行程・コース
天候
快晴、至軽風
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
中央自動車道「小淵沢IC」を左の「富士見・小淵沢」方面に下りて、すぐに左折して「インター白州ライン」を中央自動車道と並行して進みます。「小淵沢中学校」に出て右に行き、JR中央本線を超えて南下して国道20号線の「荒田」交差点を左折します。すぐ先の「鳥原」の交差点を右折して山に向かいます。クランクして「松山沢川」を渡って狭い道を登って行き、小さい橋を渡ると右手に未舗装の約15台駐車可能な空き地があります。「石尊神社」の参道の前です。「小淵沢IC」から約8km・15分です。
この登山記録の行程
「石尊神社」駐車場(04:45)・・・1241ピーク(06:05)・・・1601ピーク「ホクギノ平」(07:00)・・・1690ピーク(07:25)・・・水晶ナギ/雨乞岳分岐(07:50)・・・水晶ナギ(08:05)[休憩 10分]・・・水晶ナギ/雨乞岳分岐(08:25)・・・「雨乞岳」山頂(09:10)[休憩 20分]・・・水晶ナギ/雨乞岳分岐(09:50)・・・1690ピーク(10:15)・・・1601ピーク「ホクギノ平」(10:30)・・・1241ピーク(10:55)・・・「石尊神社」参道下(11:45)・・・「石尊神社」(11:55)・・・「石尊神社」駐車場(12:05)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
「雨乞岳」は2019年1月に「ヴィレッジ白州」側から登った雪山です。今回は「石尊神社」
から古来の登山道で登る夏山にしました。南アルプス特有の、花崗岩の白ザレで有名な
高難度の代表は、標高2967mの「甲斐駒ヶ岳」です。お手軽なのは、標高1660mの皆の
「日向山」ですが、あまり知られていないのが、標高2037m「雨乞岳」の「水晶ナギ」です。
駐車場から車道を2分程歩くと登山口が有り入山します。「雨乞岳」は通好みの山ですが
登山ルートは地理院地図でも明確な表示はありません。しかし入山すると広く整備された
素晴らしい登山道が始まります。途中で滑走路のような白ザレの道を抜けて進むと、深く
掘れた登山道に変わりますが、石ころ一つ無い登山道は快適そのものです。深いですが
大きくジグザグ曲がりながら登る登山道は体力的にも優しいです。周りの樹種もアカマツ
の針葉樹林帯から広葉樹林帯に変わり、登るにつれてミズナラ~シラカバと変わります。
サントリーの作業小屋がある、1601mピークの「ホクギノ平」を過ぎると登山道は人幅に
狭くなりますが、快適さは変わりません。再びミズナラの樹林帯を抜けてツガの森に入り
カラマツの林を抜けますが、樹冠が高い大木群なので足元は明るく素敵な道が続きます。
緩やかにトラバースしながら高度を上げると「雨乞岳」の分岐に着き、そのまま直進して
「水晶ナギ」に向かいます。軽く下って軽く登り返すと、小さな白ザレのビーチに出ますが
さらに森を抜けると、斜面全体が白ザレの、暑い「水晶ナギ」に出ます。時間が止まった
静かなこの空間は「絶品」の一言です。しかし広い斜面なので、滑落に注意が必要です。
登山道を分岐まで戻り「雨乞岳」に取り付きますが、今迄の登山道から一変して一気の
250mの急勾配の直登が始まります。グラフで見るとここだけ鬼の角のような急登ですが
美しいカラマツを見上げながらの楽しい汗だく登山です。「雨乞岳」山頂で「甲斐駒ヶ岳」
「日向山」などの南アルプスを堪能したら下山を開始します。再び樹種が変化する美しい
森の中を快適な登山道で下山していきます。岩場も木の根が張り出た歩きにくい箇所も
無い登山道はついついスピードが上がるので、下山では足腰に注意が必要なほどです。
下山時に駐車場を借りたお礼に「石尊神社」にお参りしました。自然記念物に指定されて
いる境内のアカマツ並木を抜けての70m一気の登りは、高度が下がった下界の炎天下
では非常にキツイ修行となりました。このルートは他に見られない程の特筆すべき快適な
登山道ですが、南アルプスの標高2000mの山への距離と高度差がセットのルートです。
フォトギャラリー:58枚
装備・携行品
ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 | バックパック |
スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | ナイフ |
修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け |
熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
GPS機器 | ライター |
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