• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

赤ぼっこ~青空の奥多摩絶景を求めて

赤ぼっこ・愛宕山・天狗岩・旧二ッ塚峠( 関東)

パーティ: 2人 (ラヴィ08 さん 、ほか1名)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

電車
その他: 宮ノ平駅7:10着。数人下車。南口へ下車。下車後駅舎内にトイレあり。今回は青梅駅乗り換えに時間があったので、青梅駅ホーム上のトイレへ。

この登山記録の行程

宮ノ平駅(07:12)・・・ハイキングコース入口(07:42)・・・愛宕山分岐(08:07)・・・愛宕山(08:23-08:35)・・・愛宕山分岐(08:45)・・・要害山(08:54)・・・天狗岩分岐(09:22)・・・天狗岩(09:25-10:17)・・・天狗岩分岐(10:21)・・・赤ぼっこ(10:32-11:27)・・・馬引沢峠(11:49)・・・旧二ッ塚峠(12:04-12:26)・・・分岐(12:47)・・・天祖神社(13:12-13:27)・・・ハイキングコース入口(13:30)・・・青梅駅(14:03)

コース

総距離
約11.7km
累積標高差
上り約573m
下り約595m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

奥多摩手前の青梅市南側になだらかな尾根が広がっている。ここにトトロで有名なまっくろくろすけが住むという山があるらしいと以前聞きました。その山は「赤ぼっこ」と言われ、山頂からは奥多摩の山々を見渡せる絶景ポイントだそうです。赤ぼっことは、関東大震災の時に表土が流れ落ち赤土が露出した山が由来だそうです。もうそれから植生が回復して露出はしてないそうですが、当時は目立ったんでしょうね。
赤ぼっこの山頂はうわさ通りの大絶景でした。青空の青、奥多摩の山々は標高の高い山にはまだ白く雪が残り、眼下には青梅の市街地が広がっている。そして、遠くに雪をかぶった日光の男体山までも今日は見ることが出来ました。のんびりと太陽の光が降り注ぐ山頂で、日向ぼっこして過ごし、時間を忘れるっていうのもいいものです。ぼっこって日向ぼっこってこと?って思ったり。たくさんの登山者が、この絶景を楽しんでいました。
景色は、青梅の市街地が眼下に広がり、朝、宮ノ平駅をおり、舗装路を登山口へ向かう途中に渡った和田橋か見えます。その奥に梅郷の市街が広がります。右方面は青梅の市街地です。人々の住む街が手に取るように見える絶景です。
そして、なんと言っても奥多摩の山々。まずすぐ目に飛び込むのが大岳山の勇姿。今日はまだ雪をかぶって冬衣装をまとった大岳山です。大きいですよ。そして大岳山から右へ稜線が続き、奥の院の尖った頂き、その横には御岳山が三角錐状に見えます。こんな風に三座を観れるのはもうウキウキしてしまいます。御岳山のさらに右に山頂部の白い頂きがちょこっと頭だけ見えます。あれはなんだろう?他に比べると明らかに白いのでかなり標高が高いことがわかります。おじさんから、あの山だけわからないんだよな〜って声をかけられて、よしと思って、スマホの地形図で山座同定をしました。山の名前がわかるとまた新たな驚きになるので、なんとしても調べたいなあって。その結果、その山は、なんとなんと
鷹ノ巣山の山頂部でした。おじさんも驚いて、でも嬉しそうにして下さって、私もあの他と違う異色の白い頂きがわかって満足です。
次に梅郷の市街の左上になだらかに広がる少し雪がかかった大きな山体が目に止まります。これが川苔山です。大岳山、鷹ノ巣山、そして川苔山と奥多摩の名山がそろいます。さらに梅郷の街の奥には高水三山の岩茸石山と高水山です。高水山の山容を見るのは初めてです。岩茸石山の奥には富士山のような棒の折山も見えます。さらに右は埼玉の山々、奥にはラッキーにも雪を被った男体山、さらに八溝山、筑波山と百名山を確認できます。最後に都心部のビル群があり、一際尖った針のようなのがスカイツリーです。快晴で青空にこれだけの名山に出会えるのですから、いい山です。
そして、お目当てのまっくろくろすけ!三角点の前に集合してました。昔見た写真では山頂標柱の前にたくさんいたのですが、今日は三角点の前です。移動するんですね(笑)。和やかな気持ちにさせてくれて、自然と登山者の方々とも打ち解けたりします。とっても良い頂き。一度はこの絶景に会いたいと思っていて、想像以上の一期一会の景色に出会えました。

