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火打山、新潟焼山(笹ヶ峰)

火打山、新潟焼山( 上信越)

パーティ: 1人 (つちのこくん さん )

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行程・コース

天候

くもり、晴れ→ガス→下ると下の方は晴れ

利用した登山口

笹ヶ峰  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 大きい方の250台の駐車場に駐車。土曜日夕方到着で、半分ほど空いてた。登山から戻った時も半分ほどで、なぜか空いてた。
トイレは夜も灯りのつく水洗トイレでステキ。
蛇口の水は飲用不可と書いてある。駐車場脇のキャンプ場建物前に自販機2つあり。

この登山記録の行程

笹ヶ峰(02:59)・・・黒沢橋(03:34)[休憩 4分]・・・富士見平(04:42)[休憩 7分]・・・高谷池ヒュッテ(05:15)[休憩 5分]・・・天狗の庭(05:36)[休憩 12分]・・・ライチョウ平(06:11)[休憩 8分]・・・火打山(06:39)[休憩 16分]・・・焼山(09:09)[休憩 49分]・・・富士見峠(10:43)[休憩 12分]・・・杉野沢橋(13:33)[休憩 11分]・・・笹ヶ峰(14:16)

コース

総距離
約22.4km
累積標高差
上り約2,270m
下り約2,270m
コースタイム
標準13時間25
自己9時間13
倍率0.69

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

新潟焼山は手強いです。しぶとい人しか楽しめない感じです。昨年規制解除されて整備がまだ十分でなくて、かなり自然なままの山を楽しめます。
ネットやアプリで最近の様子を情報収集して覚悟して行ったけども、それでもなかなかに味わい深い山でした。
きつい箇所がずっと続くので、実際は数字の1.5倍くらいきつい感じでした。歩行距離30km、累積標高差上下各3000mの山行を想定して無理のない計画が必要と思います。
また、有志の方々で整備をしてくださり本当に感謝です。

火打山から先は、新潟焼山山頂付近以外は基本的に全域で草藪漕ぎ。すぐに朝露で靴も下着のパンツまでびしょ濡れに。
登山道は、ほぼほぼ全域で滑落注意。即死はなくても10mほど斜面を転げ落ちて怪我しそうな感じ。新潟焼山は直登の草藪漕ぎの急斜面で、北アルプスなら当然ハシゴがあるような箇所もハシゴやロープは無し。山頂直下の富士見峠方面への下りはザレザレズルズルの急下りで、ここでも脚が消耗する。
草藪で登山道が不明瞭だけど、それなりに経験ある方ならそれほど迷わずに行けると思います。
沢の渡渉は、靴を脱ぐか靴のまま濡れるかと覚悟して行ったほうが良い感じでした。また、事前の情報収集で夕立などで水量が増えると地獄谷の渡渉は不安に感じました。なので計画段階で13時には沢の渡渉を終えているように計画しました。
飯豊山のダイグラ尾根は「死ねる箇所だらけ」と言われてますが、全体的に似た雰囲気です。ダイグラ尾根の方が楽に歩けると感じました。滑落しないように草を掴もうとすると毒ヘビがいるのも一緒で、胴抜切戸付近にヤマカガシ1匹、富士見峠の下標高1900m以下にマムシ1匹、ヤマカガシ2匹がいました。

水は3.5Lで出発。地獄谷で0.5L補給。2.8L飲んで、カエルなんかの手洗いで0.5L無駄に使って、0.7L残った。
地獄谷は味見して大丈夫そうな感じ。その他の沢は落差のある箇所で泡立ってたり、よどみがあったりで味見もせず。

