行程・コース
この登山記録の行程
美濃戸口(04:40)・・・御小屋尾根登山道入口・・・御小屋山(御柱山)(05:45)[休憩 5分]・・・不動清水(06:15)[休憩 10分]・・・阿弥陀岳(07:30)[休憩 15分]・・・中岳のコル(07:55)[休憩 15分]・・・赤岳(08:55)[休憩 10分]・・・赤岳天望荘(09:20)[休憩 10分]・・・行者小屋(10:00)[休憩 10分]・・・美濃戸(11:25)[休憩 5分]・・・美濃戸口(12:05)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
八ヶ岳連峰の主要なピークの中で唯一未踏だった阿弥陀岳を制覇してきました。ついでに赤岳もセット。美濃戸口から御小屋尾根ルートで阿弥陀岳⇒中岳⇒赤岳と登った後、下りは地蔵の頭から南沢ルートで美濃戸口までです。
美濃戸口到着は4時過ぎ。ところが駐車場はすでに9割ほどの埋まり具合。ちょっと焦りましたが、何とかスペースを見つけ、八ヶ岳山荘の事務所で代金(4/21から1日800円)を支払ってスタート。標識に沿って別荘地の舗装路を歩き、別荘が切れたあたりから登山道に突入。八ヶ岳らしく、コケが美しい樹林をゆるゆる登ります。道も歩きやすくて快適。そうするうちに御小屋山に到着。眺望もなく平らなのでピークらしくない山頂でした。さらにダラダラ登っていくと「不動清水」に到着。登山道を外れて1分ほど進むと水場あり。水量豊富なので当てにできそうです。
不動清水の標識に戻って再スタート。ここから登山道の様相が一変して急登になります。どんどん高度を上げて、樹林を抜け、ハイマツ帯に入るとハシゴとロープが出現。傾斜がかなりキツイのでロープを掴まないとなかなか大変です。でも危険を感じる箇所はありませんでした。ヒイヒイ言いながら稜線にたどり着くと「中央稜ルート」との分岐標識。興味半分でちょっとそちらを覗いてみると、とてもとても通行できる感じではありませんでした。良い子の皆さんは立ち入らない方がいいと思います。
稜線に出ると阿弥陀岳山頂はすぐそこ。今日は台風一過で晴れわたり、富士山、南アルプス(北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳)、中央アルプス、御嶽山、乗鞍連峰、北アルプス(穂高連峰、後立山連峰)、美ヶ原、霧ヶ峰、諏訪湖が一望でした。景色を堪能したら、赤岳に向かって下ります。噂には聞いてましたが、この下りは危険です。見下ろすと体感的には「真っ逆さま」。こんな怖い下りはなかなかお目にかかれません。しかも、浮石多数。落石しても・されても困ります。なるべく前後の登山者と距離を空けて慎重に下りました。
中岳を過ぎると赤岳への登り返しになります。文三郎尾根分岐まではガレ道のジグザグ登りで、そこを過ぎると岩場エリアになり、さらに進んだ赤岳山頂直下は鎖場の連続。阿弥陀岳で疲弊した身体にこの鎖場は堪えます。どうにか山頂到着。阿弥陀岳と同様、今日の眺望は抜群でした。
さて、下りは地蔵尾根ルート。ルート上には長いハシゴや階段がいくつか架かっているんですが、下から続々と登山者がやってくるので、すれ違い待ちが多発。20人ほどの団体ツアーと2回出くわしたのでかなり待ち時間を食いました。「登り優先」ということなんでしょうが、もうちょっと下りの人達にも気を遣ってくれてもよさそうなもんです。
行者小屋からは南沢ルートで美濃戸口を目指しますが、ところどころ、道が流されていてピンクテープが頼り。また、このルートは北八ヶ岳によくありがちな岩がゴロゴロした道。ズルっとやってしまわないよう気が抜けません。大きな岩の箇所では段差もあってテンポよく歩けないので、私はこういう道が大の苦手。しかも、距離が長い・・・。コケの生えた樹林の景色はきれいなんですが、美濃戸山荘に到着する頃には身体も気持ちもヘトヘト。なお、美濃戸口から美濃戸山荘・赤岳山荘まではダート道になっていて車で来ることができます。道幅はしっかりあるんですが、雨水が流れて深い溝になった箇所が多数あるので、SUVのような大きな車でないと通行は避けた方がいいのではないかと感じました。
そんなこんなでラスボス・阿弥陀岳を制覇。なかなか歯ごたえがありましたが、東側の斜面はちょっと怖かったので、下りでは使わないようにルートを組んだ方が良かったかなと思いました。また、落石に備え、ヘルメット装着をおすすめします。
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装備・携行品
| シャツ | ソフトシェル・ウインドシェル | フリース | ロングパンツ | サポートタイツ | 靴下 |
| 登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | グローブ |
| コンパス | ノート・筆記用具 | 修理用具 | 医療品 | ロールペーパー | 非常食 |
| 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | ヘルメット |





















