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(オッコシ尾根)日蔭名栗山(南尾根)ワンデイハイク

ツバノ尾根、オッコシ尾根、ヤケト尾根、日蔭名栗山、日蔭名栗南尾根( 関東)

パーティ: 1人 (加藤キーチ(モンターニャ) さん )

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行程・コース

天候

雨上がり。陽射しの届く薄曇り→強いにわか雨→晴れ、と変わりやすい天気。

登山口へのアクセス

その他
その他: 電車とバス

この登山記録の行程

(丸ガッコ内は地理院地図の表記、coは標高、地点名称は吉備人出版の「登山詳細図」から)
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08:11~東日原バス停をスタート
08:49~八丁橋
09:16~林道から日原川への下降点〜09:23
09:47~丸太橋を渡りツバノ尾根に取り付く
10:20~ツバノ尾根に上がる〜10:32
10:45~日蔭名栗沢と支沢の出合い=オッコシ尾根取り付きへの下降点
11:43~日蔭名栗沢の目標地点に降りる〜11:53
11:54~オッコシ尾根に取り付く
12:34~co1170m〜12:40
13:20~ヤケト尾根に合わさる
13:48~石尾根に上がる
13:52~日蔭名栗山〜14:27
15:21~モクボ谷の林道に下りる
15:58~峰谷バス停
16:30~峰谷橋バス停フィニッシュ

コース

総距離
約19.4km
累積標高差
上り約2,750m
下り約2,842m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

チャレンジ2回目でツバノ尾根から日蔭名栗沢の目標地点に降り立つことができ、オッコシ尾根を歩き通すことができた。
その末端は両脇が滝。非常にドラマテックな迎え方をしてくれた。決行して良かったなあ。
天気が良いだの悪いだの言っているヒマがないので雨上がりに当たったが、そのため「かなりオモロイ山行」になってしまった。
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〇 山行の概略
林道日原線から日原川に降りるのがまず悪く、続いて小尾根の末端に取り付いてツバノ尾根に上がるのが難しく、さらにツバノ尾根上から日蔭名栗沢に降るのが厄介。もうひとつ、オッコシ尾根の出合いの滝を高巻くのも難所に挙げて良いだろう。人の歩かない奥多摩の尾根をあれこれ歩いているが、取り付きがこれほど厄介な尾根はそうそうないと思う。
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〇 ツバノ尾根から日蔭名栗沢への下降
前週に3回下降を試みて失敗し、今回メドをつけて降ったルートは「当たり」だったわけだが、下降する途中で径の痕跡に出合ったのにびっくりした。九十九をきっているから獣道ではなく人が行き来した跡なのはハッキリしている。また、水流に近いところで上流に向かう山腹道を横切りもした。日蔭名栗沢を遡行したtake3さんによれば「もっと上流にワサビ田跡があった」とのことだから、ワサビ田へ向かう仕事道かもしれない。峰谷の奥集落と天祖神社(天祖山)を繋いでいたというツバノはなんとも謎が多く、奥の深さを感じる尾根だ。
九十九の径路も最後は小さな崩落をおこして難所になっていた。細引きでもあれば問題なく沢に降りられるのだが、「ハイカーはロープを使わない」をモットーにしているのでややこしい降りかたをした。
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〇 日蔭名栗山南尾根
やや傾斜がある点を除けば難しい所はなく、短時間で林道(と人家)に降りることができる。ただし下降に使う場合はやはり「尾根間違い」をおこしやすいと思う。はじめて降りた今回、GPSで位置をとり二回進路を修正した。
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(了)

続きを読む

フォトギャラリー:45枚

1.
東日原バス停をスタート。書き忘れていたが、東日原も御嶽駅も、冬の間にウオッシュレットになっている。

2.
八丁橋。水たまりと、釣り人の車が多い。

3.
林道から日原川への下降点。

4.
ツバノ尾根は雨の日に歩いたこともあるが、「降り出しを歩く」より「たっぷり降ったあとを歩く」ほうが全然滑る。丸太橋に降りるまでが、すでにかなり慎重になっている。

5.
渡り終えたあと。2週続けて、ぺったんぺったんと「またいで前進」するのは妙な気分。

6.
日蔭名栗沢とツバノ尾根末端。正確には「尾根末端の東面の小尾根」だが。

7.
ツバノ尾根に上がり、まず最初の難所を終える。右から上がってきた。
ヤブ山登山は木の根に頼る場面が多いが、この日は手はかけられても足をかけられない。無事に「スタート地点に立て」てホッとする。

