行程・コース
天候
晴れ
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
9/4(日)自宅発6:56⇒所沢IC 関越道(上里SA立寄り)⇒藤岡JCT 上信越道(千曲川さかきPA立寄り)⇒妙高高原IC⇒R18⇒県道39号線⇒笹ヶ峰駐車場着10:10
*笹ヶ峰駐車場は広いので満車の心配はほぼなし。無料。男女別トイレ有
この登山記録の行程
【1日目】
笹ヶ峰(10:50)・・・黒沢橋(12:01)[休憩 1分]・・・富士見平(14:17)[休憩 1分]・・・高谷池ヒュッテ(15:24)泊
【2日目】
高谷池ヒュッテ(06:52)・・・天狗の庭(07:11)[休憩 1分]・・・ライチョウ平(07:46)[休憩 5分]・・・火打山(08:34)[休憩 12分]・・・ライチョウ平(09:18)[休憩 4分]・・・天狗の庭(09:57)・・・高谷池ヒュッテ(10:20)[休憩 55分]・・・富士見平(12:08)[休憩 3分]・・・黒沢橋(13:43)[休憩 9分]・・・笹ヶ峰(14:49)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今年の夏山登山のハイライトとして選んだのは、新潟県の日本百名山で頚城(くびき)三山の最高峰「火打山(ひうちやま)」。麓の妙高高原は毎冬スキーの初滑りで訪れていますが、夏に来るのは初めてです。
テレビの山番組で紹介されたのを見て、高層湿原にある高谷池(こうやいけ)ヒュッテに泊って、火打山の山頂からの景色をこの目で眺めたいと強く思ったものの、いざ登山計画を作り始めたら総距離約17km・標高差約1,100m・累積標高差約1,479mと現在の自分の体力で行けるのか非常に迷いました。幸い8月下旬頃から体調が上向きになり、スポーツジムでのトレーニングも通常より負荷を上げられるようになったこともありチャレンジすることにしました。
コロナ禍で3年ぶりの山小屋泊登山で不安もありましたが、2日間とも台風11号到達前の好天に恵まれて、達成感もひとしおでした。
詳細は以下の通り
【笹ヶ峰】
登山口駐車場は既に満車で、バス停やトイレ(男女別)もあるキャンプ(野営)場駐車場はスペースに余裕がありました。到着後、車中で早めの昼食を摂り、出発。
登山口には屋根付きのゲートがあり、右手に登山届入れがあります。登山口で入域料一人500円(任意)を箱に入れて、木製の2.5cm四方の可愛いホルダーを頂きます。
◎登山口ナビHP:笹ヶ峰
野営場駐車場 https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-9358
登山口駐車場 https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-9360
【笹ヶ峰~黒沢橋】
ゲートを通過して「黒沢橋」までは樹林帯の木道を緩やかに登って行きます。遊歩道との分岐を過ぎた辺りに「1/9km」の道標があります。登りはなるべく木道の上を歩きましたが、下りは足への負担を考慮して、木道を外れて土の上を歩いてしまいました。3ヶ所位沢の上の橋を渡ります。下りは沢で首と額用の冷えタオルを濡らしてリフレッシュしました。
「2/9km」を過ぎた辺りから沢への下りとなり「黒沢橋」があります。
【黒沢橋~富士見平】
橋の階段を上がり、橋を渡ります。ここからは徐々に斜度が増し、「十二曲がり」からはいよいよ急登が始まります。「1/12」~道標があります。「十二曲がり」は階段が多く、登り切った所「12/12」でゼリー飲料を補給しました。この先に「3/9」の道標もあります。
ところがこの先は更に段差のある岩場が続き、むしろこちらの方がきつかったです。丁度、1600mから2000m位の高地順応標高になり、何度も立ち止まって呼吸を整えました。下りの時は「12/12」に着いた時にホッとした位です。
途中に「携帯トイレブース」としてモンベルのテントが張ってある箇所がありました。
「4/9」を過ぎて17分位で「富士見平(標高2063m)」となります。東は黒沢池ヒュッテ、北は高谷池ヒュッテ経由の火打山との分岐になります。木に覆われて眺望はほぼありません。この辺りで呼吸も安定し、無事に高地順応が出来ました。
左折して高谷池ヒュッテ方面へ進み、黒沢岳の巻道が結構上り下りが続き、距離も意外と長く感じられ、途中で左足のふくらはぎがつってしまいました。岩に座って休み、ストレッチをして何とか回復し、無事に「高谷池ヒュッテ」に到着しました。途中に「5/9」の道標があります。
【高谷池ヒュッテ(標高約2100m)】
ヒュッテの建物の右側の木道を進み、高谷池に近い側に玄関兼売店があります。入って左側に受付があり、宿泊料を支払います。
1階は談話室、食堂、更衣室、炊事室(二日目の飲料水やお湯はこちらで)があり、途中で右側に進むと洗面所と壁で仕切られて男女別になっているトイレがあります。温水洗浄暖房便座付きの新しい便器でしたが、個室の大きさがギリギリで、温水洗浄の水圧も低いです(笑)。
階段を上がって2階に二段式ベッド(いわゆる蚕棚)と奥に個室が2つあります。私たちは幸いにも個室が予約できたので助かりました(雑魚寝だといびきの激しい女性が隣に来て眠れないというジンクスがあるので(苦笑))。
