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浦山からの小持山、お腹一杯のアカヤシオ

高ワラビ尾根、小持山、大持山、妻坂峠( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

タクシー
その他: 往)西武特急ちちぶ61号にて西武秩父駅、西武秩父から茶平入口までタクシー(3,220円)
復)(武甲温泉立ち寄り)横瀬駅

この登山記録の行程

茶平入口(寄国土隧道南出口)(8:05着/8:10出発)-茶平三叉路(8:32)-タワノネ(8:54/9:02)-高ワラビ尾根合流点(9:55/10:10)-覗き岩(11:13/11:23)-小持山山頂(11:44/11:50)-雨乞岩(12:15)-大持山(12:33)-妻坂峠分岐(12:38)-妻坂峠(13:20)-一の鳥居(13:53/14:02)-横瀬駅(15:16)

コース

総距離
約14.6km
累積標高差
上り約1,151m
下り約1,324m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

秩父浦山の茶平から高ワラビ尾根に乗って小持山を歩いて来ました。開花状況に不安があったアカヤシオはタイミングと天気が嚙み合って、これ以上無いコンディションで楽しむことが出来ました。

≫武甲山の下山途中に眺めた新緑の高ワラビ尾根の美しさが忘れられず、登るならこの季節と決めてから彼これ5年越しの念願を叶える計画です。

本来なら橋立橋西詰の尾根の末端から取り付くところですが、近頃緩めの山歩きばかりの鈍った身体では不安がありましたので、悩んだ末に浦山郷茶平からのショートカットコースとしました。
このルートは守屋さんの奥武蔵登山詳細図に「タワの尾根コース」として記載されており、二週間前に与一さんが武士平経由で歩かれた山行記録も参考にさせて頂きました。

タワノネのコルから小一時間の急登で高ワラビ尾根に合流します。
高ワラビ尾根の様子を確かめようと少し戻ってみると、露岩の急斜面にアカヤシオが咲いていて一気にテンションが上がります。足元の急斜面と尾根の下部に連なるドッケを見て、今日のショートカットは正解だったと得心しました。

高ワラビ尾根の南面は切り立つ断崖で、そこに咲くアカヤシオはまさに高嶺の花の装いでしたが、小持山の稜線に出るとアカヤシオの背も低くなり満開の花の垣根の中を歩いている様な感じになります。
あるとは聞いていましたが、まさかこれ程のアカヤシオが見られるとは思ってもいませんでした。

人間とは勝手なもので、アカヤシオを満喫し尽くすと「アカヤシオはもういいからイワウチワでも咲いていては呉れまいか、、、」などと思いますが、残念ながらイワウチワを見つけることは出来ませんでした。

本日の総歩数32,436歩、歩行距離21.8km、消費カロリー1,405kcal、脂肪燃焼量100g也。

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フォトギャラリー:50枚

(参考)橋立橋を渡った先にある高ワラビ尾根の末端取り付きです。タクシーを停めて貰って撮影しました。

寄国土(イスクド)隧道の南出口が茶平入口です。タクシー代は3,220円でした。

茶平に向かう細い林道を登って行きます。

茶平の三叉路。茶平集落に限らず、浦山の上郷道沿いの集落は無人となって久しく廃民家が点在しています。

林道も荒れています。

タワノネのコルから尾根に取り付きます。コルの南に下ると唯一民家のある武士平です。

しっかりとした急登が続きます。

途中の露岩帯は中央突破出来ます。

「五色岩滝経由武士平」の道標あり。

コルから小一時間で高ワラビ尾根に乗りました。

合流点北側の露岩の急斜面にアカヤシオを見つけて思わず歓声を上げてしまいました。

両神山が見えています。

尾根を進むとカタクリの群生にも遭遇。

枝尾根の崖斜面にアカヤシオが点在しています。(後ろは武甲山)

薄桃色の花

尾根の南面は崖になっていてアカヤシオには近づけません。

濃いピンクの花も、、、

覗き岩で長澤背稜を眺めながら至極の小休止。

さて、シロヤシオは何処にしましょうか~?

武士平に下るという超年配さんのグループと擦違いました。無事に降りられたかな???

縦走路合流地点にて、武甲山とアカヤシオ

小持山山頂は満開のアカヤシオに囲まれていました。

花のタイミングが心配でしたが、今回はどんぴしゃりだったようです。

恐らく、金曜日に気温が上がって一気に咲き出したのでしょう、、、

空も晴れ上がって、またとないアカヤシオ日和となりました!

