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台風で北岳だけ~でも山小屋ステイも楽しかった

北岳( 南アルプス)

パーティ: 1人 (太っちょパパ さん )

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行程・コース

天候

1日目:曇り時々晴れ、2日目:台風、3日目:雨のち曇り

登山口へのアクセス

バス
その他: 市営芦安第2駐車場で車中泊し、始発(5:15)の山梨交通バスで広河原へ(1,160円+協力金300円)。
帰路は8:00(土日のみ運行)の乗合タクシーで芦安駐車場へ(1,200円+協力金300円)。

この登山記録の行程

【1日目】
広河原(06:27)・・・白根御池小屋(08:35)[休憩 17分]・・・小太郎尾根分岐(11:09)[休憩 10分]・・・北岳肩ノ小屋(11:50)[休憩 28分]・・・北岳(12:58)[休憩 16分]・・・北岳肩ノ小屋(13:44)

【2日目】
北岳肩ノ小屋(06:53)・・・小太郎尾根分岐(07:07)・・・白根御池小屋(08:12)

【3日目】
白根御池小屋(05:31)・・・広河原(06:52)

コース

総距離
約10.8km
累積標高差
上り約1,873m
下り約1,873m
コースタイム
標準11時間40
自己8時間46
倍率0.75

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

数年前から北岳を計画するも、コロナの影響でなかなか行けず、今回やっと挑戦することが出来た。
計画では、1日目に北岳肩の小屋まで上がり、2日目に北岳から間ノ岳までピストンして白根御池小屋に泊まってゆっくり帰る予定だったが、台風13号が肝心の2日目に直撃するとのことで、急遽、初日に北岳のみ登頂して間ノ岳は断念した。
初日は、広河原からも北岳が見えるほどの好天で、暑い中、急坂を喘ぎながら登っていった。
2泊の荷物を入れたザックでの急登だと言うのにストックを忘れてしまい、なまった腿が直ぐに悲鳴を上げだした。
白根御池小屋で持参した塩おにぎりを食べながら休憩して、草すべりは高山植物を愛でながらゆっくり登るようにしたが、途中で両腿が攣りだす始末。まだまだ未熟だ。
偶然にも休んだ大木のそばに、やや短めながらも杖代わりになりそうな枝が落ちていたのでお借りしてだいぶ助かった。帰路には同じ場所に戻させていただいた。
山頂ではだいぶ雲も広がり、間ノ岳方面などはあまり見えなかったが、雲海に浮かぶ富士山が雲の隙間から顔を覗かせてくれて、お地蔵様と一緒に眺めることができた。
2日目は予報どおりの暴風雨で、予約してある白根御池小屋で1日のんびり過ごす事にした。
この小屋はとても綺麗で、小屋番さんたちもとても親切。山の本も充実していて、台風の中でも1日満喫することが出来た。お気に入りの小屋が出来て幸せ。
次に来るときは、車中泊ではなく白根御池小屋に泊まってから登ることにしよう。
花の百名山としても有名な北岳の花の時季は逃していたが、それでも多くの花に出会うことが出来た。キタダケソウの頃は、さぞ素敵な山行になることだろう。

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フォトギャラリー:106枚

市営第2駐車場に17:30頃入り車中泊

5:15のバスで広河原へ。インフォメーションセンター2階で登山届を出して出発。

ゲートの横を抜けて登山口へ。

広河原橋を渡った先が1番わかりづらかった。
橋を渡ったすぐ右側はキャンプ場で、もう少し上がった右側に道標があった。

すぐに急登が始まる(汗)

通行止めになっている大樺沢ルートとの分岐

大文字草が咲いてた。

クサボタン

丸太の階段が現れてここから更に急坂になった!

第1ベンチ?でひと休み。

樹林帯で風が無く、今日は蒸し暑い。
台風13号が向かっているらしい。

第2ベンチ?でまた休む。
今日は調子が悪い。

第2ベンチで眺望が開ける。鳳凰三山かな?

なかなかの急登続きで、もう足がヤバイ(汗)

北八ツの様な苔の森が広がる。

やっと少し緩やかな山道になった!

落石注意のガレ場を渡る。

立派なアザミ。フジアザミと言うのかな?

崖沿いでは木道が整備され、安全に通れる。
とてもありがたい。

冷たい沢水で顔を洗いリフレッシュ!

沢からは谷間の眺望が楽しめた。

樹林帯の木漏れ日が気持ち良い。

石畳の様に整備された道になった。

白根御池小屋に到着!

塩おにぎりで2回目の朝食休憩(笑)

小屋前の白根御池。
とても気持ち良さそうなテント場になってた。

今回は草すべりコースを行くので右へ。

背高の黄色い花が沢山咲いてる。
キオン?ハンゴンソウ?

