行程・コース
天候
☁/☀ 微風 7℃
登山口へのアクセス
その他: 桧枝岐村御池駐車場で車中泊
この登山記録の行程
御池入口Ⓟ5:20→登山道分岐5:22→広沢田代6:27→熊沢田代7:45→8合目8:48→爼嵓9:19→柴安嵓10:07→爼嵓10:45→11:16ミノブチ岳(お昼)11:53→尾瀬沼分岐14:09→14:30尾瀬沼ビジターセンター14:45→大江湿原15:00→沼山峠15:45⇒シャトルバス15:50⇒御池Ⓟ16:07
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
昨夜は大荒れでした‼ 夕方は夕焼けだったが、就寝中は車が揺れる程、風が吹いた。4時ごろ起きだすと若干風が弱くなってきて、出発頃にはやや強風位でした。
入口から木道を下ると、登山道分岐があり早速ミズバショウが迎えてくれた。登山道はゴーロ道が上へ伸びている。沢筋のゴーロを詰めて行くと残雪だ。残雪とゴーロが代わるがわる続き、やがて最初の見所、広沢田代へ到着だ。入り口にシャクナゲが群生しピンク色が覗いている。津山より2か月遅い開花だ。ミズバショウとショウジョウバカマが、ガスに覆われる枯れ色湿原の彩…(@_@)‼ イワカガミとイワナシやバイカオウレン?も出番を迎えたようです。
池塘が何段も続き、田代の名が納得できる景観です。理屈は有るのでしょうが、自然の作り出す地形は実に不思議です‼
再びゴーロの道筋を登り、残雪薮と格闘を経て熊沢田代へ、まだガスは晴れないが回復の兆しが見えてきた。7:45分熊沢田代通過です。2時間強登って来ました。
藪漕ぎや段差の大きいゴーロ道に難儀を強いられた登りでしたが、ここから先は、残雪上の道が続いていました。
雪渓を2度横断し、高度を上げます。先行者から迷いませんでしたかと問われ、我々も何度かルートロスしていたので、この時季特有の登頂模様なのだと納得出来ました。
8合では近くにルート案内板が倒れていて、迷い易いポイントの様だ。雪渓を詰めハイマツの間を登ると岩場の先に山頂がありました。2等三角点「爼嵓」登頂です。
歩き始めて4時間、やっと山頂へ着きました。尾瀬側から幾人も登山者が到着されます。山頂は2方向から登った登山者でにぎわっている。山頂祠にお賽銭を上げて初登頂を感謝。ちょうど青空が覗き始め、向こう側の柴安嵓も見えてきた。
雲間から、尾瀬沼・日光の山々が望め、思わず絶景~と感嘆させられた。そして遠くに富士山…‼
しばし絶景探訪…その後、今日の核心部柴安嵓へ向かいます。燧ヶ岳の山頂標は柴安嵓へ立っている。しかし山頂手前に残る残雪の壁が難関。
笹や雪を掴んで四つん這いで100m程の難関へ挑みます。連れも気丈に付いて来る。
ま、滑落してもハイマツの上で止まり、擦り傷くらいで済みますが、現場に臨むと恐怖心が先立ちます。
緊張しながら直登・トラバース・直登と這い上がって、やっと山頂岩場へ着きました。
そして山頂へ…\(^o^)/ 素晴らしい絶景が広がっていました。西側に広い山頂は、眼下に尾瀬ヶ原、その向こうに至仏山・・・‼
尾瀬ヶ原の西側に聳える至仏山は、7年前に群馬側から尋ねて以来の御対面です。
連れに、持参のウイペット(ピッケルストック)を渡しクライムダウンを教え、爼嵓へ帰ります。
管理人も連れも途中で1度ずつミニ滑落したが、なんとか鞍部へ下りました。
下に薮が出ていなかったら、たぶん登頂は諦めたでしょう。
雪解けを待った甲斐がありました。再び爼嵓から下ります。長英新道を下り、ミノブチ岳へ到着。振り返ると爼倉の雪渓が美しく仰げます。お山の景色を愛でながら、ここでお昼にしました。
長~い長英新道は尾瀬沼分岐まで2時間半のCT(コースタイム)。加えて残雪の踏み抜き注意で+α… 早速、連れは踏み抜トラップへ摑まり悲鳴を上げています。
結局尾瀬沼へ降りたのは2時過ぎ、2時間20分程で歩いていました。沼沿いをビジターセンターへ向かいます。ビジターセンターで用足し、長蔵小屋売店で記念手ぬぐいをゲット、最後の目的へ転進。
沼山峠に向かう途中に大江湿原は広がっている。ちょうど咲き始めたミズバショウの群落が何カ所も見られます。白い花が転々と、芽吹き始めた萌黄色の中に群落の在りかを示している。やってきた甲斐がありました…\(^o^)/苦しい登山後に素晴らしい癒しを与えてくれました‼
そして快適な木道を通って、沼山峠へ無事下山。ちょうどシャトルバスが出るところ、待ち時間無しで沼山峠休憩所から御池へ帰れたのもお山の御褒美でしょう・・・(^_^)v
詳しいレコはブログいずみやまでどうぞ
https://izumiyama-ogawa.blogspot.com/2022/06/202261213.html
フォトギャラリー:29枚
駐車場奥の登山口
登山道分岐を燧ヶ岳へ
残雪とゴーロの登山道
ミズバショウが咲く広沢田代
シャクナゲが咲いている
池塔が重なる広沢田代
ミズバショウが綺麗
イワカガミとバイカオウレン?が咲き始め
熊沢田代到着
雪渓が続く
8合目到着
爼倉登頂
尾瀬沼が見えだした
富士山も見える
柴安嵓へ向かう
尾瀬ヶ原と至仏山を背景に登頂記念
尾瀬ヶ原と至仏山
日光白根山方向
ミノブチ岳へ向け下山
ミノブチ岳から爼倉と会津駒
長英新道は長~い下り
尾瀬沼分岐へ下山
タテヤマリンドウ
木道を尾瀬沼ビジターセンターへ向かう
尾瀬沼から燧岳
大江湿原のミズバショウ群落
こちらは水辺の群落