8.
先週は3回日蔭名栗沢への下降を試み、いずれも失敗したツバノ尾根上から。4回目はこの小尾根を降ることにし、しかしすぐに進路を西に振っている。じっさいには10m先から降ったことになる。

9.
つかまるものが多くて助かるな、の降り。

10.
振り返って。

11.
傾斜はあるが、幅もあるからなんとかなる。

12.
このあたりで「径の痕跡」を感じる。いやあ、びっくりした。

13.
前の写真から続く「らしい道筋」を九十九に降っていて、出合った踏み跡。振り返って。どうみてもクマのものではない。クマは九十九に降らないだろうし。

14.
日蔭名栗沢の目標地点にドンピシャリで降る直前、あと30m。だがここからが小さな崩落跡、ファイトー!いっぱあーつ!的シーンが1回。

15.
降りた。GPSで位置をとり、両滝に挟まれた先端がオッコシ尾根の末端であることを確認し、ひどく感激している。

16.
工夫なく横位置で。滝を登らないとオッコシ尾根に取り付けないのは気づいているが、アタマの一部の「冷静な気づき」を押しのけ、満足に浸っている。

17.
A~Cが前週に下降を試みて失敗したルート、Dが今回うまくいった「踏み跡あり」のルート。

18.
下流方向。

19.
さて、冷静さを取り戻して滝を観察する。右が本流、左が支流。本流の右を少し巻けば滝の落ち口に上がれるじゃないか、と取り付くが、ランニングシューズがツルリと滑った。滝の周辺は水しぶきで常に濡れている、のだったな。仕方なく戻り、

20.
大高巻きを開始する。下降した小さな崩落を少し這い上がり、立木を頼りにトラバース。

21.
大高巻き中。

22.
滝の上に出た。

23.
その時の足元。冷たくもないし浸かって良いや、の気分。ただし浸かるならフィルムなしのシューズにすべきだった。ゴアテックスだとそのあとの水はけがよろしくない。

24.
日蔭名栗沢本流の上流、左がオッコシ尾根末端。

25.
日蔭名栗沢支流の上流、右がオッコシ。

26.
オッコシ尾根歩きはじめ。

27.
co1030、小尾根と船窪地形のなかをルートを探しながらの登り。取り付きからかなり東寄りに上がったようだ。危険個所はない。

28.
co1080。

29.

30.
co1180付近、回りこんでくるうっすらとした道型を感じたので撮った。ヤケト尾根の巡視路と標高的には一致するが。

31.
おなじ場所で、右方向。葉の間から道型の平坦が見えたような気がして。

32.
co1210。

33.
co1280。

34.
立派な倒木が多かった。co1320。

35.
co1350。

36.
co1480。

37.
ヤケト尾根と合わさった。co1525、赤テあり。

38.

39.
石尾根に出る。

40.
日蔭名栗山。

41.
山頂からわずかに西の、崩落地の土留めに腰かけてお昼ご飯。

42.
崩落地からまっすぐ南尾根を降る。

43.

44.
きょうも無事に通してくださってありがとうございました。

45.
峰谷バス停。時間があるので峰谷橋バス停まで歩く。

すべての写真を見る

装備・携行品

【その他】 ラ・スポルティーバのウルトララプターⅡレザー。タイツにモンベルの半ズボン。モンベルのメリノウール薄手、ペツルのヘルメット、ブラックダイヤモンドのフルフィンガーグローブ。ザックはロウアルパインの25リッターにモンベルのギアホルダーを外付け、ココヘリ発信機・ヘッドランプ・スマホ(カメラ+GPS)・バッテリー充電器と予備電池・ココヘリ発信機・雨具・ロールペーパー・替え手袋。キャメルバックのハイドレーションに水1.5L(下山後残量0.3)・コッペパンみっつ・非常食。下山後の着替え一式とサンダル。スタート時重量7.5kg。

みんなのコメント

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  • モンターニャさん、2度目にして完全踏破おめでとうございます。私も今日日陰名栗沢を溯行してきました。
    オッコシ尾根の末端は恐らくここだろうと思っていたのとピッタリでした。しかし、どうやって下り立ったのか、私には想像もつきません。
    日陰名栗沢ですが、一番悪かったのは日原川本流への下りと丸木橋?の渡渉でした笑

  • take3さん
    お疲れさまでした!
    そうか、日陰名栗沢に入渓するにはあそこを降って渡るんですね(笑
    地味~に嫌らしくて、いつも緊張しながら通過してます。

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