未だ蕾もありました。

散り落ちた花は未だ僅か

伊豆ヶ岳方面

小持山から大持山の間の稜線はアカヤシオだらけで、お腹が一杯です~

大持山の手前の雨乞岩の大展望

今日登って来た高ワラビ尾根です。

本日一番美しく咲いていた花~

大持山の山頂の眺めは50点。カタクリがちらほらと咲いていました。

妻坂峠への分岐点の展望

妻坂峠まで一気に駆け下ります。

青葉が美しく。。。

コバイケイソウの緑も新鮮です。

小持山の稜線

山桜も賑やかです。

妻坂峠からは一の鳥居方面に下りました。

畠山重忠も越えたという峠道です。

一の鳥居に下山しました。

お久し振りのオオカミ像

後は横瀬まで長い車道歩きです。。。

採石工場のダンプが行き交い埃っぽいのに閉口します。

昔の姿を想像してみます。。。

奥武蔵はすっかり初夏の色合いです。

5年振りの武甲温泉で汗を流しました。

武甲温泉の鯉のぼり
もう直ぐ端午の節句ですね~。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 ナイフ 修理用具 健康保険証
ホイッスル 医療品 虫除け ロールペーパー 行動食 テーピングテープ

みんなのコメント

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  • ガバオさん、一の鳥居から横瀬までの長い車道歩きお疲れ様でした(冗談です)

    てんてんさんのレポで大持山小持山辺りにアカヤジオが群生していることを知ったばかりでしたが、まさかこれ程とは!!タイミングもバッチリで目の保養になりました。お見事です。
    超年輩のハイカーでも賑わうのも道理ですね。
    取り付きも目から鱗です。茶平といえば、浦山のフクジュソウの時もここからでしたよね?

  • ガバオさんこんにちは
    アカヤシオ的中でしたね。この辺を時々うろつきますが花を意識した事がなかったです。もったいなかったと反省しました。シロヤシオは偶然遭遇した那須の南月山周辺が印象的です。ミネザクラとアカヤシオもあるのですがシロヤシオより少し早くて見逃しました。2018年6月4日でした。いつか見たいと思っています。

  • take3さん、こんにちは。

    高ワラビ尾根自体が以前からの念願だったのですが、よく考えたらアカヤシオと組み合わせれば良いことに気付いて、今回念願を果たして来ました。
    尾根の末端から取り付くことも考えましたが、茶平迄お金で解決してしまいました!(笑)→半分が花目的と思えばこれが正解でした!

    アカヤシオがこれ程あるとは思っておりませんでした。裏年説が見事に外れたのも嬉しい誤算でした。(笑)
    マイカー登山なら一の鳥居から周回すれば良いのですが、電車組にとってはアプローチの長さが鬼門ですね。

  • 与一さん、こんにちは。

    2週前の与一さんのレコのお陰で、今回見事にタイミングを合わせることが出来ました。花のタイミングは難しいので本当に感謝感謝です!!
    与一さんに倣ってタワノネから取り付いたのも正解で、もし尾根の末端から取り付いていたら、花を楽しむ余裕もなかったに違いありません。

    GW近辺はこの2年間ステイホームだったので、3年振りのシロヤシオが楽しみでなりません。
    良い情報があればまた参考にさせて頂きます!

  • ガバオさん、こんにちは。

    アカヤシオは群馬県に多いようですが、奥武蔵では大持山周辺が有名ですね。
    ただガバオさんも書かれているようにアプローチの長いことがネックです。
    でも、そのためにタクシーの一人乗りとは見事です・・・。

    シロヤシオですが昨晩のNHK-BSにっぽん百名山によると御岳山奥の院でも見られるとのことでした。 

  • Bergenさん、こんにちは。

    秩父の秘郷と云われる浦山郷は過疎化が進んで、昔はあったというメロディバスの朝便が無くなってしまいました。
    シロヤシオ山行の候補先でもあるので、その際はまた手痛い出費覚悟です。。。(汗)

    御岳の奥の院は近郊でも一番先に咲き出すので、こちらも候補地の一つです。
    3年振りのシロヤシオ巡りに気持ちが湧きたちますが、天気が不安定なのが気になりますね。。。

  • ガバオさん、再び失礼します。
    このレポを受けて標高がもう少し高い熊倉山ならどうだろう?と兼ねてより懸案だった聖尾根から偵察してきましたが、殆ど落花でして、25日がピークでその後の雨で散った感じですね。しかし、ここも相当自生していることは間違いないです。安易には取り付けないとこですけどね苦笑

  • take3さん、こんばんは。
    お~、聖尾根を歩かれましたか!、かなり荒れていて難しいルートだと聞いております。
    このところの風雨で散ってしまったとは残念ですが、間違いなくアカヤシオの宝庫でしょうね。。。
    レコを楽しみにお待ちしておりますね。

  • ガバオさん、高ワラビ尾根歩いてきましたよ。
    取りつきの参考写真は、私も今日タクシーで降りた場所ですが、ここは諸のバス停に近すぎたので、詳細地図とにらめっこして、少し戻ると別の階段があり、そこから登りました。まあ、どこから取りついても上では合流するはずですけどね。ちなみにアカヤシオはまだ蕾でした。気合いが空回りして空振りでした

登った山

大持山

大持山

1,294m

小持山

小持山

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