行程・コース
天候
1日目: 濃霧、稜線上強風
2日目: 濃霧、稜線上強風→晴れ
3日目: 晴れ
利用した登山口
登山口へのアクセス
バス
その他:
奈良田にマイカーを駐車(無料、150台ほど駐車可能)。前泊22:00頃はまだ空きがありましたが、日付変わって2:00頃には満車でした。下山後に確認すると、トンネルの前まで路駐の列が連なってました。
奈良田〜広河原は路線バスを利用、大人1,400円/人。45分ほどで着きます。5:30の便に乗るために4:45にバス乗り場に行きましたが、増便含め5台のバスは満席。立ち乗りでギリギリ乗せてもらいました。それでも乗り切れなかった方はバスが折り返して7:30頃の出発になります。
この登山記録の行程
【1日目】
広河原(06:30)・・・白根御池小屋(08:30)[休憩 15分]・・・小太郎尾根分岐(10:30)[休憩 10分]・・・北岳肩ノ小屋(11:09)
【2日目】
北岳肩ノ小屋(05:10)・・・北岳(05:42)[休憩 3分]・・・北岳山荘(06:42)・・・中白峰・・・間ノ岳(08:14)[休憩 3分]・・・農鳥小屋(09:50)[休憩 15分]・・・西農鳥岳(11:02)[休憩 3分]・・・農鳥岳(11:44)[休憩 15分]・・・大門沢下降点(13:00)[休憩 10分]・・・大門沢小屋(16:13)
【3日目】
大門沢小屋(05:05)・・・吊橋(森山橋)(06:41)[休憩 10分]・・・奈良田第一発電所(農鳥岳登山口)(07:15)[休憩 5分]・・・奈良田(08:05)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
ガスの稜線は熱中症の恐れがなくて良し、晴れの稜線は景色が抜群、そんなことを考えながらの白峰三山縦走でした。
下りが長い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これぞ南アルプスです。
・奈良田第一駐車場
無料、150台ほど?
明らかにキャパオーバーでした。駐車場の前後1 kmに渡って断続的に路駐している車を見ました。
・奈良田-広河原バス
1,400円/人、広河原まで40~45分ほど。
朝のバスは駐車場脇から出ます。5:30のバスに乗るために4時頃から列ができていました。5時に並んだ方はもう乗れなかったと思います。
奈良田に下山して広河原方面にバスで向かう方はこのバス停でも良いですが、駐車場から広河原方面に歩いて5分ほどのバス停を利用される方が多いようです。
・北岳肩の小屋
テント泊予約不要、1,500円/人
水は200円/Lか、往復30分の水場を利用。
風が強いと安全に使えるテントサイトが限られます。争奪戦の様相を呈していました。
・大門沢小屋
テント泊予約不要、1,000円/人
水は小屋でじゃんじゃん湧いているので無料です。
フォトギャラリー:63枚
駐車場を出て、トンネル脇のバス停に向かいます。
バスは4:40頃に始発が5台来ました。早めにバス停に来たつもりでしたが、ぎりぎりの乗車でした。ゲートが開くまで出発できないのでしばし待ちます。
山道に揺られてグロッキーになりながら40~45分ほどで到着。乗ってきたバスはすぐに折り返して奈良田で待っている登山客を迎えに行きます。
広河原のインフォメーションセンター。2階の出口に登山届けポストがあります。
登山届けポスト
階段を下って出発
ワクワクする吊り橋からのスタート!
急登をぐんぐん登っていきます。3連休の初日とあって行列になっている箇所もありました。
白峰御池小屋、きれいな小屋です。小屋の前が広々としていて休憩に最適です。
白峰御池
分岐を草すべり方面に進みます。ここからしばらく急登です。
草すべり、と言っても草の上を滑りながら歩くわけではなく登山道は一般的な小石・岩・土の道です。
小太郎山分岐点。この辺りから尾根に出て歩いている感じでしたが、ガスっていて何も見えません。
北岳肩の小屋、爆風です。
駄洒落を言っている場合ではない爆風です。20 m/sくらいふいていたと思います。
テントサイトはいくつかありますが、西からの爆風を防げるのは斜面のAサイト、Bサイトしかありません。到着時にはすでに平らなところはなく、なんとか脚を下にして寝れるスペースを確保しました。画像の通り、ほとんどのテントが斜面に無理やり幕営しています。夕方到着の方や6テンは張れるわけもなく、爆風のテントサイトに幕営されていました。風さえなければ平らなテントサイトが使えます。
2日目、まだ風の残る稜線を歩いて北岳に登頂。
北岳からの下りは急峻なところもありました。
北岳山荘。霧の中からボワっと現れました。
ずんずん歩いて間ノ岳登頂。
地図、GPS、マーキング、踏み跡を頼りにガスの中をただひたすらに進みます。
少しガスが切れ始めました。
標高を下げたらさらにガスの下に出ました。
農鳥小屋の赤い屋根が見えてきました。
ガスの向こうには富士山。
振り返ると鳳凰三山。
農鳥小屋到着。
西農鳥岳に向かって登り始めます。
振り返ると農鳥小屋。
ずんずん歩いて西農鳥岳に登頂。またしてもガスの中です。
岩稜帯を進みます。
本計画最後のピーク、農鳥岳登頂。
標高下げると雲の下に出ます。遠くに甲府盆地。
夏晴れの天気になりました。景色は良好。これはこれで暑い。。。
下降点に着き、稜線に別れを告げます。
倒木を避けるようにエスケープルートが取られている箇所がありましたが、地面が緩く、通行は危険です。
倒木が多いです。登山道をガッツリ塞ぐものもあります。
沢に向けて激しく高度を下げます。沢まで降りると斜度は緩くなりますが、そこから長い道のりです。
やっとの思いで大門沢小屋に着きました。南アルプスの下りは永遠に続くのかと錯覚するほど長いです。
大門沢小屋、とっても良い小屋でした。水は無料、テン場は少し狭いですが平ら、富士見の展望、沢のせせらぎ、どれをとっても100点です!
大門沢小屋が良すぎて400円のゼリーを買ってしまいました。沢の流水で冷えてて全身に染み渡ります。食べ終わったらゴミを回収していただけて、びっくりしました。小屋関係者のみなさま本当にありがとうございます!
富士見の展望
言語化が難しいですが、夏祭りを思い出す空間でした。
飲料とゼリーがキンキンに冷えてます。
下山は小屋脇から沢に降りていきます。登る方は一度小屋まで上がってください。
沢の右岸と左岸を行ったり来たりしながら下山します。
とてつもなく急な下りもあります。
吊り橋もあります。
森山橋。ここから先は道がおおむね舗装されていました。
奈良田第一発電所
広河原に通じるゲート。
奈良田に帰ってきました。
夥しい数のトラック。お勤めご苦労様です。
無事下山しました。長かったぁ〜!