夕食は17:15~と17:45~の二部制で私たちは後半でした。部屋の消灯が20:30で完全消灯が21:00でした。翌朝は部屋の電気は付かず、共有部のみ灯が点いていました。朝食は5:30~で、食事の時にお弁当(一食あたりおにぎり2つ・胡麻海苔とふりかけ味)が渡されます。
◎高谷池ヒュッテHP
https://myokotourism.jp/kouyaike/
【高谷池~天狗の庭~ライチョウ平~火打山(標高2461.7m)】
二日目は、ヒュッテにメインザックを置いて、サブザックにレインウェア上下・レインスパッツ・行動食・ドリンク・スマートフォンを入れ替えて、当初計画よりも1時間10分早く出発。
「高谷池」から「天狗の庭(標高2110m)」はまだ霧がかかっていて幻想的な高層湿原の風景が広がっていました。木道を進み、「6/9」の道標もあります。朝露に湿ったワタスゲが池塘の周りに多く咲いていました。
「7/9」の道標を過ぎると岩がゴロゴロした上りとなります。30分弱で「ライチョウ平(標高約2300m)」に着きました。雷鳥の鳴き声は聞こえるのですが、残念ながら姿を見ることは出来ませんでした。下りではここから見下ろす「天狗の庭」の風景が素晴らしく、紅葉時期は絶景なのが容易に想像できます。
樹林帯を登って行き、「8/9」の道標を過ぎると霧がどんどん上昇して消えて行き、ついに火打山の全貌が現れました。後は山頂に向かって天空の階段を登って行く感じとなります。30分位で「火打山山頂」に到着です。
北に日本海、南西に北アルプスの槍ヶ岳の小さな穂先が見え、南には妙高山、南東には何と富士山のシルエットまで全方位見渡せて今年一番の山行となりました。
高谷池ヒュッテまで戻り、小屋前にいくつかあるテーブル&ベンチで昼食を摂り、下山しました。途中、十二曲がりの上と黒沢橋の手前でゼリー飲料を補給しました。
下山後は、車で県道39号線を少し下った所にある笹ヶ峰牧場の「グリーンハウス」に立ち寄り、牛乳(400円)とクリームあんみつ(750円)をご褒美に頂き、池の平温泉にある「アルペンブリックスバ」で入浴後、帰路につきました(途中、東部湯の丸SAで夕食)。
◎アルペンブリックスパ(日帰り温泉)
入浴料大人800円/人(JAF会員100円引き)
https://www.alpenblick-resort.com/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E5%A6%99%E9%AB%98%E9%AB%98%E5%8E%9F
長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
フォトギャラリー:49枚
登山口駐車場(右側)の先に野営場駐車場(左側)
野営場駐車場の案内看板
トイレは右側の建物が使用可
立派な登山口ゲート。右側に登山届ポストあり
中に入って左側に入域料箱あり。キーホルダーが可愛い。
ゲートをくぐったら登山道の始まり
最初は緩やかな木道が続く
このような道標が現れる
沢を3回位渡渉する
黒沢橋手前の下り
アキノキリンソウが多く咲いていた
黒沢橋
赤い実がきれい
水音が大きいと思ったら小さな滝が
「十二曲り」道標のはじまり
ハナニガナ
「十二曲り」は急登の階段が多い
やっと終わった
と思ったら急登の岩場がまだまだ続く
携帯トイレブースがありました
ブルーベリーみたいだけど葉が違う
冨士見平の道標
笹ヶ峰ヒュッテ新館を左手に見ながら木道を進む
笹ヶ峰ヒュッテ(旧館)入口
売店の価格表
実物サンプル
夕食はカレーとハヤシライスをワンプレートで。杏仁豆腐のデザート付き
朝食は中華丼と味噌汁
「高谷池」の看板の奥にテント場がある
高谷池
天狗の庭の始まり
「天狗の庭」案内看板
名称不明だけど色が可愛くて
ウメバチソウみたいだけど花弁の形が違うような・・・
ナナカマドは多くの実をつけていました
トリカブトも結構多かった
風雪に耐えたダケカンバ
「ライチョウ平」に到着。ベンチあり
ハイマツ帯に入って行く
「9/9」を撮り損ねた(^^;)
火打山の山頂が見えた!
天空への階段を一歩一歩
火打山山頂標識
槍ヶ岳の小さな穂先が見えた
何と富士山も!
天狗の庭と高谷池ヒュッテ
池塘と高谷池ヒュッテ
下山後に立ち寄った「グリーンハウス」
勢いで半分飲んでしまった牛乳とクリームあんみつで超幸せ!
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
| コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ツエルト |
| 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 行動食 |
| テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | カップ | ||
| 【その他】
スマートフォン、首・額用冷えタオル、ウェットティッシュ、ティッシュペーパー、日焼け止め、日焼け止め色付きリップ、目薬、スキンケア一式、歯磨き一式、インナーシーツ、携帯用アルコールスプレー、物干し用紐 |
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