行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
登山口(6:35)駒の尾山(7:45)鍋ヶ谷山(8:20)船木山(8:45)後山(9:00~15)船木山(9:35)林道(9:55)登山口(10:35)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
三室高原から下りて、明日の後山登頂を目指す。何処から登るか二転三転したのだが、地形図に描かれている三室山から近い千種高原の駒の尾山北方の峠へ上がる道からピストンする計画とする。
『船木山 鍋ヶ谷林道』の道標を確認して「幕営場所を探そう」とさらに上がって行くと、『駒の尾山』の大きな道標が立っており、「地形図の道より、こちらの方が本物らしくて間違い無さそうだ」と考える。スキー場では作業をしておりテントを張るのが憚られるので、少し戻って左へ入ったクリンソウの公園にテントを張る。
駒の尾山登山道は、ダルガ峰の東斜面を緩やかに高度を上げる気持ちの好い歩き易い道だ。静かな大海里峠へ上がって息を継ぎ(7:15)、笹を綺麗に刈り払いした駒の尾山北尾根の緩勾配の道を冷たい北風に押される様にして急ぎ、スチールドアの避難小屋にザックを置いてストーンヘンジを模した(?)石柱群が立つ駒の尾山頂へ上がる。
小屋に戻って一息入れ(8:00~20)、十数年に亘る書き込みのある分厚いノートにメモを残して朝露に濡れた道を後山へ向かう。縦走路は刈り払いされて軽トラが走れる程に広く、緩やかに続いている。風が吹いて雲が多く、日名倉山は見えているものの三室山はすっぽりと雲に包まれている。船木山や後山が、時々雲陰から解放されて逆光に輝く。
鍋ヶ谷山は尾根上のちょっとした盛り上がりで、立ち止まらずに通過する。船木山が近付くと鈴の音が聞こえ、南面のキャンプ場から登って来た父娘が数十m先を歩いて行く。後山の山頂で一緒になり、『岡山県最高峰』や『板馬見(いたまみ)山(兵庫県側の呼称で、兵庫県第三位の高峰)』、『大馬鹿門』の道標を眺めて休憩する。陽射しが少なくて風が冷たく、一息入れて最後となった都道府県最高峰の山頂にお別れして船木山に戻る(9:35)。
「登りを省いて体力を温存し、期待通りに時間も短縮出来たら七種山にも登ることが出来る」と計算して、10m程東寄りの分岐から鍋ヶ谷林道を目指す。夏草の間に明瞭な登山道が続いており、それなりに歩く人が居ると思われる。「200~300m下れば林道だろう」と軽く考えていたのだが意外と長く、500mも下らないと林道が現れない。
小さい道標の立つ登山口が林道のどの位置なのか判らないので、「1時間も歩けば車に戻れるだろう」と予想して行くと、中間点付近で夫婦と擦れ違う。林道の砂利には轍が見え、状態が良いので普通車でも問題無く登山口まで走れそうだ。最後の沢で飲料水を補給して思ったより早く出発点に戻る。
千種高原からダルガ峰を経て駒の尾山から後山への縦走路は中国自然歩道で笹が刈り払いされて歩き易いが、笹原の連続で変化に乏しくて面白味が少なく、期待先行の形になって少しがっかりする。





