行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
電車
この登山記録の行程
箕面駅(08:00)・・・箕面大滝(08:55)・・・天上ヶ岳(10:10)・・・政の茶屋園地(11:09)・・・最勝ヶ峰(11:57)・・・政の茶屋園地(12:40)・・・箕面駅(13:35)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
箕面(みのお)国定公園を訪れるのは小学校の遠足以来だろうか。阪急箕面駅からスパガーデンの前を通り、まっすぐ進めば箕面公園の入り口。右が滝道と呼ばれる舗装路。ここは左の山道へ。きょうは(きょうも?)観光というわけではなく登山装備だからなるべく自然の道を歩きたい。しばらく行けば先の舗装路に降り立つ(ヤマタイムではそうなっていないので舗装路をトレースした)。朝の早いうちなら観光客も少なかろうと先に大滝を目図す。いま見ると意外と小ぶりな滝だなと思った。
大滝から駐車場の方へ坂道を登りしばらく車道を川沿いに、百年橋から登山道に入る。このあたりは自然研究路の何番と表示されていて、これから天上ヶ岳へ行くのは2号線。少しのあいだ急登もあり、3号線と合流して気持ちのいい尾根道となる。倒木もあるが段々が整備された歩き易い登山道である。やがて手製の標識から一旦下って登り返すと天上ヶ岳。ここは瀧安寺の奥の院でもあり、そう広くはない山頂には等身大に近い役行者像と「役行者御昇天碑」と彫られた石柱がある。若き役小角は箕面山中で修行して悟りを開き、最晩年にも箕面に赴いてこの場所から天に昇ったとされるのが由縁である。
もと来た道をもどって3号線から下山すればビジターセンター駐車場に出る。その目の前に東海自然歩道の登山口があり、最高峰の最勝ヶ峰を往復する。山頂の少し手前にりっぱな石標が、少し先には勝尾寺を建立した開成皇子墓(宮内庁管轄)がある。
ところで箕面といえばお猿さん。遠足に来た時もあちこちでニホンザルを見かけて、子供たち(私ら)は大喜び。けれども今回は姿を見かけず・・・。箕面のニホンザルは1956年に天然記念物に指定された。ところが観光資源として餌付けしたサルが増えすぎてトラブルも増大。1977年からは対猿関係を見直し、従来の野生に戻して棲み分け・共生の道をとるようになった、とのこと。昨今はクマやシカやイノシシによる被害が話題にのぼることが多い。本来の自然と人間の都合とのバランスをとりつつ、野生も人も共に幸せに暮らす日本列島であってほしいと願う。













