行程・コース
この登山記録の行程
高原ハウス(09:30)・・・キスゲ平・・・丸山分岐(09:57)[休憩 3分]・・・赤薙山(11:05)[休憩 8分]・・・赤薙奥社跡(11:59)・・・一里ヶ曽根独標(12:41)[休憩 4分]・・・女峰山(13:46)[休憩 28分]・・・唐沢避難小屋(14:38)・・・黒岩(15:34)[休憩 3分]・・・行者堂(17:05)・・・滝尾神社(17:10)・・・二荒山神社(17:35)・・・西参道バス停(17:50)・・・東武日光駅(18:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
梅雨明け間近な快晴の土曜日、公共交通機関利用で女峰山を周回登山。
抜けるような青空の下、日光駅からバスで霧降高原へ向かう。霧降高原の1445段の階段は息があがるが、咲き始めたニッコウキスゲと高原の風が癒しだ。丸山分岐から展望のよい尾根道を登り、樹林帯に入って木の根の張った急登を越えると鳥居とお社の立つ赤薙山。
奥社跡までは小さなアップダウンを繰り返す。登山道脇には白いイワカガミが満開。標高を上げると今度はピンクのイワカガミが一面に。奥社跡から一旦緩やかに下って50mほど登り返すとしばらく平坦な石楠花回廊、今は花季を過ぎわずかに咲き残るのみだが、シーズンは圧巻だろう。
一里ヶ曽根で女峰山を間近にとらえ、残り1時間ほどの登り。途中はザレやガレの急斜面、ロープのかかる岩場があり、落石に気を付けながら進むと、360°大展望の女峰山山頂。眼前に帝釈山、小真名子山、大真名子山、男体山、離れて日光白根、奥に残雪の至仏、燧、会津駒、眼下には日光の街。沸き上がる雲が夏の訪れを感じさせる。絶景ランチはテルモスのお湯でカップ担々麺。日差しは暑いが風が涼しいので温かい食事が丁度良い。
14時を回ったので二荒山神社に向けて下山開始。唐沢避難小屋までの間にあるガレ場の急斜面はザレに乗った浮き石だらけでかなり慎重に足場を選ぶ。崩落地が多いのはこの山域の特徴だろうが、ルート上で針葉樹から広葉樹の森、急に開けて笹の草原になったりと、植生が多様で面白い。遥拝岩で雲竜渓谷の対岸に大崩壊地を眺め、やや登り返すと黒岩。ここから八風までは爽やかな笹原の道だ。八風からはやや単調な笹藪で、ところにより首あたりまで繁っているので掻き分けながら進む。幸いルートは明確で足場も良いが、山ビル注意とのことであり、雨の日や朝露の中ではツラいだろう。林相が杉林に変わると行者堂はもうすぐ。
思ったより早く下山できたので、女峰山の女神を祀った滝尾神社でお参りしてから、日光らしい石畳の杉並木を二荒山神社に下る。日暮れ前で人気も疎らな境内を漫ろ歩き、青葉に映える神橋を眺めてから、街道をのんびり駅に下った。
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霧降高原、天国への階段
ニッコウキスゲが咲き始め
赤薙山への伸びやかな尾根
見晴らし抜群
赤薙山山頂
白いイワカガミが溢れるように咲く
石楠花は咲き残り
一里ヶ曽根を過ぎ、女峰山へ
女峰山山頂
女峰山山頂から小真名子山、大真名子山、男体山、右奥に日光白根
女峰山山頂から帝釈山、奥に至仏、燧、会津駒
ツガザクラ
女峰山下りのガレ場はかなりガラガラ
明るい針葉樹の森や、
開放的な笹原や、
広葉樹の森と、植生が多様
遥拝岩のコル
一里ヶ曽根尾根方面の大崩落斜面
八風
笹原をひたすら下る
白糸の滝
滝尾神社
石畳の杉並木
二荒山神社は風鈴祭開催中
用水路沿い、ユキノシタ
夕暮れの神橋




