行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
美しい森(5:10)天狗山(5:50)星山(6:20)扇山(7:05)五輪山(8:10)櫃ヶ山(8:509:15)林道(525m/10:00)美しい森(11:25)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
美しい森のビジターセンターへ上がると管理者は既に不在で、キャンプ場には男の子3人を連れた夫婦が薪を燃やしている。炊事場の水を当てにしていたのだが、「蛇口から虫が出たから、限りなく危険ですよ」と言われて諦め、登山者用の駐車場へ移動してテントを張り、節水して夕食を済ませる。
マイレージの航空券なので、帰り便に乗り遅れないよう早目に起きてテントとシュラフを畳み、東登山口の遊歩道に入って歩き始める。鞍部への巻道を見送って天狗山(前山)を目指し山頂部の笹原を抜けて進むと、朝日を享けた若葉が星山の暗い西斜面上端を明るく縁取り、生気に満ちた初夏の1日の始まりを誇示する。
樹林の下の最高点へ上がって息を整え、鞍部へ下って東西両登山口からの道を合わせ、たくさんの人が踏み固めた奥多摩を思わせる登山道をじっくりと登る。坐骨神経痛の前兆を感じた右足は3日目になっても異常を感じず、「梅雨が明けたら本格的に登れそうだ」と明るい気持ちになる。間も無く登山道の切開きの先に『星山』の道標が見上げられる。一等三角点の立つ山頂は芝草に覆われて清々しく、ほっと寛げて展望も利くが、肝心の櫃ヶ山と縦走路が木陰になって見えない。
一息入れて呼吸を整え、先へ進む。樹林に入って檜林の905m鞍部へ下り、900mコンターに沿って1㎞程歩いて895m鞍部から扇山へ登る。この先は、櫃ヶ山まで尾根の背に道が付いている。刈り払い跡に成長した筍が葉を広げ始めて少々煩わしく感じるが、道は明瞭で道標も整備されて迷うような所は無い。
太陽を遮る大きな木が無くてジリジリと焼かれ、木陰を恋しく思いながら歩く。中間点付近のP946(7:45)には案内図が立ち、木陰で一休みしながら飲料水の残量を見て「何とか間に合いそうだ」と計算する。櫃ヶ山の頂は緑の夏草が瑞々しい開放的な広場になっており、上着を取って汗っぽい体を乾かす。
竜頭ノ滝への道が下山路になっており、少し引き返した875m鞍部から下降に移って沢沿いの道を大庭皿集落跡へ下り、尚も沢沿いに歩いて林道へ下りる(525m、10:00)。舗装道路を忠実に歩いて大杉谷橋(495m、10:50)から登りに転じ、登山口に戻ってキャンプ場で体を拭き清めて着替え、帰途に就く。
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