行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
富士スバルライン五合目(14:40)・・・六合目(15:40)[休憩 25分]・・・七合目(17:35)
【2日目】
七合目(03:00)・・・八合目(06:50)[休憩 20分]・・・本八合目(08:30)・・・九合目・・・須走口・吉田口頂上・・・本八合目・・・八合目(下山道分岐)(11:15)・・・七合目・・・六合目・・・富士スバルライン五合目(14:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
富士山は毎朝、天気が良ければ愛犬の散歩道で見ることができる。そして彼女が見えると、気分が良くなる「富士山おばさん」の私である。
自分の年齢を考えて、(今年は3000m級の山をたくさん登ったので)「来年行くかな?」と友人に言ったら、「来年があると思うな!!」と言われた。「然りだ」と即決、ツアーを探して参加を決めた。
一日目は五合目から七合目まで(宿泊)、二日目は午前三時に山小屋を出発、ヘッドライトを頼りに岩を登って行き、8号目あたりでご来光を拝むという計画。そして何よりも、前週の鳳凰三山と同じくラッキーだったのは、悪天候の予報が大いに外れたことだ。なので、雲海に浮かぶ山々を見ながら、高度を上げていくのは何と贅沢な場所にいるのかを実感させてくれる。
一日目(9/3)14時半過ぎに、吉田口登山口から歩き始める、この辺はまだ緑の樹々や花が見られる、そして緩やかな道を少しずつ登って行く。いつの間にか、だらだらではあるが苦しいジグザク道が始まる。六号目あたりに来ると急に雲海の風景が目の前に広がる。ものすごく大きい(デッカイと言ったほうが合っている)アザミに出っくわす。ここで又貴重なブロッケン現象の中に自分を見る。不思議だ。虹の輪の中に自分が映し出されるのだから。雲海に映し出される「影富士」を楽しみながら、登りの辛さを紛らわす。
五時半ごろ、宿舎の7合目トモエ館に到着、完全個室(一人が入れるスペースだが、壁はきれいな木目で、ふかふかのダウンのおふとん、そしてうれしいかな、電気コンセントと電球あり)。一先ずホットする。夕食はカレーライス。カレーライスは特別好きなものではないが、とても美味しかった。
翌朝、夜明け前の3時にトモエ館を出発、いきなり岩場をヘッドライト(初体験)を装着し登る。なかなかスリルを感じるが、明るかったら怯むような岩場なのか??一時間半ほど登って行くと、東に濃い赤の空が広がっているのが見え始める。これがご来光の前の兆候かとワクワクする。そして五時過ぎ、太陽の姿が見え始める。黒い雲もあり、ちょっと期待した太陽がぐんぐんと登ってくる様子にはならなかったが、この光景に接したのは感動的だった。
出発から3時間弱8合目3250mの山小屋に到着すると、後ろに頂上がはっきり見える。烏帽子岩神社でお参り。世界の平和(ウクライナへのロシアの侵攻の終わり、コロナの終息)、家族の安全・健康を祈る。8合目3400mのトモエ館から、8号5寸の御来光館3450mまで行く。ここから山頂はすぐそこに見える。(ここで私は自主リタイアした。ここがグループツアーの考えどころだと認識して、私より30歳近くの年下の人達に万が一迷惑をかけることになったらと、そして帰りのバスの時間も決まっているという参加者の事も考えての事だ。ガイド氏もホッとした様子だった)下山は凄く得意な私なので、誰よりも早くすたすたと歩き切ったが、ちょっと残念な富士山だったことは否定できない。来年は、おばあさんツアーに参加するかな???





















