行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
バス
その他:
中央線鳥沢駅から駅前9時発の梨ノ木平行ハイキングバス利用。増便が出ていた。富士急の本バスは7月までと9月から12月15日までの土休日運行。帰路は中央線猿橋駅から。
この登山記録の行程
梨ノ木平バス停(09:20)・・・水場(09:40)[休憩 5分]・・・大久保山のコル(10:20)[休憩 5分]・・・扇山(10:35)[休憩 15分]・・・大久保山のコル(10:55)・・・宮谷分岐(11:55)[休憩 5分]・・・コタラ山(12:10)・・・百蔵山(12:45)[休憩 35分]・・・稜線分岐(13:30)・・・登山口(13:55)・・・百蔵山登山口バス停(14:10)・・・猿橋駅(14:35)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
大月市選定秀麗富岳12景に指定されている扇山と百蔵山を訪ねた。この日、大月市では最高気温31度を記録したそうだが、扇山から百蔵山に至る稜線はときおり涼しい風が吹き抜け、新緑に輝く気持ちのいい山歩きが楽しめた。
梨ノ木平のバス停から針葉樹の植林帯の道を歩き出す。展望のない単調な道が続き、途中の水場で行程の約半分といったところ。やがて道はつづら折りとなり、木々の間から富士山が見え、広葉樹が増えてくると稜線の大久保山のコルに飛び出す。ここまでくれば扇山の山頂はすぐである。
鳥沢からのバスは満員で増便までしていたので扇山は混んでいると思いきや、広い山頂には数組のグループが休んでいるだけで静かだった。正面に鹿留山を従えた残雪の富岳12景6番山頂の富士は見事だった。しかし、この山頂は南面以外は木々にさえぎられ展望がないのが玉に瑕である。
小休止の後、百蔵山に向かう。大久保山コルを過ぎるとすぐ大久保山(道標はない)で、急な下りを過ぎると小さなアップダウンがあるものの快調な尾根道となる。時々登山者とすれ違うだけの静かな新緑の尾根歩きが心地よい。カンバノ頭や長尾峰と名付けられた小ピークは巻道で通過してしまう。猿橋方面に向かう宮谷分岐を過ぎると百蔵山への最後の登りで、猿橋駅に向かうコタラ山分岐を過ぎるとすぐ百蔵山山頂である。
ベンチもある広い百蔵山の山頂も数組のグループが休んでいるだけで静かであった。ここは富岳12景の7番に指定されている展望スポット。少しカスミがかかってきたが富士の姿は飽きさせない。富士の左には御正体山や今倉山などの道志の山々が連なり、眼下には都留市に至る中央高速も見えていた。また北側の木々の間に雁ヶ腹摺山や黒岳がのぞいていた。
下山は西へ、福泉寺方面に向かう。稜線の分岐を左へとるとあとは樹林帯の下りでどんどん高度を下げて行く。途中南側の展望が開けた場所があるので、逆コースで登るときには好休憩地となる。民家の水源地を過ぎ、水道タンクの間を通ると百蔵山登山口。道は二つに分かれているが、右が近道で、ここからは舗装道路歩きとなる。市営グラウンド脇の百倉山登山口バス停から駅までバスの便があるが、そのまま駅に向かう。百蔵橋を渡り、中央高速をくぐると桂川にかかる宮下橋。振り返ると歩いてきた扇山と百蔵山がきれいだった。
本コースは逆歩きもできるが、この場合梨ノ木平からのバスはないので鳥沢駅まで1時間ほどの舗装道路歩きとなる。
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