泉ヶ岳・北泉ヶ岳（グランブルーの空❣️）2022

日帰り

泉ヶ岳・北泉ヶ岳（東北）

2022.01.10（月）

パーティ： 1人 (ブナ太郎さん )

ブナ太郎さん

行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他：駐車場には百台以上駐車できます。

この登山記録の行程

駐車場（9:14）・・・市民キャンプ場レントサイト（9:18）・・・黒鼻山登山（9:27）・・・泉ヶ岳（10:44）【休憩８分】・・・北泉ヶ岳（12:06）【昼食３２分】・・・黒鼻山登山口（14:02）・・・市民キャンプ場レントサイト（14:09）・・・駐車場（14:15）

コース

総距離: 約10.9km

累積標高差: 上り約929m; 下り約931m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

■泉ヶ岳に広がるグランブルーの空を見に行ってきた。この時期、脊梁山脈には雪雲がかかっていて晴れることは稀だが、その手前に位置する泉ヶ岳には雪雲がかからない日もあって、一月に数回、晴れた美しい雪山が味わええる。１月１０日（月）はそんな絶好の日和だった。

■オーエンス泉岳自然ふれあい館から水神まではツボ足でも行けるほど、道が踏み固められていた。今日は気温は平年並みに上がったものの、雪は締まっていて歩きやすくなっている。スノーシューとアイゼンも持参したが、それらの出番はなく、今日はチェーンアイゼンを登山靴に装着して歩いた。これで十分だった。

■水神から先は雪が深くなり、傾斜もきつくなってくる。大岩手前の肩に出る斜面、そして大岩から先、「さいの河原」に着く手前が急になっていた。雪が柔らかい時には踏み抜いて大変だったこともあるが、今日は雪が締まっていてそれほど苦労せずに登れた。振り返ると蔵王連峰が綺麗に見えている。二口山塊から面白山付近の山頂部には雲がかかっていた。この辺りがすっきりとしていれば、遠く朝日連峰も見えるはずだが、今日はこれで十分である。何しろ、泉ヶ岳山頂部に広がる空は、まさにグランブルーなのだ。

■泉ヶ岳山頂には登山者が２名休んでいて、そのうちに表コース、水神からそれぞれ１人登ってきた。山頂では休まずに、そのまま北泉ヶ岳に向かう。絶景を楽しむならば、山頂から先にある展望地がベストだろう。この展望地から見る景色は、いつ見ても素晴らしい❣️北泉ヶ岳を手前に置き、後白髪山、三峰山、船形山と連なる白い稜線にはため息が出るほどである。今日はグランブルーの空に、白がくっきりと浮き上がっている。右手に視線を移すと、大崎平野の向こうに薬莱山、その先には栗駒山が見えている。神室連峰には雲がかかり、鳥海山は姿を見せてはくれなかった。

■展望地から鞍部に下り、登り返して三叉路に着く。ここも踏み跡がしっかりと付いていて、チェーンアイゼンでも雪に潜ることはほとんどなかった。

■下りきった鞍部から三叉路への登り返しはブナの原生林となり、ここから北泉ヶ岳手前の鞍部一帯に広がるブナとミズナラの森が私の好きな場所である。三叉路では休まず、一気に北泉ヶ岳を目指したが、この原生林に入ると途端にペースが落ちてしまう。豊かな森の静謐な空気の中、立ち止まることが多くなった。

■北泉ヶ岳山頂には、１０人近い登山者がいた。山頂の標識は雪に埋れ、推測すると１.５mほどの積雪量なのではないかと思う。高くなったおかげで、いつもは見えない冬の桑沼が眼下に見えていた。視線を上げれば、大崎平野から栗駒山まで、すっきりと見通せた。ここの景色もまた美しいものである。

■山頂でおにぎりを頬張り、コーヒーを飲んで下山した。下山する途中、やはりブナとミズナラの森で立ち止まってしまう。三叉路を過ぎて、左に泉ヶ岳を見ながら下ると、黒鼻山との分岐点に着く。黒鼻山へ立ち寄ろうかと思ったが、踏み跡が柔らかく、ここでスノーシューに履き替えるのも面倒なので、予定通り水神に下ることにした。

■この日の天気は、ほとんど快晴だった。こんな日ならば、泉ヶ岳は冬山初心者の格好の選択肢になるだろう。これまでの記録を見てみると、最初は４月に歩いていたのに、いつの間にか１１月から１月が私の泉ヶ岳歩きの適期になっていた。