行程・コース
天候
晴れ時々くもり
登山口へのアクセス
バス
その他:
甲府駅-広河原間のバスは平日減便
この登山記録の行程
【1日目】
広河原(06:45)・・・白根御池小屋(08:59)[休憩 17分]・・・大樺沢二俣(09:45)・・・八本歯のコル(12:23)・・・北岳山荘(13:56)
【2日目】
北岳山荘(05:21)・・・中白根山(05:52)・・・北岳山荘(06:30)[休憩 50分]・・・北岳(08:39)[休憩 10分]・・・北岳肩ノ小屋(09:34)[休憩 10分]・・・小太郎尾根分岐(10:07)・・・白根御池小屋(12:41)[休憩 22分]・・・広河原(15:21)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
北岳へは、広河原まで行きながら体調不良で断念して以来、なんとか今年登りたかった。花の季節は過ぎて紅葉にはまだ早く、空いているかと思いきや、久しぶりの週末晴れ予報でテント場も予約満杯。だが心配は天気だけではなかった。大雨によるがけ崩れのため、南アルプス林道広河原線が通行止めになってしまったのだ。復旧予定は11日、もしだめなら別の山に登るつもりで10日に甲府入り。夕方バス会社に電話すると明日から運行再開とのことで、ようやくスタート地点に立つことになった。
広河原に着くと奈良田・芦安の両駐車場から先着した登山者でごった返しており、登山道で渋滞気味のところも。それも徐々にばらけて、樹林帯を抜け御池小屋へ。給水後、大樺沢の二俣へと進む。ところで二俣とは北岳から流れ落ちる沢(谷)の合流地点を意味し、山頂に向かって右の谷筋が右俣、左を左俣という。本日は左俣ルートを登るわけだが、地図やガイド本には登山道は左岸とある。右岸左岸というときは流れの方向を示しているので下流へ向かって左側が左岸、さっきとは逆になる。基本中の基本だが勘違いしがち。また左俣ルートは遅くまで雪渓が残り、時期によってはアイゼンが必要らしい。
壮大なバットレスを見上げれば上部はガスの中。急登は「八本歯のコル」の手前から木製階段が続く。これが通行量の多いわりにけっこう古びていて、ひやひやする。終わったかと思えばまた現れ、いつまで続くのかと思う。ガスに覆われて暑さは凌げるが眺望はなくなり、ようやく山頂・山荘の分岐に至る。天気が良ければザックをデポして山頂を目指す予定だったが、迷うことなく山荘へと向かう。
北岳山荘は工事中で今期はテント泊のみ予約営業している。山荘を挟んで両側にテント場があり、予定通り富士山が見える東側にテントを張った。見晴らしは良いが地面は斜めの所しか残ってなく、夜中に何度も目を覚ますことになってしまう。稜線ルート近くの狭いテントスペースの方が穴場だったかも。トイレは新しいバイオ式でよいのだが、和式だけなのがなんとも・・。
二日目は間ノ岳までの往復をと意気込んでいたものの、手前の中白根山(3055m)でUターン、テントを撤収していよいよ北岳へと向かう。山荘から山頂までは意外と時間がかかり、ちょっとスリルある所も。だがきょうはお天気がいいので苦にならない。荒天時に山頂を越えて北岳山荘まで行くのはけっこうリスキーではないだろうか。山頂では多くの登山者が360度の大展望を楽しんでいた。
下山は右俣ルートをとるべく肩の小屋で小休止、小広場の小太郎尾根分岐、広河原山荘が見えるポイント、草スベリ分岐を経て二俣へと下って行く。樹林帯に入ってもあまり日陰がなく、一ヶ所ベンチがあるだけ。御池小屋を通過し、バスの時間に合わせて休憩しながら下山した。なお、今期も二俣から下流の大樺沢ルートは通行止めとなっている。
北岳山頂でのこと。「ヤッホー、(子供の名を呼び)おかあさん登ったよー!!」と叫ぶひと。なんだか微笑ましくてほっこりした。思えば私など、念願の山頂に立つ感動は、回数を重ねるにつれ薄れてきている。昔のような新鮮な気持ちには戻ることはもうできないのかなぁ・・・。
フォトギャラリー:27枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| 傘 | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 |
| コンパス | ノート・筆記用具 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | ホイッスル |
| 医療品 | 虫除け | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
| トレッキングポール | 燃料 | カップ | クッカー |































