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行程・コース

天候

曇りのち晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: JR中央線「甲斐大和駅」下車、駅前から栄和交通さんのマイクロバスで終点の上日川峠まで。

この登山記録の行程

上日川峠(08:50)・・・福ちゃん荘(09:10)・・・大菩薩嶺(10:10)・・・賽ノ河原(10:45)・・・大菩薩峠(11:00)[休憩 15分]・・・賽ノ河原(11:35)・・・妙見ノ頭(11:47)・・・福ちゃん荘(12:58)・・・上日川峠(13:15)

コース

総距離
約8.1km
累積標高差
上り約687m
下り約686m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今日は超久しぶり、約5年ぶりに、山梨県は甲州市の大菩薩嶺を歩いてきました。その当時リア友と一緒に歩いたことはいまでも記憶にあって、それをふと思い出し、久しぶりに奥多摩の外へ出かけてみる気になりました。
歩くコースは何のひねりもない、普通のコースでの行ってこいです。JRの甲斐大和駅からバスで上日川峠まで行き、唐松尾根から大菩薩嶺を経由して峠へ。帰りも同じルートをなぞってゴールです。前回来た時は石丸峠まで行ってロッヂ長兵衛にもどりましたが、景色的に味気なかったので今回は変更にw

高尾以西に普通電車で向かうのは初めてなので各駅での降車具合も分かりませんでした。てっきり上野原や大月辺りでそこそこ降りるかなと思ったらそうでもなく、私と同じ甲斐大和駅でごそっと降りたので少し驚きでしたw 改札を通ると目の前でバス会社の方が出発のアナウンスをされてました。やはりというか皆さん同じ方向に流れます。

案内されて乗ったのは臨時便だったらしく、満車になった段階ですぐ出発。7時45分くらい。8時10分の発車予定でしたが、前倒しでラッキー。さすが標高1,600m地点(上日川峠)までの道、グイグイと登り坂を進んでいきますwバスのエンジンも唸りをあげます。
8時35分に到着しました。お手洗いとか諸々済ませ、8時50分にスタートです。
なだらかで広々したところ上がっていくのは、奥秩父の金峰山の道(瑞牆山荘ルート)の序盤を思い出します。
(たぶん誰も分からないw)

ところで今回も当然のごとく地形図持参。記載のスケールバーが100mのバージョンで、A3横長で1枚に収まりました。スタートのロッヂ長兵衛からはじまり、福ちゃん荘の先あたりまでは特徴が薄いながらも現在地把握はスイスイいき、我ながら得意げになってましたw
しかしその先で読み違えが発生。
1811m地点へ続く尾根道を上がっていく時、見上げた先に地面と空の境界線が見えました。そこで私は、そこを緑丸と見做しました(※1参照)。ピークでもない地点を見定めた理由は、横から張り出した山肌や支尾根が主線に合流するとそこにコブを形成したり、傾斜を平坦気味にする傾向があるからです。
そうしてそこを目指して上がっていくと赤丸の1811m地点についてしまいました。結果としては私の見立てが違っていました。原因は、尾根筋が広く、登山道に立っていると普段特徴として拾っている両脇の起伏に目が届かないということで、現在地見立てを誤ってしまったことが原因でした。

同じような間違いは過去何度もやっていてその都度復習山行はしてきましたが、やはり苦手なシチュエーションです。これがもし藪尾根歩きやドマイナールートとかであれば特徴が見えるところまで歩くところですが一般道でそうもいかず、結果はこのとおり...
振り返ってみれば、こういう場合、個人的には2通りの対処法を持っていて、ひとつはあえて精度を落とし、より目立つ特徴にだけフォーカスしてアバウトに読む。もうひとつは分かるところまで道を戻る、です。今回それが出来なかったということは、悔しいですが弛んでいるということかなとw

話を戻します。以降は特に間違えることもなく、サクサク行きました。途中、背後に聳える上日川ダムとその向こうの富士山を振り返ると、雄大な景色が目に飛び込んできます。
10時、最初のポイントである雷岩に到着です☆前回来た時から記憶に残ってますが、ここからの眺めはサイコーですね^^

