行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
ゴンドラ山頂駅(八方池山荘)10:36--(34分)--11:10 木道コース合流点(トイレ)11:13--(7分)--11:20 第二ケルン 11:20--(12分)--11:32 八方池 11:52--(1時間28分)--13:20 丸山ケルン 13:23--(1時間12分)--14:35 唐松岳頂上山荘(チェックイン)15:12--(25分)--15:37 唐松岳 15:46--(22分)--16:08 唐松岳頂上山荘
【2日目】
唐松岳頂上山荘(御来光後)4:45--(20分)--5:05 唐松岳 5:33--(17分)--5:50 唐松岳頂上山荘(朝食・チェックアウト)6:33--(37分)--7:10 丸山ケルン 7:15--(1時間)--8:15 八方池 8:25--(15分)--8:40 木道コース合流点(トイレ)8:42--(22分)--9:04 ゴンドラ山頂駅(八方池山荘)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
久し振りの北アルプス。八方尾根の花を楽しみながら北アルプスの景色も堪能する小屋泊まり一泊の旅。本格的なシーズン直前、天気に恵まれ、雷鳥の親子にも会え、のんびりとマイペースで過ごすことができた良い旅あった。
(一日目)
明るい白馬村から見上げる北アルプスは、雲がもくもくとわいていて、降られなければ良いがと思いながら八方アルペンラインのゴンドラ、リフトを乗り継いで標高1,830mの八方池山荘へ。お客は少なく、いずれも待つこともなくここまで上がってこられる。途中、リフトを乗り継ぐ黒菱平の鎌池湿原には、ニッコウキスゲが咲き乱れていた。
準備が整うと、早速、花を愛でながら登っていく。途中からは木道コースが閉鎖され、八方山ケルン(石神井ケルン)のある登山コースへと誘導される。トイレのところで閉鎖されている木道コースと合流すると、第2ケルン(息ケルン)、八方ケルンを経由して八方池に下る。相変わらずガスが広がっていて、山の景色は一部しか見えない。
大休止の後、樹林帯を抜け、更に登って行く。2年前に丸山ケルンまで往復した時は、途中からトラバースしていく道を歩いたものだが、そちらは閉鎖されていて引き続き稜線コースを進む。トラバースコースは夏道なのだろうか。
暫く行った先からは、稜線右手の雪面を登っていく。雪に慣れていれば、チェーンスパイクがなくても大丈夫だ(一応、持っては来ている)。最初の雪面の最上部からは、薮を超えて次の雪面に繋がっている。その雪面も、途中で無理矢理作ったような登山道に誘導されて終わりとなる。
再び稜線歩きの後、3つめの雪面を登る。そして、また登山道へ。丸山ケルンの下に小さな雪面があるが、ここは傾斜も緩いので、問題ない。丸山ケルンで一息入れる。正面はまだガスっていて景色は堪能出来ない。それでも、雨の心配はなさそうだ。
丸山ケルンの先で雷鳥の親子に遭遇。雛鳥を5羽ほど連れている。親鳥は、登山道で砂浴びを始める。しばし、ショータイム。とはいえ、ずっとお付き合いするわけにもいかないので、そおっと、脇を通らせて貰う。親鳥は、そんな人間の気遣いは無用とばかりに砂浴びに専念。
雲はわいているが、この頃には唐松岳が見えてきている。周囲の景色を楽しみ、花を楽しみながら最後の登り。小屋への道も、数年前に通ったコースとは違い、最後まで稜線を進む。ピークを越えると、直ぐ下に小屋を見下ろすことができる。
唐松岳頂上山荘に到着。今日までは、予約不要とのこと。受付を済ませると、相部屋へ。通路を挟んで向かい合わせの2段タイプになっていて、それぞれに3人、1室で12人が寝られるようだ。今日は、片側の1段に1組2人、もう片側に私一人。宿泊客は、この3人だけ。
