行程・コース
天候
晴れ時々雨
登山口へのアクセス
その他
その他:
山梨市駅までJRで、レンタカーで上日川峠で車中泊
この登山記録の行程
上日川峠(06:29)・・・福ちゃん荘(06:55)・・・大菩薩嶺(08:42)[休憩 20分]・・・賽ノ河原(10:00)・・・大菩薩峠(10:16)[休憩 10分]・・・石丸峠(11:05)・・・石丸峠入口(11:30)[休憩 20分]・・・上日川峠(13:12)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回はいろいろ挑戦の山行だった。コロナの大流行があるのに行動制限なしということで、ワクチンも打ったので山梨へ。
JRで前日向かうときには大月辺りで大雨だったが、甲府盆地は晴れ間があり、フルーツ公園から見下ろす景色がきれいだった。夕食を済ませて8時ごろに上日川峠の駐車場へ。真っ暗な中を走らせると、大きな鹿が道を歩いていて、驚いて走って軽々とガードレールを超えていった。
駐車場辺りは真っ暗だが、ロッジ長兵衛に明かりがあり、トイレが近い第二駐車場に止めた。夜は冷え込むかと思ったがそれほどでもなかった。翌朝隣の車が線をまたいで駐車していたのでその隙間でお湯を沸かして朝食。6時半には出発した。
夜も小雨が降っていたためか、森の中はしっとりとしていた。道は所々ぬかっている。コナラやブナのほかに白樺もあり、森がきれい。少し上がると唐松が増えてくる。福ちゃん荘にアブが多いのでと虫よけ網のついた帽子が売られていた。福ちゃん荘を過ぎるとガレ場が出てくる。そこから徐々に登りがきつくなるが、振り返ると富士山が見え始める。
彼場を過ぎて岩の間を登るようになると木々が低くなり、登るたびに富士山の裾野が広がって見える。南アルプスも広く展望できるようになり、雲海が下にあるが山々の姿はよく見える。雲は雲海となって下に広がり、山々は青く美しい。
岩場の登るわきには草原が広がっていて、コウリンカ(紅輪花)がオレンジの淡い花びらを垂らして広がっている。岩の間を抜ける道が幾筋もとおっている。少し上っては富士山を振り返る。雷岩の上に人がいるのが見える。あと少し。
登りきったがまだ余裕があるので、そのまま大菩薩嶺へ。尾根道は木々に覆われ、ぬかるみの道で、木を切って並べて道を作っている。山頂から展望はよくないことは知っていたが実際よくない。山頂にはハゼノキが早々に紅葉?少し先走った枝があった。雷岩まで戻る。岩の上で一休み。富士山の雲がぐんぐん大きくなって、ソフトクリームのようになっていた。頭の上は晴れていて日差しが強い。水分補給と少しの食事で、アブがぶんぶん飛んでいるので、早めに退散する。トンボも多い。少し秋っぽい感じ。2000Mは夏も短いか?
下りもガレ場もあり、すべりやすく歩きにくいのでゆっくり進む。下り始めたころから富士山はほとんど見えなくなった。この草原を歩くコースは富士山が見えるとさぞ楽しいだろう。残念である。ウスユキソウが一株だけ咲いていた。コウリンカはこちらでもちらほらある。マルバダケブキの花もぱらぱらと色付けしてくれる。気持ちがよい路。
わずかな上り下りを繰り返すが、途中で岩場があり、登るも下るも大変そう。さらに下ると賽の河原に着く。賽の河原はどの程度まで人工的なのか不明だが石が積み重ねられた小山の間に道が出いているような珍しい光景の中を少し上っていく。親不知の頭を超えて下山すると大菩薩峠で、介山荘がある。大菩薩峠から上日川に戻るコースもあり、人が多かった。トイレ休憩で、少し埃の積もった無料休憩賞に入ると裏に季節の花がかかれが看板があった。
そこから石丸峠へ登り始める。山道の様子が変わる。木々に覆われ、道もぬかるみで、岩も多い道を熊沢山へ。熊沢山の山頂への道はどこかよくわからないまま過ぎてしまった。見下ろしていた雲海が近づいてきたのかどんよりしている。時に涼しい風が吹き、温まった体にはちょうど良かった。石丸峠への下山路は再び笹原をぬけていく見晴らしの良い道だったがすべりやすい。
石丸峠がどこを指すのか分岐点にも石丸峠とあり、地図ではその先が石丸峠と書いてあるが、雲行きも怪しいので上日川への道へ折れていく。
笹原の巻き道をすすんでいく。上氷川ダムの大菩薩湖がずいぶん大きく見えるようなってきた。さほど下ることもなく進んでいくと急にがけ崩れの箇所があり、笹を分けて登っていくと元の道へ戻る。道は狭く休むところが少ないので、少し広くなったところで休もうとシートを広げたら雨が降ってきた。すぐに撤収したが降りが強くなったのでザックカバーを取り付け雨具を羽織る。その後もしばらくは断続的に雨がふる。ひとしきり降ると雲はまだ濃い影をおとしているが、雨が止んだ。急な下りに入ると雨のためかすべりやすくなり、ぬかるみやら傾いた岩、小石など注意深く下りてゆく。車道まで下りてしばらく車道を歩く。さらに下ると川に出る。徒渉するとは知っていたが思ったより水かさがあり、岩を渡ろうにもいくつかは水没している。苔の具合も分からずに足を置いたところで軽く滑って片足が水煮中へ。やむなくそのまま靴が半分以上水没した状態です数歩渡る。やれやれ。
再び上って、今度は長い下りで、石丸峠入り口のバス停に着く。バス停のところは車道を歩かずまっすぐに道がある。平たんな道になったが、途中で小川を何度かわたる。と、がけ崩れになっていて道がなくなっていた。最近削れたのか特に脇道も作られていないが、山側の笹の中に踏み跡があるのでそこから注意深く登って渡っていく。落ちても落差は大きくはないが、これは通行止めにしてもよさそうな道である。最後にゆっくりと登っていくとロッジ長兵衛に着く。
山道でのシカとの遭遇
前日の車中泊、駐車場で湯沸かし。
コウリンカ、ウスユキソウ
シラカバ、唐松林
富士山から南アルプスの広大な景観
晴れたかと思ったら雨も降り、涼しいと覆ったら暑くて時に寒い。
そして、60過ぎてからの山登りで、初の2000m、初の百名山
と、新しいことばかりのとっても楽しい山行だった。
フォトギャラリー:27枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
| コンパス | ノート・筆記用具 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | 医療品 |
| ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |































