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裏岩手縦走路 焼走り登山口から藤七温泉まで1泊2日

岩手山、大松倉山、三ツ石山、小畚山、嶮岨森、諸桧岳( 東北)

パーティ: 1人 (カモネン さん )

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行程・コース

天候

【初日)晴れ時々曇り 【2日目】晴れ時々曇り

利用した登山口

焼走り  

登山口へのアクセス

タクシー
その他: 【往路】JR大更駅から焼走り登山口までタクシー(3,100円)
【復路】藤七温泉から盛岡駅まで八幡平自然散策バス(1,350円)

この登山記録の行程

【1日目】
焼走り(10:35)・・・第2噴出口跡(11:40)[休憩 20分]・・・ツルハシ(12:40)[休憩 5分]・・・平笠不動避難小屋(13:25)[休憩 15分]・・・岩手山(薬師岳)(14:15)[休憩 15分]・・・八合目避難小屋(15:15)

【2日目】
八合目避難小屋(04:10)・・・不動平避難小屋(04:25)・・・切通し(05:40)[休憩 15分]・・・姥倉分岐(06:15)・・・犬倉分岐(06:45)[休憩 5分]・・・大松倉山(07:40)[休憩 10分]・・・三ツ石山荘(08:10)[休憩 5分]・・・三ツ石山(08:40)[休憩 10分]・・・小畚山(09:30)[休憩 10分]・・・大深岳(10:25)・・・縦走路出合(10:30)・・・大深山荘(10:40)[休憩 10分]・・・嶮岨森(11:15)[休憩 10分]・・・諸桧岳(12:20)[休憩 10分]・・・畚岳分岐(13:00)・・・畚岳登山口(裏岩手連峰縦走コース入口)(13:15)

コース

総距離
約33.1km
累積標高差
上り約2,953m
下り約2,057m
コースタイム
標準15時間53
自己11時間25
倍率0.72

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

六甲山、西伊豆、八ヶ岳に続く今年の縦走第4弾は裏岩手縦走路。焼走り登山口→岩手山→三ツ石山→大深岳→八幡平の1泊2日コースです。当初はこの逆回りで三ツ石山荘を利用する予定でしたが水場と混雑度に不安があったので、そのどちらについても問題がない八合目避難小屋を利用する今回のルートにしました。

初日。新幹線と在来線を乗り継いで大更駅で降り、予約済のタクシーで焼走り登山口へ(3,100円)。運転手さん曰く「普通は八幡平からこっちに縦走するけどねぇ」。ほっといて下さい。ついでに「クマ?いるよぉ~」とのことなので熊鈴を鳴らしてスタート。序盤は樹林帯の緩い登り道。たかってくる虫を追い払いながら第2噴出口跡に到着。暑くて暑くてシャツは汗でびっしょり。でも、眼下に広がる溶岩流の景観は抜群でした。

ここからは登山道が変貌して富士山のような礫岩混じりのザレザレ道に。ズルズル滑るのでストック必携。日なたを歩く部分もあり、疲労困憊状態で平笠不動避難小屋に到着。岩手山の雄大な眺めを堪能した後、いよいよ山頂アタック。ここも炎天下の急坂。ようやっとの思いで火口縁に立つと大迫力の噴火口。すごい!圧巻!!

山頂から下って八合目避難小屋に着くとなんと大盛況。庭先では既に宴会がたけなわ。好天のせいか宿泊客は60人程いたと思いますが、すし詰め状態ではなかったので感染リスクは感じませんでした。宿泊利用にあたっての協力金は1,700円。蚕棚式の雑魚寝。感染防止のため寝具は自己持込。でも建物はきれい。水場の水量も豊富。トイレも水洗。言うことなしでした。

2日目。足元が見え始めた4時過ぎに出発。初日は日中の暑さにやられたのに加え、最近は食事付きの山小屋利用ばかりだったので寝袋や食料を入れたザックが重く感じてしまい、全然ペースが上がりませんでした。それもあって今日は早めのスタート。まずは鬼ヶ城ルートに突入です。序盤は火山性の岩場。厳しい箇所もありますが、ストックをしまわなくても何とかクリアできるレベルでした。

岩場を過ぎ、樹林帯を延々と歩き、お花畑ルートとの合流点「切通し」に到着。ここで時計を見ると予想以上に時間を要したことが判明。熱中症対策として多めに水を担いでるのも要因だと思います。この日、藤七温泉15:04発の八幡平自然散策バスを逃すと次がないし、バスの前に風呂で汗と泥を流しておきたいので、黒倉山と犬倉山の山頂通過はパス。できるだけペースを上げて三ツ石山に到着。ここの山頂は広々。岩手山の眺めが素晴らしい!また、この先の小畚山までの区間はアップダウンもなだらかで空もスカーンと開けていて、とても気持ちの良いトレイルです。

が、小畚山からは試練。既に鉛のように重くなった脚に鞭打って、ゴールまでまだ10km以上歩かなければなりません。しかも、小畚山からは一旦グッと下った後、九十九折の急坂を登り返します。その後も地味~なアップダウンが数回繰り返されるので、「登りの脚」の温存が重要な縦走路だなぁとつくづく感じましたがもう手遅れ。景色は素晴らしく、道もよく整備されていて歩きやすいものの、それを楽しむ余裕はほとんどなく、苦行のような気分で大深岳・嶮岨森・諸桧岳と過ぎ、ようやく畚岳分岐に13時到着。畚岳にピストンで登る時間はありましたが、脚がもう「御馳走様」状態だったので、そのまま藤七温泉に13:25到着。どうにかこうにか間に合いましたが、朝のスタートが当初予定通り、5時だとちょっと危ないところでした。

この縦走路、素晴らしい景色を楽しめますし、道も標識もよく整備されていますので、是非一度トライする価値のあるコースだと思います。一方、今回の反省としては、歩行速度に対する暑さとザックの重さ(寝具・食料・水)の影響をあまり考慮していなかったことです。もし途中でショートカットできる区間がなかったら試練・苦行どころか拷問になっていたかもしれません。いい教訓になりました。

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装備・携行品

アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 修理用具
医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ
トレッキングポール GPS機器

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登った山

大深岳

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岩手山

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