行程・コース
この登山記録の行程
上蒜山登山口(04:50)・・・百合原牧場(05:13)・・・八合目(槍ヶ峰)(06:40)[休憩 8分]・・・上蒜山(07:11)[休憩 17分]・・・中蒜山(08:26)[休憩 34分]・・・フングリ乢・・・下蒜山(10:52)[休憩 15分]・・・雲居平・・・下蒜山登山口(12:55)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
三連休は高谷池テン泊で火打山に行く予定だったが、天候がイマイチだったので、西側でどこかないか??と探して二百名山の上蒜山(1202m)に変更した。
せっかくなので上・中(1123m)・下(1100m)の三山縦走をすることに。
直前までこっちの三連休の天気も二転三転し、中日なら最悪小雨で済みそうだったので土曜日の22時半に自宅を出発。
今回は山竹の会の山行行事だが、男孫を誘ったら二つ返事で「行く」ということで、一緒に参加させてもらった。
上蒜山登山口Pにそれぞれ4時に集合し、車3台のうち2台を下蒜山登山口Pにまわして停めておき、上→中→下の三山を縦走する。
車をまわして5時前にスタート。
まずは上蒜山登山口を目指す。
と、その手前が牧場で牛さんが朝食をとっている。
間近で見るとその大きさに少しひるむ・・・。
スタートから30分ほどで登山口に着き、ここから登山道となりしばし階段地獄が続く。
樹林帯の湿った登山道には白い多足虫(なんかウジ虫みたいでキモチ悪い)が無数蠢いている・・・。
一方でノアザミやギボウシ・キキョウが所々に咲いていて、気持ち悪い虫の残像を消してくれる。
3合目を越えると山頂方面は真っ白だが、南西側は所々で眺望がでてくる。
5合目を過ぎると左手に朝日を浴びた大山の勇姿が現れる。
ただし、進行方向は天気予報に反して白き世界だ・・・。
8合目(槍ヶ峰)に着く頃にはモヤも晴れて快晴となった。
8合目であるにもかかわらず、ここからは大山とこれから向かう上・中・下の蒜山三山、さらに雲海の広がる蒜山高原と、360°の絶景が広がる。
天候不順で計画時点ではモヤモヤしていたが、絶好の登山日和となり、この絶景を前にするとテンションMaxだ!!
しばし撮影会のあと主峰の上蒜山山頂へ向かう。
しばしなだらかな稜線を歩き、階段を登ると8合目から20分で山頂だ。
山頂は木々に囲まれていて8合目ほどの眺望はない。
帰ってから気づいたが、三角点は山頂から少し北側にあったようだ。
次に中蒜山へ向かう。
出だしは蒜山高原を見下ろしながら開放的な縦走路を行く。
しかしその後、鎖をともなう結構な激下りが続く。
孫も頑張って下っているが、結構足元がおぼつかない状態。
無事下りきってからの登り返しは、お待ちかねの笹道の縦走路。
振り返ると歩いてきた縦走路の先に上蒜山がデ〜ンと鎮座している。
上蒜山から1時間で中蒜山に登頂。
こっちの山頂標識の方がなぜか立派だ。
ここの山頂は山脈の南西側にド〜ンと突き出した半島のようですこぶる眺めが良い。
まだ8時半だがこの絶景を見ながらランチにした。
今回は暑さを予測しておにぎりのみ。
快晴・ほぼ無風と最高のコンディションではあるが、あまりの暑さにこのあとみんなバテることに・・・。
中蒜山からの下りも要注意だが、登り返しではまたもや絶景の縦走路となる。
なんかアメとムチの縦走路だ。
炎天下の中で登っていくとガーミンの心拍が180オーバーに。
男孫は元気に先頭まで行ってしまったが、こっちはなかなか心拍が下がらず、ヘロヘロの状態でなんとか下蒜山に登頂。
パーティの中で小5男子が一番元気があるとは・・・。
しばし休憩して最後の下りへ。
ここからの下りはいきなりの激下りで、雨の影響で岩もツルツル状態。
神経を使いながらスリップしないようにゆっくり下る。
激下りゾーンを過ぎるとこの縦走路で最高の登山道が現れる。
左側(北)が樹林帯で右側が笹原(南)になっている尾根に登山道がス〜ッと伸びている。
気持ちよくそのルートを進み樹林帯に入ると、ここからがまさかの核心部だった。
たいした傾斜ではないのだが、雨の影響で粘土質の登山道がすべる滑る・・・。
まともには歩けない状態でメッチャ時間がかかった。
なんとかみんな無事クリアして下蒜山登山口へ到着。
自販機があったのでみんなコーラでひと息ついて上蒜山Pへ戻った。
今回は山竹の会+男孫の7名パーティでの山行。
不安定な天候が続く中で、最高のコンディションで縦走ができた。
ただこの時期の低山はやはり辛かった。
若干気温は低かったが、それでも熱中症対策は必須である。
一方、蒜山三山縦走はすばらしい縦走路で、ホントに気持ちが良かった。
ただし降雨時や降雨後はかなりスリッピーなので注意が必要だ。
男孫は体力的にはそれなりの山でも問題なさそうなので、いよいよ8月には富士山チャレンジかな!?