前まで石灰岩採掘場の階段が伸びていた。林の中を西に進むと山頂標識が立つ第一展望所。鉄製の柵の先はすぐ採掘現場で階段状に削られた山肌が痛々しいが、ここからの展望は申し分なかった。両神山、浅間山、榛名山、赤城山、さらに東には筑波山と名だたる山々が一望のもと。眼下には秩父盆地、そして盆地を囲む山々の外側には群馬から埼玉にかけての関東平野が広がっていた。
御嶽神社前の広場に戻り陽だまりを探してゆっくり昼食。すっかり葉を落とした木々の梢の間から新雪をまとった奥秩父の山々がのぞいていた。
同行した一人は58年ぶり武甲山と話していた。15歳のその日、頂上の印象は憶えていないが、麦畑と雑木林の中を登り鍾乳洞に降りたことだけが記憶に残っているそうである。おそらく今は採石のため廃道となった秩父市の羊山公園付近からの裏参道を登り、浦山口へ降りたのだろう。セメント材料の石灰岩採掘で日々その姿を変えている武甲山、以前その山頂は1336mだったが、山頂が削られ今は1304mになっている。生川からの表参道は今も昔の面影を残しているが、これからどうなっていくのだろうか。
フォトギャラリー:22枚
一の鳥居の駐車場。半分はトイレ工事のため使えなくなっている
この橋を渡っていく
橋のたもとに立つ2丁目の石柱
いよいよ登山道。14丁目
18丁目の祠。隣に水場あり。頂上のトイレのためのポリタンクのぼっか依頼あり
不動滝
20丁目。立派な石碑あり
28丁目先の苔むした祠
石積場。願いを書いた石灰岩の小片が積んである
杉の根元の石仏
大杉の広場
35丁目の石柱
武甲山御嶽神社
願いを書く感謝石記帳所
第一展望所。山座案内板あり
山頂
眼下の秩父盆地
浅間山
榛名山
赤城山
シラジクボ・浦山口方面の分岐