景色を堪能するのは後回しにして、早速大菩薩嶺頂上へ向かいます。北へ向かって森の中を10分程。何となく雲取山の三峰側に雰囲気似ている気がします。ぬかるみもありますが、丸太を並べて置いたのもあるので心配はなかったです。日曜という事もあり、家族連れとすれ違いざまにご挨拶。子供さんが元気で「こんにちわ!」とあいさつしてくれましたw
そうして頂上到着♪ 分かってはいましたがひっそりとした頂上ですw飛龍山もこんな感じなのかなぁw

早速来た道を戻ります。山頂標すぐ近くの所に、こんなきのこを発見♪種類は不明。雷岩に戻ったらしばし休憩。前回来た時の景色もこうだったな、なんて思いつつ足を止めます。
ほどほどのところで、南東へ向けて移動。この辺は稜線に樹木が少なく、遠目にも目標物が視認しやすいですね☆歩く体力もそれほどいらず、また地図読みを体験するにもいいかなと思いました^^
ちょっと進むと、賽の河原にある避難小屋もバッチリ見えます☆

ここまで地形がクッキリはっきり見えていたら地図を読むのは造作もないですね。途中1度、ぬかるみで足が滑った以外は順調に進み、11時ちょうどに大菩薩峠まで下りてきました。
お手洗い諸々を済ませて早速昼食に。昨晩の天気予報ではお昼ごろから晴れに転じるとなっていて、果たしてその通り、食事中に夏らしいカンカン照りになりました。

都合15分ほど休憩したら早速道を戻っていきます。実は最近左足の調子が良くなく、右に比べて太ももがすぐにぐずつきます。急ぐような行程ではないので、ゆっくり歩きます。
そうして、峠から見えていた最初のコブに立った時に、興味ぶかいものが見えました。そのもうひとつ先のコブは地図的には巻いた道になっていますが、てっぺんに何かオブジェのようなものが見えました。

(※2参照)写真緑矢印が元の道で、赤丸が踏み跡っぽいラインとオブジェのようなものが見えた箇所です。地図を見ると、途中の尾根筋に記念碑があることになっています(※3参照)が、実際の景色を見るとどうも違います。賽の河原の避難小屋を過ぎたくらいからアプローチがありそうだったので、立ち寄ってみることにしました。
そうして実際に小屋を通り過ぎ、さて取りつけそうな場所はと辺りを見回している間に、稜線の西側から風に乗って雲が流れてきて、あっという間にガスに巻かれてしまいました。天気が目まぐるしいです。

山側に踏み跡っぽいラインが見えるような見えないような、という感じだったので、とりあず手掛かり程度に見做して登っていきます。すると上から男性が一人おりてきました。お互いにチラ見をしている格好だったので、視線がぶつかると向こうの方から
「この先にピンクテープがあるのでそれを辿っていけますよ」
と教えてくださいました。

直登気味に上がっていくと、確かに石柱にピンクテープがくくってありました。そしてその先は下草が生い茂る地帯になっており、踏まれた形跡のあるところを辿りながら、てっぺんめがけて上がっていきます。そうして辿り着いたところに、写真の標識がありました。「妙見ノ頭」というようですね。
更に、日蓮宗のお題目が書かれた供養塔?がありました。ふとした思い付きでの寄り道でしたが、興味深いものが見れてよかったです(^^)

さて登山道に復帰します。やってきた南西側とは別に、北へ尾根筋を進んで合流します。コンパスで方角をセットして歩を進めると、ちゃんと道がありました。あまり歩く人がいないせいか、下草が隠さんばかりに茂っています。

ほどなくして、合流完了です。先ほど妙見ノ頭に立った時もそうですが風もそこそこ強く吹いています。往路でもそうでしたが、若干「雨降ってくれたら面白いのになぁ」なんて考えてましたw(ザックカバーとツエルトの用意はあったため)
話が前後しますが、脚の調子、下りだけはふくらはぎが仕事する領分なので、それについては苦も無く行けました。ふとももにふちょうがあるようで、登りで難儀します。

