行程・コース
天候
快晴微風、午後から雲沸く
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
やまぼうし駐車場(無料、トイレ・更衣室あり)
車道は凍結なし
この登山記録の行程
かもしかリフトトップ(9:15)・・・位ヶ原山荘分岐(10:16)・・・肩ノ小屋口(11:02)[休憩 6分]・・・肩ノ小屋(11:38)[休憩 17分]・・・朝日岳(12:38)[休憩 3分]・・・蚕玉岳(12:49)・・・乗鞍岳(剣ヶ峰)(13:01)[休憩 20分]・・・位ヶ原(14:10)[休憩 30分]・・・位ヶ原山荘分岐(14:59)・・・リフトトップ(15:27)・・・やまぼうし駐車場(16:05)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
積雪期の乗鞍岳はこれまで2回、厳冬の暴風やガスを前にいずれも剣ヶ峰に届いていない。まん防が明けてすっかり春山の乗鞍岳を再び目指す。
かもしかリフトトップからのツアーコースは雪がやや柔らかくチェンスパに瞬く間に団子が付くが、踏み抜きもなく歩きやすい。山荘分岐の先の急斜面を登って位ヶ原に出る。強風地帯だが全くと言っていいほど風がなく、青空に映える雪原はカリカリでチェンスパがよく効き、ガスと強風と新雪の洗礼を受けた1月の半分の時間で肩ノ小屋口着。肩ノ小屋までトレースばっちりなのでチェンスパのまま進む。
11:30過ぎに肩ノ小屋着、登頂のタイムリミットは14時としているから、今回は剣ヶ峰に届きそうな期待が高まる。小屋前で12本爪アイゼン、ピッケル、ヘルメットを装着し、朝日岳に向かう。雪面はモナカで頻繁に軽く踏み抜くのに若干難儀するも、氷化してスケートリンク状態の厳冬期と比べれば危険は少ない。天気予報どおり、お昼前から飛騨側に雲が沸き山頂もガスに包まれるが、風がない割りに頻繁に流れて朝日岳山頂では指呼の距離に剣ヶ峰本宮のお社が望める。
コルまでわずかに下って蚕玉岳を越えると、剣ヶ峰への最後の登り、鳥居を潜って遂に積雪期の剣ヶ峰山頂に立つ。雲で遠望は利かないが、乗鞍のピーク達や雪に埋もれた権現池、エビの尻尾をまとった鳥居など、ようやく立った山頂からの景色は感慨もひとしおだ。
蚕玉岳と朝日岳のコルから位ヶ原に向かう。下から見上げた時に朝日岳の斜面に筋状の凹凸があり、まさか雪崩デブリ?と思っていたが、近づいてみるとそこは大シュカブラ地帯。ここだけシュカブラが発達するなんて風の通り道とは不思議なものだ。あっという間に下って位ヶ原でランチ休憩、流石に空気は冷たいが相変わらず風もなく日差しが暖かで、食後のお汁粉まで飲んでまったりする。その後ツアーコースから圧雪のスキー場脇を歩いて16時過ぎに駐車場着。終日穏やかな最高の春山日和だった。
フォトギャラリー:11枚
位ヶ原山荘分岐の手前
位ヶ原、カーブミラーのポールで積雪量チェック
肩ノ小屋への登り
朝日岳から剣ヶ峰
剣ヶ峰
本宮越しに朝日岳
剣ヶ峰を振り返る
権現池
朝日岳斜面大シュカブラ地帯
雲がダイナミック、雪面がテカっているが氷化はなし




