行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
蓮華温泉(06:35)・・・天狗ノ庭(08:15)[休憩 5分]・・・白馬大池山荘(09:33)[休憩 13分]・・・小蓮華山(11:29)[休憩 20分]・・・三国境(12:31)[休憩 5分]・・・白馬岳(13:28)[休憩 20分]・・・白馬山荘(14:06)[休憩 25分]・・・村営頂上宿舎(14:45)
【2日目】
村営頂上宿舎(05:15)・・・清水岳(08:14)[休憩 15分]・・・不帰岳避難小屋(10:15)[休憩 21分]・・・祖母谷温泉(15:36)
【3日目】
祖母谷温泉(07:40)・・・名剣温泉・・・欅平(08:25)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回は前泊で蓮華温泉を楽しみ、白馬岳を経由して祖母谷温泉を巡るコースを選択しました。4人パーティーのため時間にゆとりを持った計画で、途中の景色やお花をじっくり楽しみました。白馬大池までは良く晴れていましたが、大池を過ぎるとあちこちでガスが現れ始めました。それでも部分的には視界が開け、そこそこの景色を楽しめました。残念なことは小蓮華岳からの白馬岳は見ることが出来ませんでした。白馬岳まで30分弱のところで雷鳥に遭遇し、写真を撮りまくりました。その先で別の雷鳥にも会うことが出来、ガスで景色が見えない代わりのご褒美でした。この日は登山者が少なく、白馬岳山頂も我々4人だけでの時間もかなりありました。山頂でガスが消えるのを待ちましたが、希望はかなわなかったため、スカイプラザ白馬で、ケーキをいただくことにしました。皮肉なことにケーキを食べているときだけ、ガスが消えて、スカイプラザの中からは素晴らしい景色を見ることが出来ました。この日の小屋は少し下の村営白馬山頂小屋なので、もう少し下ります。2日目は小屋番のアドバイスにより、5時過ぎに出発です。普通の人は地図の時間では歩けないとのことです。昨日は見えなかった白馬岳もくっきり見えます。剣岳と立山連峰がはっきり見えて大感激です。まもなく日の出ですが、白馬岳に隠れているので、旭岳方面に進みます。道ははっきりしているのですが、岩ゴロゴロで、歩きにくい道が続きます。後立山連峰と剱岳の両方が見えます。さらに槍が岳も見えてきました。ここから数時間は同様の光景が少しずつ角度を変えながら見ることが出来ます。多くの北アルプスの名峰が見え、初めての景色に大感激です。お天気にも恵まれているので、慌てずにゆっくり景色を楽しみながら進みました。清水岳は意外に遠く感じましたが、ここからの展望はなかなかです。さらに9月なのに、コマクサやイワカガミも咲いていてお花も楽しむことが出来ました。中間地点の避難小屋に着き、早めのお昼ご飯です。気が付くと我々の木の上にお猿さんがいました。襲われることもなく無事にお昼をだきました。
避難小屋から先の道はさらに歩きにくくなります。沢の渡渉と長いトラバース道が続きます。道はわかりやすいのですが、斜面が崩れているところも多々あり、加えて倒木も多く、グループで歩いているととても時間がかかります。避難小屋から5時間かけてやっと祖母谷温泉に到着しました。まずは温泉に入りしっかり汗を流しました。その後美味し夕食をいただきました。小屋のおばさんに白馬岳から10時間かかったことを告げると早い方だと言われ一安心です。12時間またはさらに遅い人もいるそうです。地図のコースタイムは健脚者の情報で作られており、通常のコースとは異なる次元のようです。3日目は美味しい朝食をいただき早めに出発します。欅平では時刻表にない臨時便があるとのことで、予定より1時間早く乗車できました。蓮華温泉と祖母谷温泉はとても良く大満足でしたが、途中で見ることが出来た北アルプスの景色はこれまで経験した中で最高の景色と思いました。