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日本で2番目に高い山ってどんな山?北岳

北岳( 南アルプス)

パーティ: 5人 (チャーリー さん 、ほか4名)

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行程・コース

天候

曇り(霧が立ち込めており今にも雨が降り出しそう)

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 奈良田駐車場に午前2時ごろ到着、車中で仮眠、大樺沢出会バス停からの5時半の始発バスに乗り登山口の広河原に向かう

この登山記録の行程

【1日目】
広河原(06:30)・・・白根御池小屋(09:37)[休憩 30分]・・・小太郎尾根分岐(12:22)・・・北岳肩ノ小屋(13:25)

【2日目】
北岳肩ノ小屋(05:50)・・・北岳(06:46)[休憩 40分]・・・八本歯のコル(08:29)・・・大樺沢二俣(10:30)・・・白根御池小屋(11:30)[休憩 15分]・・・広河原(13:40)

コース

総距離
約10.9km
累積標高差
上り約1,922m
下り約1,922m
コースタイム
標準11時間50
自己13時間20
倍率1.13

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

この北岳行きは、よく参加している小ツアーのガイドさんに、私の年齢やら、今までの登山歴などを考慮してもらった上、「コースを考えれば大丈夫だよ」ということで、実現したものだ。3人の山友さんとガイドさんに私を加えた、5人からなるグループだ。

車二台で、奈良田駐車場に真夜中2時ごろ到着後、仮眠2~3時間。大樺沢出合の5時半の始発バスに乗り、登山口の広河原へ。6時半から、吊り橋を渡り、いよいよ登山開始。始めは、緑たっぷりの美しい森の中を歩くがすぐにジグザグの急登が始まる。白根御池の山小屋までの3時間、本当に長くてつらい登りだ。ただ、危ない道はなくホッとする。そして、数々の可愛らしい高山植物を見ながら癒されることも多々ある。小屋到着後、登りの疲れを取るべく長めの休憩。天気は良くないが、雨は降らない。そして白根御池の池を左手に見ながら、さらに登って行く。今度は草スベリと言われている500mの直登だ。鹿除けのフェンスが張り巡らされたお花畑を見ながらどんどん登って行く。思いリュックを背負っての登り故、本当にハードだが、いつもの山行とは比べ物にならないくらい、いろいろな花々に出逢うのが、なんともうれしくすぐ足が止まり、カメラを向ける。ガイドさんに「(そんなに止まっていたら。。と言いたいのだろう)時間に着かないよ」と促され、また歩き始めるが、あまりにもたくさんそしてきれいなお花たちに目を向けないわけにはいかないではないか??

小太郎尾根に出ると、風景が一変するハイマツの尾根だ。かなりの高山にいることを実感する。でもまだ宿泊先の「北岳肩の小屋」は見えてこない。更に岩がごつごつして道を登って行く。岩に健気に咲く高山植物たちの姿に、「頑張っているね」と声をかけたくなる。そしてようやく出発から約7時間の午後13時半ごろ、「肩の小屋」に着く。幸い一度も雨に降られなかった。(しかし、15時近くになって土砂降り状態になる。なんとラッキーなことだったか)

到着後、小屋の周りを散策しようということだったが、雨になったので、部屋でおしゃべりしながら、休憩。いつの間にか眠っていた。五時から食事が始まる。「肩の小屋」という名称から、夕食のメニューは「肩ロースの照り焼き」、沢山のエネルギー消費で疲れた身体に、特製のメッセージ入りのカップに入った生ビールと一緒に、どれほど美味しく染み渡ったことか。
小屋はほぼ満室らしい。食堂が時間指定制で埋められている。テーブルには透明のビニールクロスが上から垂れていてコロナ対策になっているのだが、隣とのパーティションはない。でもみんな、気にすることもなくビールを飲みながら、楽しく歓談。山の上、それでよし!!
8時になった途端、ぱちんと電気が切れる。トイレは靴をはいていかなければならないので、明日の朝まで起きませんように!と祈って、すぐに寝落ちしたようだ。

2日目(7月17日・日曜日)
隣の部屋の人たちが、ざわざわしだしたので目が覚めた。3時過ぎのようだ。でもたっぷり7時間は寝たようで、気分は悪くない。(山小屋泊なんて、できないと思っていたが、今回で三回目、誰よりも早く眠りにつけているようだ)4時になるとパッと電気がつく。5時から食事、食べ過ぎると歩けなくなるので、気を付けなければいけないが、ご飯を少量というのを頼み忘れたので、並盛ご飯食べてしまった。(果たして歩けるかな??)

