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幌尻岳往復

幌尻岳( 北海道)

パーティ: 2人 (shiro さん 、ほか1名 )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 苫小牧フェリーターミナルから新ひだか町を通り、37kmの悪路を2時間かけてイドンナップ山荘駐車場に停め、山荘泊。

この登山記録の行程

【1日目】
イドンナップ山荘(04:15)・・・いこい橋(05:02)・・・奥新冠ダム(07:55)[休憩 30分]・・・新冠ポロシリ山荘(09:25)[休憩 55分]・・・幌尻岳(13:42)[休憩 35分]・・・新冠ポロシリ山荘(17:20)

【2日目】
新冠ポロシリ山荘(07:05)・・・奥新冠ダム(07:50)・・・いこい橋(10:30)・・・イドンナップ山荘(11:25)

コース

総距離
約41.3km
累積標高差
上り約3,837m
下り約3,837m
コースタイム
標準19時間50
自己15時間25
倍率0.78

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

7/7(木)
苫小牧でフェリーを下り、苫小牧のイオンモールに向かい、明日からの登山食料の買い残しを調達し、サイゼリアで昼食のピザとドリアを食べる。13時にイオンモールを出発し、新冠に向け走り出す。無料高速が新冠まで伸びていたので利用し予定より早く到着し、マックスバリュ静内で今日の夕食弁当を購入、道の駅に向かうが、タイヤの振動に気付き、目視で確認したら、前輪右タイヤの内側が偏減りしてスティールワイヤが露出して、バースト寸前を発見、道の駅サラブレッドロードで急遽タイヤを予備に交換する。15時30分にタイヤ交換完了し、明後日以降に天気を確認して、今日イドンナップ山荘まで行く事にし出発、16時にダートの林道に突入。聞きしに勝る悪路で20km以下の速度で走らないと穴に落ちタイヤが破損してしまいそうな道が延々と続く。やっとのことダート道37kmを走りイドンナップ山荘には18時10分に到着、駐車場の広場に鹿が現れ、熊も出てきそうな雰囲気。山荘内を確認、先着1人だけだったので山荘内に宿泊、車中泊は断念。寝床を確保して、明日のパッキングを済ませてからスーパーで調達した夕食を食べる。夕食を済ませ20時に就寝。
7/8(金)
朝3時10分に起床、バナナと稲荷寿司の朝食を食べ、山荘の寝床を片付けトイレを済ませて、4時15分に山荘を出発。300mほどでゲートが現れる。ザックを下ろして通り抜ける。ここからひたすら新冠川沿いの林道歩きが始まる。5時05分にいこい橋通過、ゲートが開放され、ザックを下ろす事なく歩き続けられる。奥新冠ダムには7時55分通過、新冠ポロシリ山荘には9時25分到着。登頂用ザックに荷物を入れ替え、山荘内に寝床を確保、ブランチのサンドイッチとバナナを食べ、10時20分に山頂に向け出発する。山荘左手の沢沿いの緩やかな登りで始まる。小さな沢を幾つか渡り、沢の縁の濡れた部分もあり慎重に歩く。20分ほど歩いた登山道の真ん中に、見た事もないような大きさの動物の糞を見つける。ヒグマが近くに居る雰囲気があり、クマ避けの声出しも大声になってしまう。10時過ぎに渡渉点を通過、沢の水量はかなり多く、渡渉は一部濡れた石伝いになってしまい慎重に通過。ここからは沢から離れ、尾根の急登が始まる。登山道は良く整備され、笹の茎も払ってあるが、踏み込むと残った部分で滑り登りにくい。昼になり気温も上がって発汗が激しく持ってきた水がどんどん減っていく。笹やぶの急登の次はちょっとザレた登り、斜度は変わらずに続く。標識はほとんど無く、中間点の表示があるだけ。11時34分にこのポイントを通過。程なく雪渓の残る沢を横切る場所にたどり着く。休憩がた、水がかなり減っていたので浄水器で濾過して1L分確保し、最後の急登に備えて休憩する。上を見上げると大岩がまだ遥か遠く見える。一歩一歩登っていくと、左右には色とりどりの花が見え始める。花に励まされて登りつづけ、気づいたら大岩に辿り着き、やっと山頂が見えてくる。俄然元気も出てペースも上がる。平取からのコースとの合流後200mほどで山頂到着。東カールは綺麗に見えるが戸蔦別岳はガスの中。風はほとんどなく日差しも出ているので、山頂で遅いランチを食べる。長時間・過酷な登りで水分が失われていたので、カップ麺の汁がとても美味しい。コーヒーも飲み菓子パンで糖分を補給して14時15分に下山開始。太ももの踏ん張る力が無くなっているので慎重に下る。中間点は15時45分、渡渉点には16時20分に到着、ここでまた休憩。残った水を飲み、沢で顔を洗いリフレッシュ。あとは緩やかな沢沿の下りだけ、17時30分に新冠ポロシリ山荘到着、長い長い行動が終わる。ザックの中身を整理し18時過ぎから夕食。たまご雑炊とチキンカレー、甘い菓子パンのデザートを食べ、19時30分には就寝。
7/9(土)
山荘内が一斉に起き出す朝4時に起床、昨日の疲れが少々残っているので、シュラフの中で暫くウダウダして、他の登山者が出払う頃にシュラフ・マットを片付けロールパンとコーヒーの朝食を食べる。ザックのパッキングを済ませ、7時に山荘を出発、17.5kmの林道歩き開始。奥新冠ダムを抜け、あと5km・10km・いこい橋・15kmの標識を、肩と脚の痛みに耐えながら眺め通過する。11時30分にやっとイドンナップ山荘到着、一泊二日の長い山行が無事完了。約45kmの行程で獲得標高2500mほど、百名山屈指の難関は聞きしに勝る厳しさだったが、天候に恵まれ、記憶に残る山行だった。イドンナップ山荘駐車場で後片付けをして、ランチを食べる。最後の難関、37kmのダート林道の走破が残っている。12時50分に出発、登山の疲れもあり、途中で仮眠し、2時間30分かけてダートの悪路を抜け16時に日高レコードの湯に入り、二日分の汗と垢を洗い流す。入浴後ソフトクリームで山行完了を祝う。

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装備・携行品

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地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
ナイフ 修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品
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登った山

幌尻岳

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2,052m

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2泊3日
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★★★
コース定数
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