• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: R411大菩薩ラインの落合橋横の小道へ。道なりに進み途中高橋と一ノ瀬高原への分岐標識を一ノ瀬高原へ折れ、その先の林道を進んだ先に作場平駐車場あり

この登山記録の行程

作場平(07:35)・・・笠取小屋(09:40)・・・小さな分水嶺(09:55)・・・笠取山(10:20)[休憩 10分]・・・水干(10:55)・・・作場平(12:40)

コース

総距離
約9.4km
累積標高差
上り約820m
下り約820m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

<当日の山行ビデオです>
https://www.youtube.com/watch?v=9CM6J3llcAg

今日は奥多摩の更に奥へ行ってきました。山梨県は甲州市の笠取山です。奥秩父ですね。作場平の登山口からの往復で歩いてきました(途中水干立ち寄り)。
普段の生活ですぐそばに多摩川があるので、その最初の一滴が流れ出る水干はいつか訪れたいと思っていました。数日前にふと「日曜に行けそう」と思い立ち、行ってきた次第です。

午前3時に自宅を出発して道の駅たばやまに6時到着しました。登山口に続く林道には明るくなってから入りたいので、6時30分まで休憩してから移動再開しました(この日の日の出は6時8分でした)。普段丹波山まででさえ奥まった所という印象なのにさらにその先へ行くというのだけでもドキドキしちゃいますw

青梅街道から細い道に折れると一気に心細くなりました。路面凍結に気を付けながら進んでいき、さてようやく一ノ瀬林道に入っていくと、あっちもこっちも雪と凍結だらけという状態でした。凍結部分を通過する際のギアはローとセカンド、エンブレ活用でゆっくり進みます。
私は花粉対策で鼻炎薬をのんでいてその作用で口の中が乾くんですが、この時の緊張感も合わさって、登山口の駐車場に着いたときには口の中がカラカラでしたw
駐車場についてみると、既に3台停まっていました。そして私が準備をしている所に1台やってきて、計5台という状態。

7時40分にスタートしました。のっけから凍結だらけで、すぐにチェーンスパイク装着ですw
登山口付近は広々とした森林で気持ちいいですね。何となくですが、同じ奥秩父の金峰山のみずがき山荘登山口付近とイメージがダブりました。
以前より笠取山の動画を色々つまみ食いで見ている中でいいなと思っていたことで、沢を木橋で渡って歩くシーンがあってそれが羨ましかったです。今日自分もそれが出来て良かったですし、渡りながら水面を眺めたり水流音を聞いていると、何とも言えない幸せな気持ちになれました。

その先は尾根に乗って、一休坂を笠取小屋傍に出るコースで進みました。道標では急坂と書かれてましたが、ゆっくり歩けばさほどのキツさはありませんでした。
森の中を静かに歩けて良かったです☆
その先でコンコンコンと何かを打ち付ける音が静寂の中に響いていて、耳を澄まして音のする方を見るとキツツキを発見できました。

図(※1)の部分を迎えると、それまでまばらに凍結があった程度から一変して、どっさりと雪が残っていました。「コレ、いつになったら溶けるんだろう?」というほどに残っています。

そしてその先が、個人的にメッチャ面白い区間でした。道が沢筋に近づくにつれて雪も脛の高さまで残っていました。トレースをありがたく使わせてもらって辛うじて進めますw
が、、、図(※2)の沢筋がいくつも合流する地点まで来ると、トレースがあちこちとてんでバラバラな方角に走っていて、歩いた人の迷い?が現れているようでした。
さて私はどこを歩くかということが問題になりますが、左手の西よりのトレースを見ると谷筋を上り詰めていってますが、それで私も
「、、、え、ナニコレ?(^_^;)」
となりました。

私の見立てが間違っていなければ、この谷筋は地図でルートのついているところの一つ手前です。谷筋に向かってコンパスをセットしたところほぼ真西を指し示しました。となると図(※3)中の赤矢印がソレになります。地図上のルートであれば向きは北西でなければいけないので、それでアレ?と思いました。
この時点で正しい「だろう」方を見ると、それっぽい道は明瞭に見えたんですがすぐ近くの斜面部分に崩れが見えました。つまりこっちも違うということに...

立ち止まって若干考えます...要するにどこかが迂回路になっているハズですがそれがどれかというのが問題で...この段階で、まぁ最終的に分からなくて頂上行けなくても引き返せばいいやという気持ちになり、それじゃあ試しにと目の前の谷筋のラインをたどってみることにしました。
直登なので結構きついですが、10mちょっと上がったところで傾斜がなだらかになり、右脇に控えている尾根の方へ入っていきました。見てみるとピンクテープが随所につけられていて、トレースもテープ間を直線でつなげるようにして先へと続いていきます。
そうしてしまいには尾根をぐるっと反対側へ回り込み、そこにきてようやく私も、このラインがどういう迂回の仕方を考えているのかを理解しました。端的に言って、図(※4)のような道筋になっていました。(雑な書き方でスミマセン)

木橋や誘導ロープも間もなく現れてそれに沿って行くと間もなく笠取小屋に到着しました。9:40、スタートから2時間です。
休憩の必要がなかったのでそのまま進みます。この時点で4名の先行者に合流しました(2人組が2組)。

間もなく見晴らしのいい場所に出て、とても気持ちのいい眺めでした。
ほどなくして小さな分水嶺に到着です。多摩川、富士川、荒川の3方向へ。。。やがてここから大きな流れになっていくことを想像すると、ロマンを感じます...これだけでも今日来て良かったと思いました。

さて先へ進みますが、もう雪が深いのなんのってw一応トレースに従って歩きますが、歩きずらい時は新しく自分で雪を踏みます。上手くいけばそのまま雪面を歩けますがヘンに圧を掛けるとズボッて膝までつかるような踏み抜きをしますw
その様子を自分で撮ってみました(ページ内画像参照)。
正直なところ、ここまでの雪は予想していませんでした。が、先月奥多摩の御前山を歩いたとき以上の雪を味わえてこれは嬉しい誤算でした。私は高山には行かないのでこうやって雪を味わう機会に出会えると嬉しくなります。

その先、段々と山頂直下の壁のような急坂が迫ってきて、いざ登ってみると、それまでの区間でさほどキツイ場面がなかったので体力に余裕をもって上がることが出来ました。
10時20分、山頂に到着しました♪
景色を眺めての感想
「こっこれが奥秩父の実力か!」
なんて思ってみたりw

山頂で食事しようと思ったんですが、風も吹いて寒かったので持参したおにぎりを齧ったらほどほどの所で下り開始です(バーナーは出さずじまい)。この後水干に寄るんですが、後になってみれば山頂の東(登ってきた方と反対)に回り込めば近かったなと。
道標ひとつ手前のタワ部にトレースがあったのでありがたく使わせてもらいましたw(※5)
奥多摩で登山を初めて6年目、ようやく、ずっと身近にあった多摩川の水源を訪れることが出来ました。感無量です。
(´;ω;`)
あいにくと水は出ていませんでしたが、ここからやがて大河となって東京湾に流れ出ることを想像するとロマンを感じずにはいられないです。

もと来た道を戻り、笠取小屋も過ぎてずんずん下山します。登りで道は頭に入っているのでもう大丈夫でした。
そうして12時40分、無事駐車場まで戻って本日の登山が終了しました。
あとは来るときと同じく、路面凍結に気を付けながら運転し、青梅街道(大菩薩ライン)に復帰した時は思わずホッとしましたw
あとはちょっと奥多摩駅前に寄り道してから、帰宅しました。

今日は行きたかった所に行けて満足なのと、あとやはり秩父多摩甲斐国立公園は、森林や渓谷の美しさにこそ素晴らしさがあるなと再確認できた気がします。実際スタートから潤沢な水をたたえる沢の傍を歩く場面が多く、私が奥多摩の川苔谷を初めて歩いたときのような心地よさが思い出されました。
ひるがえって、そういう性質を持っている奥多摩というお山エリアがますます好きになれた気がする今回の山行でした。
(^o^)

続きを読む

フォトギャラリー:28枚

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 登山靴
バックパック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 カメラ
登山計画書(控え) ツエルト 健康保険証 医療品 熊鈴・ベアスプレー 行動食

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

笠取山

笠取山

1,953m

関連する登山記録

関連する山岳最新情報

よく似たコース

笠取山 山梨県 埼玉県

作場平から、多摩川水源の山・笠取山へ 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
5時間10分
難易度
コース定数
22
笠取山 山梨県 埼玉県

山ノ神土から山腹の道・水干を経て笠取山へ登り、作場平へ 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
6時間40分
難易度
コース定数
33
笠取山 山梨県 埼玉県

唐松尾山から笠取山へ縦走 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
7時間20分
難易度
コース定数
31
登山計画を立てる