落ち着いたところで、カメラだけ持って山頂を目指す。全然寒くないので、シャツ1枚でも大丈夫。のんびりと山頂へ。山頂を独占。ガスに煙る不帰嶮(かえらずのけん)はその名の通り険しそうだ。小屋に戻ると、6時からの夕食までのんびり。
(二日目)
二人組は、暗い内から御来光を迎えようと山頂を目指して出かけて行った。外はガスで何も見えない。暫くすると、そのガスが一気に消えていく。おもむろに自分も小屋周辺で御来光を迎えようと、昨日越えてきたピークに行ってみる。ヘリの荷揚げ場になっているのか、平に整備されている場所で御来光を迎える。360度の展望。反対側には、立山・剱。北に唐松岳、南には五竜岳。上空の雲も赤く染まって良い感じだ。
遅ればせながら山頂へ。同宿の2人とテント泊の1人がのんびりと景色を眺めている。そこに加わって、こちらものんびり。剱方面に唐松岳の影が伸びている。五竜岳の右奥に見えるのは槍・穂高。北の山塊の中央に見えるのは白馬鑓ヶ岳かな?東側雲海の向こうに火打、妙高の山々がシルエットになっている。
小屋に戻ると、6時からの朝食をいただき、早々に下山にかかる。陽が高くなり、山も一層良く見える。北に見えてきたピークは、白馬岳かしら?。南の五竜岳の左に鹿島槍ヶ岳も見えてきた。
早くも、登ってくる登山者とすれ違う。丸山ケルンに着く頃は、ガスが上がってくるようになる。稜線をどんどん下り、雪田で尻餅を突いたりしながら八方池へ。他に一人いるだけの静かな岸辺。水面が風で揺れているのは残念。八方山ケルンを過ぎると、八方アルペンラインを使って登ってくる登山者の数が一気に増えてくる。
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一日目。八方アルペンラインに乗って出発点の八方池山荘へ
木道コースを進むが途中から稜線の登山コースへ
八方山ケルン
木道コース合流点とトイレ
八方池
八方池を見下ろす
稜線を進む
丸山ケルン
雷鳥の親子に遭遇
雷鳥の親鳥は砂浴び中
不帰嶮が見えてきた
更に登ります
唐松沢を見下ろす
ここも稜線コースへ
左に唐松岳
最後の登り
唐松岳。左下に小屋の屋根
唐松岳頂上山荘と唐松岳
唐松岳山頂
山頂から戻ると青空が広がる
二日目。朝焼けの雲が広がる白馬鑓ヶ岳方面
五竜岳と立山・剱も良く見えている
御来光
山頂から見る唐松岳の影
小屋を出発。唐松岳も見納めに
五竜岳と立山・剱
ピークを越えて下ります
白馬鑓ヶ岳方面
五竜岳の左に鹿島槍ヶ岳が見てきた
不帰嶮
丸山ケルンを見返す。左の雪面を降りてきた
扇雪渓
2番目の雪面を見上げる。人がいるところから山道へ
八方池を見下ろす
八方池
八方池山荘が見えてきたら、登山者も大勢に
鎌池湿原
ニッコウキスゲ
ユキワリソウ
ミヤマアズマギク
ショウジョウバカマ
テガタチドリ
ヨツバシオガマ
トキソウ
エゾシオガマ
シラネアオイ
イワイチョウ
緑のゴゼンタチバナ
タカネヤハズハハコ
チングルマ
シナノキンバイ
イワカガミ
ミヤマダイコンソウ
ベニバナイチゴ
クモマスミレ
コマクサ
ハクサンイチゲ
朝日に照らされたミヤマクワガタ
斜面の下の方にクロユリ
エンレイソウ
シャクナゲ
クルマユリ
イブキジャコウソウ
タカネバラ
装備・携行品
| アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
| バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
| タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
| コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
| 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 | 行動食 | 軽アイゼン | トレッキングポール |




