行程・コース
この登山記録の行程
河原坊(03:30)・・・小田越(04:01)・・・五合目・御金蔵(05:09)・・・早池峰山(05:54)[休憩 12分]・・・五合目・御金蔵(06:31)・・・小田越(07:25)・・・河原坊(07:55)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
午前3時30分河原坊の駐車場からヘッドランプの明かりを頼りに登山を開始しましたが、フルムーンの月明かりと既に天文薄明が始まっていてランプはすぐに不要となりました。登山口の小田越までは舗装道路を登って行きます。途中から左側の樹間に早池峰山の山容が垣間見えるようになり、胸が踊り高揚感に包まれます。
登山口の小田越には30分ほどで到着し、既に体は汗ばんでいて、ウオーミングアップにはほどよい距離と時間でした。ウインドブレーカーを脱いで全長100m程の木道を進むと小石混じりの登山道へと変わります。一合目の手前からは大小の蛇紋岩が混在する登山道になります。同じ蛇紋岩でも至仏山の蛇紋岩はよく滑りましたが、早池峰山の蛇紋岩はほとんど滑りません。
高度を上げると荒々しい山容の早池峰山の岩峰が近づいてきます。振り返れば西側の盛岡方面は一面の雲海です。東に目を転じると遠野盆地から三陸海岸に至るまで同様に厚い雲海の下でした。五合目の御金藏まで登ると南側の薬師岳(1845m)が低く見えるようになりました。
コース終盤のスチール梯子は思っていたよりも傾斜が緩く難なく通過して、剣ケ峰分岐の尾根に着きました。ハイマツの中の木道を進み、門馬コース分岐までの間、残雪はありませんでしたが、山頂直下の東側に広い残雪がありました。
梅雨入り前の晴天を狙って遠征した甲斐があり、ほぼ快晴の山頂からは素晴らしい眺望が得られました。鳥海山をはじめ遠方の高峰が雲海から顔を出してその威容を見せてくれました。貸し切り状態の山頂からの眺望を暫くの間堪能してから下山の途につきました。

