小さな白い花は、ヒメコゴメグサ。

オトギリソウかな。

草すべり上部では岩が多くなり、背の低い花が目立つ。

トリカブト

ミソガワソウ

ハクサンフウロ

センジュガンピ

タカネグンナイフウロ

ヤマハハコ

この黄色い珊瑚の様なのは⁉️
ニカワホウキタケ
と言うらしい。

タカネナデシコ

コウメバチソウ

花を愛でながら歩くうちに植生保護の柵に辿り着いた。
南アルプスは植生保護に力を入れて素晴らしい。

保護柵沿いに進むと右俣コースと合流。

もうナナカマドが赤い実を付けてる。

だいぶガスってきた。

シシウド?

この階段登って尾根に。

尾根に出ると突然視界が広がった。

小太郎山への道標が倒れてる。
自分も両腿が攣って倒れ込む(笑)
小太郎尾根分岐かと思いしばし休憩。

小太郎山の方を覗いてみる。
なかなか良さそうな稜線が続いてる。

さて進みますか。

あれ?
小太郎山分岐点の道標だ!

やっと、急坂は終わった様だ。

最近コゴメグサがお気に入り♪

イワツメクサも可愛い。

斜面に広がる白いお花畑!

と、思ったらどうやら地衣類らしい。
ハナゴケと言うのかな?

岩場がもうひと山あった(汗)

イワヒバリかな?

ハクサンイチゲが咲いてた。

ガスの中に小屋が薄っすら見えてきた❗️

北岳肩の小屋のテン場

北岳肩の小屋に到着

明日は1日中雨予報とのこと。
小屋にあらかたの荷物を置いて身軽に山頂を目指す事に!

コケモモ

昼を食べていなかったのと足が限界なのとで、ハートの石に腰掛けてパンをかじり暫しの休憩。

振り返ると、雲海と肩の小屋が良い感じ♪

イワツメクサとイワギキョウ

避雷針かな?

両俣分岐。山頂まであと少し!

山頂手前は、なかなかの岩場が続く。

岩の隙間に咲くミヤマキンバイに癒される。

北岳山頂(3193m)

三等三角点は「白根岳」の表示。

雲海の隙間に富士山が顔を出した!

山頂のお地蔵様と富士山を眺める。

間ノ岳へも行きたかったなぁ。
後ろ髪惹かれつつ下山。

トウヤクリンドウ

肩の小屋付近もだいぶガスって来た。

小屋でひと休み。

上がり口が食堂になってた。

お決まりのセリフのプレートがあった。

盛りだくさんの夕食メニュー

参考までに。

充電ありがたい。

更衣室が小屋内とトイレ(外)にあった。

館内マップ

本日の寝床。大部屋に1人だった。

ボリューム満点の夕飯。
肩ロースが柔らかかった。
味付けも最高!

朝食は目玉焼き。
タコウインナー久しぶりだなぁ。

昨夜から本降り。
台風直撃らしい。

暴風雨だが歩けそうなので、予約してある白根御池小屋まで下山することに。

今回はストックを忘れて(汗)
この枝を杖代わりに助けてもらった。
感謝して元のところに戻した。

雨の白樺林も幻想的でなかなか良い感じだ。

のんびり歩いたが1時間20分程で白根御池小屋に到着。

ものすごく綺麗な小屋。
小屋番さんもすごく親切。

山雑誌や高山植物の本など書籍も充実。
今日は1日小屋でのんびり。

館内マップ

小屋の水があまりにも美味くて感動!
蛇口をひねると南アルプスの天然水!

夕飯は17時から。
ちょっと濃い味付けの焼肉でご飯が進む。
食べ過ぎた。

朝食は5時からで、こちらも美味しかった。
白身魚はタラかな?

スティック納豆は初めて見た。

台風は熱帯低気圧になったがまだ不安定な天気。
止んでいるうちに下山開始。

お世話になりました。
最高の山小屋でした。

この辺りは、丸太階段も上部がカットしてあり雨の日の下山も安心して歩ける。

6時頃から少し降り出したが樹林帯でだいぶ助かった。

白根御池小屋から1時間20分程で広河原に無事下山。
これから天気回復の予報なので多くの方が登って行った。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア Tシャツ ソフトシェル・ウインドシェル ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ
靴下 レインウェア 登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター
水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル 帽子 グローブ
着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ
登山計画書(控え) ナイフ 修理用具 ツエルト ホイッスル 医療品
虫除け ロールペーパー 携帯トイレ 非常食 行動食 テーピングテープ
GPS機器 ライター カップ カトラリー

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登った山

北岳

北岳

3,193m

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