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四阿山と根子岳~晩秋と初冬の間で~

四阿山・根子岳( 上信越)

パーティ: 2人 (あし0316 さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 友人ピックアップ3:10…京葉道・武石IC…首都高速…外環道…関越道…上信越道・上田菅平IC…菅平牧場駐車場7:18
★菅平地区のセブンイレブンは7:00オープン

この登山記録の行程

菅平牧場管理事務所(7:19~7:21)★WC休憩…小四阿(8:56)…中四阿(9:10)…分岐9:38…四阿山(10:04~10:09)…分岐(10:25~10:49)★食事休憩…根子岳(11:58~12:00)…展望台(13:00)…菅平牧場管理事務所(13:30)★WC休憩

コース

総距離
約11.6km
累積標高差
上り約1,075m
下り約1,076m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 山仲間の行きたいところは「唐松岳」…。天候、登山道までのアプローチ、完全予約制テント泊等を事前に調べてみたが、庶民には敷居が高くない?私の主観で、北アルプスはやはりお金のかかるヨソユキの山域。行けばやはり天上の世界は気持ちが高揚するだろうが。当日、提案して入山したのが「四阿山」だった。目的は、山頂から北アルプスを眺めに。途中で運転を交代して、上田菅平ICからは下道で。菅平地区の早朝は馬がのんびり車道を歩いたり、合宿の少年達が散歩している。コンビニの開店まちをして菅平牧場へ続く坂道を上がっていくと、快調に走ってくる人々とすれ違う。トレラン大会だ。
 入場料を納め、第二駐車場の片隅に車を停め、放牧された牛を見ながら柵ごしに四阿山登山道から歩いていく。この一週間、急に秋が深まった、などと出張続きで久しぶりにあった友人とお喋りしながら、森林浴。U字溝の並ぶ大明神沢を超えるとやがて笹薮を縫うような登山道をあがっていく。私達は正反対。登りに強い私と下りに強い友人。得意の区間になるとトップを譲りあう。
小四阿山で長野から来たソロの男性とお喋り。岩稜帯となる中四阿山を越えると根子岳と四阿山の分岐。根子岳から四阿山へ向かう人々がワイワイと山頂目指していく。針葉樹には雪が残っている。付近の道は雪解け水で泥濘。階段を超えて、山頂のお宮参り。狭い山頂にはたくさんの人が賑やかに景色を楽しんでいる。小四阿から、煙の昇る浅間山を見つけ、高度を上げると北アルプスの峰々に人々はひきつけられる。「今年は初冠雪が早い」と小四阿山の立ち話の通り、北アルプスは秋どころか初冬を迎えた。「唐松岳を止めて正解だね」と言い合いながら、続々と山頂を押し寄せる人々で身の置き場に困る二人。根子岳との分岐が風除けにもなっていいだろうと、山頂を下ってカップ麺をすする。団体さんが「休ませて~」と座り込む程、根子岳へは急な斜面を下降していく。「逆ルートだったら辛かった」と相槌を打ち合いながら、登って来る人、下って来る人に道を譲り合い、大隙間へ。ここから鬼遊びの庭と言われる岩稜帯の区間は私の独断場。(単にお花摘みスポットを探したいだけ)
 岩に座り登って来る人々の中に友達を見つけ、しばし絶景を楽しむ。狭い岩場を縫うように進むと根子岳山頂。広場のように広い山上ではたくさんの人で活気に満ちている。手作りの看板を手に写真を撮ってもらう人、親子で美味しそうに食事を頬張る姿、それによれよれで山頂を目指すトレラン選手の皆さん。先ほど踏んだ隣の主峰・四阿山と植生ががらりと変わって、笹に覆われた山は美しい。小四阿山山腹でマツムシソウを見つけては喜んでいたが、ここは花の百名山。トリカブト、リンドウなどの遅れ花を見つけて写真を撮る。花の最盛期にはもっと数多くの花々を見つけてテンションも上がるだろう。牧場の裾野へ広がる岳樺の森も素敵だね、と語りながら下りは友人が先頭に。気力を振り絞って登るトレラン選手達とすれ違い。東屋で休憩。低・高山併せて200座近くは登っているが、日本百名山など遅々として進まないのは、有名無名を問わず気に入った山域を見つけると周囲の山頂を目指す事が好きなせい。
 ほんの数週間まで日本各地に吹いた熱風は、体温を奪うような冷たい風に変わった。「温泉行こう♪」と牧場へ下る。トイレへ直行した後は「ソフトクリーム」のご褒美。足元にノコギリソウを見つけたが、園芸種かも。「(今日の登山を)正直舐めていた」と友人は1ヶ月振りの病み上がり登山に自省の弁。インフルエンザに時同じく罹患したが、症状が重かったそうだ。
来月、私が転職してからは、次はいつご一緒できるかわからない。ここ数年、山時間を共有した友に感謝。変化に富んだ景色と四阿山から根子岳へのアップダウンで心地よい疲労感を覚えた。下の廊下、鳳凰三山…、自分の選定では足を向けない山の景色をを見せてくれた事はありがたい。良き山友とこれからも安全第一で楽しい山行を重ねられることを願いつつ、夜には感謝のLINEメッセージを送り合い、無事下山。



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装備・携行品

シャツ アンダーウェア フリース ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下
レインウェア 登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ
予備電池 タオル 帽子 グローブ 着替え 地図
コンパス 腕時計 登山計画書(控え) ナイフ ツエルト 健康保険証
ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ 非常食 行動食
テーピングテープ トレッキングポール GPS機器 カップ
【その他】 ココへリ、ニット帽子、ネックゲイター
★下半身冷えないように薄いアンダータイツ着用。

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登った山

四阿山

四阿山

2,354m

根子岳

根子岳

2,207m

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