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フォトギャラリー:65枚

4/29シャルマン火打スキー場から火打山、新潟焼山。この景色を見て行きたくなった。

登山口で入域料500円を。雷鳥のキーホルダーをもらって出発。携帯トイレの自販機もある。夕立は嫌だし後半に渡渉もあるので、早めの出発。

最初にザトウムシさんが声掛けてきてくれた

ヤママイマイが真っ黒で寄生獣みたいでこわいわ…遊んであげない

コウガイビルさんが今日も「わーーい」とはしゃいで走ってきた。エロかわいい感じで好き。

黒沢橋。真っ暗闇の橋はあの世に続いてるみたいでステキ。

真っ暗闇の中のカマドウマさんは格好良くてステキ

十二曲り、急だけど短いからあっさり登れる

十二曲りを登り切って、1930mに携帯トイレ用のトイレが

可憐なオトギリさんがいっぱい

高谷池に到着。発電機の音がするとホッとする。

このクルマユリさん、めちゃ大っきな声でアピールしてきた…写真撮ってやると喜んでたわ

カライトソウの実?もコンペイトウみたいでステキ

天狗の庭へ向かうと、火打山がだんだん大きくなってきてテンション上がる

左奥から新潟焼山、影火打、火打山がステキ

ナメクジさんが「乗っけてー」と。一緒に火打山を眺めたかったらしい。 ※寄生虫がいるかもなので、しっかり手を洗います

アザミさんが咲きだすと季節が進んだなーとしみじみ

コバイさんの実も味わい深い

池塘に映った火打山がステキ。少し風があると初代ファミコンみたいにちょい荒い画像に。

風がないと完全に鏡に映ったみたいでステキ。本物の火打山よりも、池塘に映った方が綺麗だ。白いワタスゲも良い雰囲気。

朝露に濡れたシャジンさんが色っぽい

マルバダケブキも満開やった

ライチョウ平の先からの火打山

火打山にちょい登って、天狗の庭と妙高山

火打山山頂だけ晴れてて、周りはどこも雲やガスが…ここから迫力ある新潟焼山を見たかったが…

新潟焼山へ向かうと、草藪こぎが当たり前。この画像も中央に登山道があるんだけども…靴もパンツ(下着)も一気にびしょ濡れに。覚悟して来てるからいいけども。

影火打の山頂標識。火打山〜新潟焼山の間は2人とすれ違ったのみ…基本、人はいない…

かわいいオダマキさんもいっぱいで幸せ。ガスっててあの世みたいな雰囲気だけども、お花だらけで癒やされる。

オオバセンキュウさんのどアップもステキ

馬の背的な、どっちに落ちても終わりな箇所がいくつも続く…道幅もあるしそんな危険ではないけども

時々ガスが抜ける。笹倉温泉の方と海が見える。

影火打〜胴抜切戸あたり、白いホタルブクロさんがいっぱいでステキやった

コルをすぎて新潟焼山への登り。登りに取り付いたあたりで晴れてきやがった…一気に蒸し暑くなる…

新潟焼山への登りは、ほぼほぼ直登。北アルプスなら間違いなくハシゴがあるような急斜面で、しかも足元は荒れてるし、草藪漕ぎだし…。これが延々と続く。

火打山から先はクマーのうんこがあちこちに…8っつもあった。そして登山靴も裾もズルズル泥ドロ。

新潟焼山の頂上付近になって、やっと草藪漕ぎから解放される。ズルズルのガレザレだけど、登りはまだマシ。

山頂に到着すると、一気に火山の雰囲気になってテンション上がる

火口をのぞくと…

火口湖が蒼くてステキ

画像だと分からないけど、足元に蒸気?がかすかに出てる所もいくつかあるし、地面を触ると明らかに熱めの所も。硫黄っぽい臭いはなかったけども、風向きやたまたまということもあるのかな?。

山頂標識がスケスケで格好良い!ガスの隙間から、シャルマン火打スキー場も見えて良かった

南から西の方はたまにガスが晴れてくれた。あの乙見湖のあたりまで歩いて帰るのか…遠いな…と

金山、裏金山と、奥に白馬岳、雪倉岳、朝日岳あたりも見えた

火打山はずっと見えなかった…右の妙高山もあんまり

富士見峠の方へ下る。ここ、登山道正面の岩場の上の方にピンクテープがあるから登ったら、崖っぷち…おかしいなと戻ると、右に思いっ切り曲がるのが正しいルートだった。すぐに間違いに気付くけど、あのピンクテープは危険。疲れ果ててたり熱中症で頭が働かなかったりしてたら遭難しそうだ。

前の画像を右に曲ると岩場の急下り。本当に危険な箇所にだけ、たまーにロープがある。この先はザレザレの急下りが続く。ズルっと滑って手をつくことも…脚も消耗する。

泊岩、岩の洞窟?を小屋にしてあった!

中もきれいでステキ

暗闇の中でも昼間でもヒキガエルさんがいっぱいで楽しかった。みんな「ビョンビョン」とあいさつに出てくる。この娘、なでなでしてやると「うっとり」と満足げに。そいで、なかなか下りてくれんかった…。 ※強毒あり。基本かまっちゃいけない。

クリンソウ?サクラソウ?かわいくてステキだ

富士見峠から裏金山方面。快適な登山道っぽい。そして、笹ヶ峰方面は「ここかな?草藪ですが?」って感じでステキ。

富士見峠からこの先歩く乙見湖方面。奥に黒姫山、飯縄山、高妻山も見える。そしてこの先標高を下げると、むっちりかわいいマムシとヤマカガシが日向ぼっこしてました。

富士見峠の先はさらに手強い草藪漕ぎが続く。身長175cmだけど、さらに背の高い草を漕いでいく。ここも中央が登山道なんだけども…。

可憐なツルニンジンさんもいっぱい咲いてた

標高1650m付近の最初の渡渉。ここは簡単。

地獄谷の渡渉は、やっぱり無理だ。どうせ朝露でびしょ濡れになるので、最初から登山靴で川に入るつもりで、古い方の靴を履いてきた。

一番浅い所でもくるぶし上。これ、夕立なんかで増水したらけっこう危ないわ。岩もちょいすべりやすいし。そんでも、冷たくて気持ち良い。

地獄谷をすぎると刈払いしてあるし、そこそこ危険な箇所にもロープがある。整備に感謝です。ただ、この画像のような歩きやすい箇所は一瞬だけで、またすぐ歩きにくい足を消耗するような道が続く…。

裏金山谷。石を伝って渡れそうだけど、岩がめちゃすべるからやめた。どうせすでに濡れてるし、ここも川に入って渡渉。

12:30頃になって、やっと新潟焼山の雲が取れてくれた!「もっこり」とステキ

金山谷。ここは岩もそんなにすべらないし、岩を伝って渡渉できそうだった。気持ち良いから川に入ったけども。

黒姫山の雲も取れて「ドーン」とステキ

最後の滝沢の渡渉。ここは余裕で渡れる。

杉野沢橋の直前でビブラムソールが剥がれた…ひたすらきつい登山道だったから…安全な場所まで耐えてくれてありがとうだ。このカイラッシュさん、最初の登山が2018年農鳥小屋の親父さんに会いに行った時だった。親父さん体調不良で今年は上がってないし、不吉な知らせでなければよいが…と考えてしまった…。

林道をてくてく歩いて駐車場に到着。きつかったけども、良い山だった。

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装備・携行品

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登った山

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