行程・コース
この登山記録の行程
富士宮口五合目(03:40)・・・六合目(03:54)・・・新七合目(04:41)・・・七合目(05:18)・・・八合目(05:50)[休憩 10分]・・・九合目(06:34)・・・九合五勺(07:04)[休憩 5分]・・・富士宮口頂上(07:47)[休憩 5分]・・・剣ヶ峰(08:10)[休憩 23分]・・・須走口・吉田口頂上(09:14)[休憩 5分]・・・成就岳(09:24)・・・御殿場口頂上(09:40)・・・富士宮口頂上(09:42)[休憩 43分]・・・御殿場口頂上(10:27)・・・七合九勺・・・七合五勺(11:17)・・・七合目(11:26)・・・走り六合(11:37)・・・宝永山(11:52)[休憩 22分]・・・六合目(12:54)・・・富士宮口五合目(13:03)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
開山直前に富士宮登山口から富士登山。雲海広がる中、頭を雲の上に出し、の圧倒的な高さを実感。
霧立ち込めるスカイラインを抜けて深夜1時に富士宮五合目駐車場着。マイカー規制開始を夕方に控え、この時点で駐車場は8割方埋まっている。2時間程仮眠して空模様を見ると星が出ている。曇天予報だったので一気にやる気が増してヘッデンで出発。
徐々に宝永山の後ろの空が朝焼けに染まるマジカルアワーの中、淡々と高度を上げる。小屋が多いのでペース配分がしやすい。岩の合間にイワツメクサやフジハタザオが揺れて荒涼とした風景に色を添える。8合目で朝食休憩、標高3200mを越え、ハワイ島のマウナケア(4207m)に車で上がったことを除き、登山では初の高度だ。一面の雲海が5合目あたりを漂っているが、上空は青空。やはり富士山は高い。
呼吸とペースを意識しつつ更に登ると3500m辺りからやや頭痛、寝不足も相まって体が重くペースダウンしながら岩がちな胸突の斜面を登ると、不思議なことに3700mを前に頭痛が解消。富士宮口頂上の浅間大社奥宮で手を合わせてから剣ヶ峰に登頂、眼下に口を開ける大内院の迫力が凄い。風のない日本最高点でひとしきり感慨に耽ってからお鉢巡りへ。北西には南アルプスが聳えている筈だが、多くは雲海から僅かに頭を覗かせるくらいで、まさに四方の山を見下ろす富士山の圧倒的な高さを感じる。
登山者で賑わう吉田口頂上の扇屋で山バッチを購入し、富士宮口頂上に戻って岩場でチリトマを食してから15分ほどお昼寝。大分スッキリして御殿場ルートで下山開始。静岡側は山頂直下までガスが上がってきていてすぐに突入。小石の九十九折をどんどん下り、大砂走を雪渓のごとく駆け下ってあっという間に宝永山。時折青空が覗く山頂でコーヒータイム。ガスが切れて降り仰ぐ富士山は、こちらから見ると大いなる砂山だ。
オンタデのパッチワークが彩る斜面を下り火口縁から6合目に戻る途中は植生の変わり目で、フジハタザオやコケモモやベニバナイチヤクソウが満開。短い区間だが富士山の別の顔を楽しみ、小雨の混じるガスの中を駐車場に下った。
日帰り温泉:御胎内温泉
フォトギャラリー:14枚
日の出前のマジカルアワー
イワツメクサとフジハタザオ
押し寄せる雲海
8合目から山頂方面
日本最高峰
大内院とお鉢を行く登山者
剣ヶ峰
四方の山は雲の下
久須志ヶ岳から剣ヶ峰
静岡側
大砂走
宝永山から富士山
オンタデのパッチワーク




