行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
笹ヶ峰(10:30)・・・黒沢橋(11:34)[休憩 20分]・・・富士見平(13:46)[休憩 10分]・・・高谷池ヒュッテ(14:44)[休憩 45分]・・・天狗の庭(15:52)・・・ライチョウ平(16:33)・・・天狗の庭(16:59)・・・高谷池ヒュッテ(17:25)
【2日目】
高谷池ヒュッテ(06:10)・・・黒沢池ヒュッテ(07:21)[休憩 10分]・・・大倉乗越(08:05)[休憩 20分]・・・長助池分岐(09:05)[休憩 10分]・・・妙高山北峰(10:59)[休憩 10分]・・・妙高山南峰(11:26)[休憩 10分]・・・天狗堂(13:04)[休憩 10分]・・・湯道分岐(14:01)[休憩 35分]・・・燕温泉(16:07)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
2013年以来9年ぶりの妙高山。火打、妙高2座を登るつもりが、火打には登れず、反省多々の登山となった。
妙高山への登山バスは妙高高原駅から笹ヶ峰へ出るバスがあるが、東京からのアクセスでは電車到着は9:37着。バスは9:35発で間に合わない。このバスを逃すと笹ヶ峰への前夜泊が必要になる。ダメもとでバス会社に一応電話してみると、2-3分くらいなら待つという。電話してみるものだ。
【1日目】
笹ヶ峰へ10:25着。登山口では雷鳥などの住む環境を整備するため、入域料という名目で、500円の寄付で木製のストラップがもらえる。登り始めは美しい広葉樹林帯で、良く整備された木道が続く。次第に大きなブナなども目立つようになる。黒沢橋に着くと水を補給。この先、急登が始まる。12曲がりという名で標識もついているが、この先のほうが登りはきつい。
携帯トイレブースのあるあたりから道は平坦になり、富士見平分岐へ到着。ここからは平坦だけれども雪で曲がった木や、ネマガリダケが道に横たう歩きにくい道だ。やがて高谷池ヒュッテに到着。コースタイムを15分しか短縮できていない。9年前に来たときはテント場が一杯で小屋泊せざるを得なかったが、今はテント予約制なので大丈夫。テント設営後、15:30に火打山へ向かう。この時間からだと帰りはヘッドランプが必要な時間になるので一応持ってゆく。
最初は火打山もきれいに見えていたが、すぐに雲の中に入る。下山してくる人と多数すれ違い「この時間からですか?」などと言われ、だんだんやめようかという気分になってくる。おまけに腰が少し痛くなってきて明日に響くと困るので雷鳥平の少し手前で下山することにした。火打山は相変わらず雲の中だし、登っても真っ白などと言い訳ばかりが浮かんでくる。
9年前に来た時も初日に火打山に登ったが、笹ヶ峰からの登りが、かなり時間短縮できていたこと、小屋泊なったことでテント設営の時間がなく、早めに登れたことで初日に行けたようだ。
帰り道の妙高山側はきれいに晴れていて、明るいうちにテント場に戻れた。
【2日目】
朝から火打山がきれいに見えたが、この日はバスの時間もあるので火打山は次回として妙高へ上る。黒沢池ヒュッテまでの道は最初は少し歩きにくいが次第に歩きやすくなり、時折、日本海側が開けて展望が良くなる。ここしばらく天気の悪い登山が多かったので久しぶりに気持ちよく歩ける。茶臼山を過ぎて黒沢池ヒュッテが近くなると妙高山も大きく見えるようになる。
黒沢池ヒュッテではザックが多数デポされていて軽装で登る人が多いようだ。ここから大倉乗越を過ぎ外輪山を下る。この下りが急で道があまりよくない。長助池分岐の手前に水場があり、涸れることがあるそうだが、この日は水量十分だった。長助池分岐からが正念場の登り。
道が急で狭く、大型ザックだと木の枝や岩の間に引っかかって登りにくく、余計に体力を消耗する。黒沢池ヒュッテにザックがたくさんデポされていたのもうなずける。