5時50分、小屋を出発。周りは霧に包まれて、見えるであろう周りの山の雄大な景色は全然見えずで、残念。でも雨が降っていないので良しとしよう!40~50分で北岳山頂とのこと楽勝だろうと予測して登り始める(そうではありません。結構長かったです。そう感じました。一時間なんですけどね)出発してすぐに、北岳にしか咲かないという、それも雪融けすぐの山頂付近にしか咲かないという「キタダケソウ」(花弁が5枚ではなく6~8枚)を見つけた時みんなで、写真の撮りっこだ。、かわいい優雅な姿で咲いている。白くて花弁が6~8枚と多い。岩場を登って行くこと小一時間、やっと到達、北岳山頂!!おめでとう!

そしてなんともラッキーなことに、ガスっていた山頂付近、雲が切れ、遠くの山々が見えたり、またすぐガスたりする中、背後から太陽が当たって、ブロッケン現象に遭遇、必死でシャッターを押して、光の輪の中の自分を映した。不思議で幻想的で感動的瞬間!!t

山頂到着後、10分ほどして、午前7時ごろ青空が出て、雲がどんどん流れてほとんど晴れ状態になる。なんという幸運なの、私たち!日ごろの行いが良いのね!と納得。山頂からは、(本当は行くはずだった)間の岳はじめたくさんの山々が遠望できた。

下山ルートは、「肩の小屋」に戻るのではなく、「八本歯のコル」方面に降り、途中クライミング・スポット「北岳バットレス」の頂上に3人人が立っているのを見た。ルートは結構な斜度で降りることになる。それも岩稜帯なので、気を緩められない。

約二時間歩いて、大雪渓のある二俣辺りに到達。上から見ると平に見えたが、近くに来てびっくり、かなりの傾斜だ。少し歩いてみたら滑って転ぶので、左側の雪のない踏まれた道を降りていく。何回か雪渓、沢を渡らなければならなかったが、結構な時間は要したものの無事に、白根御池小屋に通じる道に乗っかる。がここで雨が降り出す。かなり強く降ったので、慌ててレインウエアを着る。ここは等高線に沿った道なので、平坦な箇所が多く歩き易かったが、レインウェアを着ているので蒸し暑い。

11時半ごろ白根御池小屋に到着、まだ雨模様だが、先を急ぎたいので、水分補給とトイレだけ済ませて出発、しばらくは比較的楽な道だが、またジグザクの急斜面をひたすら降りていく。下りは得意なので私が先頭で降りていく。ほどなくして太陽が出てきて、暑くなる。そして広河原の吊り橋に13時半過ぎに到着、7時間半お疲れさま。広河原山荘で昼食:山菜そば







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装備・携行品

みんなのコメント

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  • 北岳行かれたんですね。毎日皆さんの山行記録をチェックしているつもりだったんですが、こちらの記録は、今気がつきました。
    大学のサークルで初めて行った夏合宿が北岳でした(というか白根三山縦走ですが)。当時は重い黄色の三角テント担いで登りましたが元気でしたね。山行中は毎日朝晴れていても途中土砂降りになってまた晴れるの繰り返しでした。
    チャーリーさんも似たような天気だったようですが、山頂で晴れて良かったですね。

  • トッポさん、コメントありがとうございました。

    憧れの北岳行ってきました!ちょっと燃え尽き症候群的気分で今います。がまたすぐ山行再会ですが(笑笑)高い山は天気が本当に読めませんね。でも投稿の通り、山頂は少し腫れて、第二位からの景色を楽しめました。

    夏は高い山が良いですが、訓練と称して又明日どこかへ行こうと思っています。
    トッポさんの投稿も楽しみにしています。

  • トッポさん、追伸です

    当初は、「肩の小屋」二泊で、二日目は、肩の小屋から北岳・間の岳ピストンだったんですが、ガイドさんの都合が悪くなり、一泊、北岳だけになりました。残念でしたが、私にはちょうど良かったかもしれません。肩の小屋の生ビール、1000円とびっくりしましたが、すごくおいしかったです。

  • チャーリーさん、間ノ岳への稜線歩きもまた良いかと。天気があまりよくなかったようなので、またそのうちに。

登った山

北岳

北岳

3,193m

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