2022年晩秋の三瓶山

日帰り

三瓶山（中国・四国）

2022.11.19（土）

パーティ： 1人 (白木さんたろうさん )

白木さんたろうさん

行程・コース

天候

薄曇り

利用した登山口

室ノ内展望台　

登山口へのアクセス

マイカー
その他：三瓶山東側の東ノ原駐車場までマイカーで行き、そこから「室ノ内展望台」まで歩いて登る（リフト利用も可能）。今回の登山記録はその展望台を登山口とした。

この登山記録の行程

室ノ内展望台(09:05)・・・奥ノ湯峠(09:21)・・・孫三瓶山(09:31)・・・風越(09:41)・・・子三瓶山(09:56)[休憩 4分]・・・扇沢分岐(10:13)・・・男三瓶山(10:44)[休憩 3分]・・・女三瓶山(11:17)[休憩 21分]・・・室ノ内展望台(11:50)

コース

総距離: 約5.8km

累積標高差: 上り約747m; 下り約747m

コースタイム: 標準3時間; 自己2時間17分; 倍率0.76

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

中国地方にある深田百名山は大山（鳥取県）の１山のみであるが、その大山よりも魅力的な山がこの三瓶山である。室ノ内池という小さい池を「孫三瓶」「子三瓶」「男三瓶」「女三瓶」などの山々が取り囲み、全山縦走すると外輪山を一周することになる。アップダウンが続くが、大山のように登山道で渋滞が発生することもなく、変化にとんだ山歩きが楽しめる。ただし夏季は強い日射しを受ける時間が長く熱中症に注意する必要がある。
秋も深まった11月19日（土）、6時40分に自宅を出発し三瓶山東ノ原駐車場には8時22分に到着。気温は4度、風がないのでそれほど寒さは感じない。8時37分駐車場を出発、リフトは8時30分頃から動いていたが、リフト乗り場の南側の林道を登っていく。道はまっすぐ西に向かいその後北の方向に進路をかえ、なだらかな坂道が観光リフトの終点まで続く。リフト終点の少し先に登山道の分岐点があり、右手に進めば女三瓶、左手は大平山、直進すると室ノ内池へと下る。最高峰の男三瓶山を目指す場合は、右手の女三瓶山経由か又は直進して室ノ内池を通り扇沢分岐から男三瓶山へ登ることになる。全山縦走し一周する場合は、女三瓶山からでも大平山からでも可能であるが、男三瓶山南斜面下部の急斜面は足元の土砂が崩れやすいので、この場所が登りとなる大平山から孫三瓶、子三瓶へと時計回りの縦走をお薦めする。
今回も時計回りに登山道を進む。この分岐点から左手に少し登って大平山の山頂展望台に到着。「孫・子・男・女」の４つの三瓶山が全て見渡せるが、ひときわ大きく聳えるのは北側の男三瓶山だ。大平山山頂から登山道は緩やかに下っていく。登山道の両側の木々はほとんど落葉していて、登山道にもたくさんの落ち葉が積もっている。奥の湯峠まで下ると孫三瓶への登りが始まる。急登を10分程のぼると孫三瓶山の小さな山頂に着いた。孫三瓶の北側の斜面を下り鞍部の風越から子三瓶の登りとなる。風越から15分程登って子三瓶の山頂に到着。風が強い。男三瓶が近くなり、見上げるようになる。子三瓶の北斜面を下り、扇沢分岐に到着する。直進すれば男三瓶、右に下れば室ノ内池、左に下れば西ノ原の登山口への道となる。全山縦走の場合は直進である。分岐点から少し歩くと男三瓶山への急登が始まる（この場所を下る場合は転倒しないよう注意が必要）。ロープの続く難所を通過してもさらに急登が続く。低木樹林帯のなかの登りが終わると笹の斜面に変わり、しばらく登ると傾斜も緩やかになってくる。平坦な笹原を進み10時44分男三瓶山の広い山頂に到着した。どんよりとした空模様で風が強い。北に広がる日本海もあまりはっきりとは見えない。小休憩の後、女三瓶山に向けて出発する。2018年4月に発生した島根県西部地震で女三瓶と男三瓶の間の登山道の一部が崩落し一時期通行ができなくなっていたが、現在は通行可能となっている。この地震が発生した日、「グレートトラバース３」で３００名山踏破中の田中陽希が三瓶の旅館に宿泊していた。（テレビでご覧になった方も多いと思いますが。）
女三瓶の山頂で食事をとった後、三瓶山一周の出発点（室ノ池分岐点）まで下山し、そこから林道を東ノ原へと下った。
昨年秋は、ヒザの故障で階段の上り下りにも苦労していた。今年の春まで７か月間、登山はできなかった。まだ完全に治りきっていないが、重いザックを背負う必要のない日帰り登山はできるようになった。高齢者といわれる年齢になり、完治は期待できないのかもしれない。両ひざのサポーターは必携品となっている。またヒザ関節に効くサプリメントも効果があると感じ飲んでいる。