やがて北峰に到着。かなり疲れたので十分休んで最高峰の妙高大神へ。周りは残念ながら雲の中だった。前回9年前は視界10m程度だったのでそれに比べるとマシだが、またもや展望はおあずけ。さて山頂からは1300m下って燕温泉に向かう。
下りはじめは溶岩の岩の間を下って、やがて鎖場に到着。一枚岩に鎖がつけてあるが、ステップが切られていて足場は確保できるので難しくはない。光善寺池を過ぎて、天狗堂分岐で燕温泉方面に向かってゆく。この先は急な下りが続いて、胸突き八丁の標識が出てくる。湯道分岐付近では、白い硫黄分を含む沢が登山道わきを流れる。少し硫黄臭もしている。やがてこの沢は滝となって落ちてゆき、このあたりで、人がようやく歩けるほどの舗装路となる。これまでが急坂の悪路だったので、ほっとする。このあたりに湧き出す源泉を管理する道のようで、しばらくすると赤倉温泉源泉の管理小屋がある。ここに水場もある。その先も舗装路を下って行って燕温泉に出る。温泉街の少し手前に黄金の湯という無料の露天風呂がある。バスの時間があるので短時間で15分程サッと汗を流し、さっぱりして、バス停まで10分程度歩く。16:20と16:33の2本のバスが関山駅まで出ている。
【反省】
9年前のログと同じように初日に火打山に登ろうとして腰に疲れが出て断念してしまった。年々体力も落ちてくるので、今の自分にあった計画が必要と感じた。
反省点としてポイントは2つ。
①初日はヒュッテでゆっくり宿泊して火打山は翌日以降にする。
②妙高山への登りはサブザックで軽装で登る。
の2点。これを踏まえると
初日;笹ヶ峰からヒュッテまで
2日目;妙高山をサブザックでピストン。
3日目;火打山を登って笹ヶ峰へ下山
というような感じのゆとりのある計画にしておけばよさそうだ。
フォトギャラリー:68枚
笹ヶ峰の登山口。500円の寄付で木製ストラップがもらえる。
歩き始めは木道が整備された歩道
ブナの大木が多くなる
黒沢橋。ここで水を補給
ここから12曲がりが始まる
7/12
12曲がりが終わり。
だんだん平原が近づいてきた
しばらくは登りがきつい。
携帯トイレブースのあたりから平坦に近くなる
歩きやすくなった。
ゴゼンタチバナ
富士見平分岐
オヤマリンドウ
ネバリノギラン
ヤマハハコ
雪で曲がった木やネマガリタケで歩きにくい。
高谷池ヒュッテに到着
テント場にある水場。煮沸要。
テント設営が終わり火打山に向かう。
天狗の庭付近で火打山が雲に隠れた。
ホシガラス
腰痛のため下山することに。反対側の妙高は良い天気
テント場に帰着も火打山だけは雲の中
2日目の朝。火打山がきれい。
今日は妙高山に向かう。
ウメバチソウ
シラタマノキ
茶臼山
黒沢池が近くなると妙高山が大きくなる
日本海側も良く見える
黒沢池ヒュッテ。ここにザックをデポしている人が多かった。
黒沢池ヒュッテ分岐から大倉乗越へ。
大きな岩と滑る泥
大倉乗越
妙高がでかい
ここの下りは厳しい下り
トリカブト
長助池分岐のすぐ手前の水場。水量は十分だった。
ミヤマカラマツ
長助池分岐
ここから正念場の登り
木の枝がザックに引っかかる。
狭い岩の間にザックが引っかかる。
山頂が近くなってくる
山頂直下の祠
妙高山北峰2446m
最高峰 妙高大神2454m
山頂プレート
コケモモの実
下りは溶岩の岩肌を降りてゆく。
鎖場。足場のステップが切ってあるので慎重に下れば難しくない。
オオバミゾホウズキ
風穴
光善寺池
天狗堂分岐。燕温泉方面へ下る。
厳しい下りが続く。胸突き八丁の標識
ヒメシャジン
白い沢が流れる。硫黄臭が強い。
湯道分岐(北地獄谷分岐)
ここで川を横切る
硫黄の川は滝となって落ちてゆく。
この先は人が歩ける幅の舗装路
赤倉温泉源泉付近の水場
トモエシオガマ
キバナアキギリ
燕温泉近くの黄金の湯。15分ほどつかって汗を流す。




