行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
駒形登山口(09:40)・・・雷神岳広場(10:55)[休憩 5分]・・・鳴神山(11:10)[休憩 10分]・・・椚田峠(11:40)[休憩 50分]・・・赤柴登山口・・・駒形登山口(13:40)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
来週には大寒波が訪れようとしている風の強い週末。
最初は天気が良さそうなので美ヶ原高原か湯ノ丸山の雪山に行ってみたいなと友人Y君と計画していたが、風速20m以上の暴風の予想のため断念。
代わりに近場の桐生市の鳴神山に行って来ました。
標高は1000m弱で歩行距離や時間の短い山行ですが、北に日光男体山から白根山の日光連山、皇海山や袈裟丸山の足尾山塊、東は筑波山、南は関東平野や富士山、秩父の峰峰、そして西側は遠く八ヶ岳に浅間山、赤城山と冬ならではの360度の大パノラマが楽しめました。
<鳴神山>
カッコソウやアカヤシオなど様々な花が咲く人気の山ですが、古くからの山岳信仰の山でもあり山頂付近に雷神岳神社が鎮座しています。
カッコソウ(絶滅危惧種)勝紅草は世界で鳴神山のみに分布するサクラソウ科の多年草です。
かつては満開の頃は谷間が一面ピンク色に染まったと言われるほど普通に見られた花でしたが盗掘や鹿の食害で絶滅の危機に瀕しています。
カッコソウは種と地下茎の2通りで増えるらしいですが、現在800個程度の個体数が生育し、そのほとんどが地下茎で数が少なると一気に絶滅してしまうそうです。
そのため今では鳴神山のほかに桐生自然観察の森や小平地区でも保全管理しているそうです。
鳴神山での見頃は4月末から5月上旬ですが駐車場から近い桐生自然観察の森では3月末から4月上旬に見られるそうです。
その他にレンゲショウマ、テンナンショウ、ヒイラギソウなどがネットに覆われ保護されていました。
雷の通り道と言われる鳴神山は別名雷神(なるかみ)山とも言われています。
日本武尊を奉る雷神岳神社は三峰神社と関係があるのか群馬県では珍しいオオカミ像が置かれています。
2匹のオオカミ像はそれぞれに赤と黄色のマフラーが巻かれており可愛かったです(^-^)
駒形登山口は入口に5、6台その下に5,6台が駐車できるスペースがありますが、出足が遅いこともあり満車でした。
カッコソウやアカヤシオの時期は路駐でしょうか。
トイレはありませんので手前のコンビニで。
それでは出発します。
フォトギャラリー:36枚
駒形登山口の入口には駐車できず50mほど降った場所に駐車しました。
駒ヶ岳登山口。
行きは正面を進み、帰りは左側の赤柴林道を歩き周回します。
まずは杉林の薄暗い沢沿いの道を緩やかに進みます。
第一石門。
登山道には所々鹿の食害からレンゲショウマを守るため柵があり保護されていました。
尾根に出る最後は急登です。
肩の広場到着。
南へ向かうと吾妻山までの縦走路。
東に降りると大滝登山口です。
赤いマフラーを巻いたオオカミ像。
仮面ライダー!
こちらは黄色マフラー。
自然を守る会の方が寒いので巻いてくれたのかな。
なるかみ小屋。
外の温度計は0度でした。
尾根に出ると風が強くなり寒かったです。
天候不順な時にこういう小屋があると安心ですよね。
石像と雷神岳神社。
この裏が鳴神山の双耳峰の桐生岳山頂です。
岩場をひと登り。
4つの祠の有る山頂。
小さな木のオオカミ像がいました。
こいつも可愛いぞ(^-^)
山頂からは360度の大展望。
北側の日光連山。
熊鷹山方面。
東側は筑波山方面。
南側は関東平野に富士山が見えました。
秩父連山から遠くに八ヶ岳。
西側は浅間山に赤城山。
景色は良いが風が強いため展望を楽しんだらゆっくりせずに下山。
そしてもう一つの仁田山岳。
その周辺はヒメイワカガミの群生地だそうです。
第一展望台から赤城山。
今日は雲がかかったり、とれたりしていました。
霧氷が綺麗なんだろうな~。
その後は椚田峠へ。
途中はアカヤシオの群生地です。
鹿の食害から守るためでしょうか、ビニールテープが巻かれていました。
椚田峠までの稜線は風が強くて顔が痛いので
峠から3分降ったカッコソウ群生地へ。
ネットが張り巡らされ保護されていました。
今度は咲いている時期に来てみたいと思います。
このへんの杉林は風もないのでベンチに腰掛け昼食タイム。
サンドウィッチに寒いのでカップラーメンも啜る。
休憩後は峠まで戻り、西の登山道を降る。
途中から赤柴林道の広い道を歩き、朽ち果てた赤柴釣り堀を過ぎるとやがて駐車場へ。
帰りは3,4台と車が減っていました。
帰り道に桐生自然観察の森へ。
スタッフさんにカッコソウの事を色々教えて貰う。