その登りをゆっくり進み、雷岩まで戻ってくると、また天気が一転して夏らしい空模様でした。
そうしてここにきて、ちょっと迷います。雷岩に12時15分に戻ってきて、次のバスが13時。それを見送ると次が14時。いまから進んで間に合うか、いっそゆっくりして14時合わせにするか、、、
とりあえず、普通に歩き、14時狙いに移ったらそれはそれで、ロッヂ長兵衛でコーヒー飲んでもいいかなと思い、そのまま進むことにしました。唐松尾根は上の方が歩きずらいところ多いので、慎重に行きます。

福ちゃん荘には12時55分ごろ到着です。この時点で13時のバス便は無理そうだと思ったので、変わらずゆっくり歩いて行き、13時15分に上日川峠に戻ってきました。既に復路のバス便が2台、待機していました。(うち1台には臨時便と看板が)
バスの裏で荷物を整理し、すべての片付けが終わったあとは、目の前のロッヂ長兵衛さんでコーヒーを一杯。地図読みでミスったところを復習しつつ、優雅なコーヒータイムです。運動後の冷たい1杯は格別ですね

時間が近くなって、運転手さんが乗車開始のアナウンス。発車後は峠道を揺られていると眠気がきてうつらうつらとして気持ちいいです。15時前に甲斐大和駅に無事戻ってきました。そこからさらに30分ほど電車待ち。普段より青梅線で鍛えられている私、時刻表を見ても動揺しません(真顔)

ちょっと誤算だったのは、電車が既に結構な乗車率だったこと、そしてボックス席だったので相席が少しためらわれて、結局京王線に乗り換える高尾駅までたちっぱなしだったのが少し大変でした (^^;

そんなこんなで19時には無事帰宅が完了し、充実した1日にすることが出来ました☆
振り返ってみて、脚の不調はテーピングと、あと湿布代わりの塗り薬があるのでそれを使ってちゃんとケアしていこうと改めて思いました。
歩くときも、下りであればふくらはぎの仕事の領分なので、それは大丈夫でした。
また奥多摩の外に出向くのも随分久しぶりな気がするので、のんびり景色を味わってお散歩できたのは貴重なゆるタイムでした^^

今回はこんな感じです
おしまい

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フォトギャラリー:41枚

(※1)

(※2)

(※3)

甲斐大和駅ではごそっと人がおりました。

駅前のバス乗り場

満車www

上日川峠からのぞむ雲海

ロッヂ長兵衛。ゴールしたらコーヒーを頂きます。

何となく瑞牆山荘~富士見平ちっくな雰囲気。

自然林はいいですね☆

富士山ドーーン!

唐松尾根を上がると、所々絶景が振り返れます。

雷岩からの風景。

雷岩。

雷岩から北進。大菩薩嶺へ。

苔さん。

ひっそりとした山頂w

きのこを発見^^

峠へ向けて南東へ。

こんな景色を眺めながら歩ける贅沢(^q^)

振り返っても素敵な稜線。

賽の河原。ここが旧大菩薩峠みたいです。

大菩薩峠到着。いつか泊まりたい。

お昼♪

曇りから一転、晴れて暑くなってきました。

早速もと来た道を戻ります。

行きとは逆から見ると、いい感じに見えます。

イイ...

賽の河原あたりで雲がやってきました。

妙見ノ頭

地図があると、色んな所に目を向けられて楽しいですねo(^-^)o

一般登山道へ復帰...人通り少ないせいか道が消えそうにw

一般道復帰。風が強く吹いています。

標高2,000m標識。

雷岩まで戻ってきました。

木漏れ日が気持ちいいです(*^^*)

ロッヂ長兵衛まで戻ってきました。14時のバス発車までコーヒーで一服です。

甲斐大和駅まで帰還。さらに電車で30分待ちします。

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装備・携行品

アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴 バックパック
スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子 グローブ
着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ツエルト
健康保険証 医療品 熊鈴・ベアスプレー 行動食

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登った山

大菩薩嶺

大菩薩嶺

2,057m

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