登山道ですが、イメージ的には里山のお散歩コースという感じだと思います。ただいろんなシーンがこじんまりと散りばめられていて、楽しい山行になります。今回は宮ノ平駅から縦走を開始しました。和田橋を通る時には左の端の頂きに注目です。そこに1本目たつ木が見えます。それがこれから向かう赤ぼっこです。稜線は見えてるのですが、どこだって探してしまいます。そして登山口。梅ケ谷峠の標識を左に曲がり、すぐの分岐を左に入れば、登山口です。そのまままっすぐ行けば民家の脇を通りだんだんらしくなります。行き止まりまで行くと鋭角に登山道が曲がるので、そこから本格的な登りです。少しだけ急ですが、普通に登れる道です。稜線に出てもう一段登れば、赤ぼっこにつながる稜線にでます。そこから左に曲がれば赤ぼっこへ行けます。が、今回はあえて右へ。こちらには愛宕山があります。分岐の標識を見ると小さな板に手書きで急勾配なんて書かれています。もしこれに気づいた人は行くのをやめるのではないかなあ。急勾配はないです。むしろちょっとだけワイルドで登山道らしく細い歩きやすい道が続き、どんなになってるのだろうって楽しみになります。最後はなんとなく盛り上がった斜面を少し登ると愛宕山の頂上です。小さな頂上表があります。見つけるのが楽しいです。眺望は残念ながらありません。少し木々の合間から見えます。ピークハントだけと言われればそうですが、むしろ全行程の中では一番登山道らしい場所のように感じます。
さあ、分岐まで戻り、先に行きましょう。次は要害山の頂きですが、登山道の一部のような頂きです。わからないかもです。そして次が三角点のトップ。登山道から外れて登ると、なかなかいい四等三角点が設置されてます。これは是非見たい三角点ですね。登山道に戻ると、赤ぼっこに行く前のもう一つのポイント=天狗岩です。分岐がすぐわかります。しばらく登山道から離れて尾根を進むと急な階段が2つ現れます。下りで急です。下ったら登ることになるので、登山道に戻る時は覚悟です(笑)。
で、ここで岩場です。ちょっとだけ楽しい岩との戯れ。危険はないです。楽しい迷路のような岩場。どこが天狗岩?って思いますが、一旦ピークの岩に登ると天狗岩の頂上標柱を見つけられます。そこへ行くと、大岳山の絶景にしびれます!そして、岩場の先まで行けます。絶景です。眺望はすごいです。もう時間忘れてしまうくらいいてしまいます(笑)。眺望は赤ぼっことほぼ同じです。赤ぼっこはなにも遮るものがないので、眺望は赤ぼっこの方です。でも岩場でなかなか荒々しく良い場所です。下からはここはどのように見えるのだろうと思うのですが、残念ながら確認出来なかったのが残念です。
天狗岩で感動したら、登山道へ戻りいよいよ赤ぼっこ!出だしに書いた通りの絶景とまっくろくろすけです(笑)。充分景色を楽しんだら、青梅駅に向けて山陵を縦走です。が、赤ぼっこから左に曲がり縦走に戻ると右が黒い塀になり登山っていう感じが遠のきます。中はなんかの処理場です。地図では処理場としかないです。それがずっと続きます。途中、馬頭観音と馬引沢峠があります。さらに進むと旧二ツ塚峠です。ベンチが2つあるので休ます。ここは四辻になってるので、間違えないように次のポイントを目指します。天祖神社を目指します。ハイウェイのような広い登山道でお散歩道ですね。ここは歩きやすく気持ちいいです。しばらく行くと分岐になるので、まっすぐ行かず右に折れると天祖神社への道になります。一度霊園にでますがすぐ稜線に戻り登山道です。そして天祖神社です。けっこう立派な神社です。お参りをして神社を後にすると階段がけっこう急で驚きます。で、あとは歩道を歩き青梅駅へ向かい今回の赤ぼっこ縦走は終了です。
ゆっくり散歩を楽しんで、絶景に会える、そしてまっくろくろすけに会える山、それが赤ぼっこです。


(登山DATA)
エリア:奥多摩 長淵丘陵
山名:赤ぼっこ(あかぼっこ)
標高:409.6m
岩質:混在岩
ルート:【縦】愛宕山~天狗岩~赤ぼっこ(宮ノ平駅・青梅駅)<長淵山ハイキングコース>
グレーティング: 体力 2、定数 19、難度 A  EK度数 20(比較的楽)

続きを読む

フォトギャラリー:97枚

宮ノ平駅。無人駅です。トイレあり。

和田橋を渡ります。奥にある稜線を歩くのかな??

この橋意外と高い位置にあります。

偶然とったこの写真に、なんと赤ぼっこが映っていました!左の水平になった稜線に1本の木が立っています。ここが赤ぼっこの山頂です。

梅ケ谷峠の交差点を左折します。

右の道路は武蔵五日市へ抜ける梅ケ谷峠。左が登山口です。

とにかくまっすぐ進むとこんな感じのところになります。

民家の脇を通り、山の奥へと進みます。

谷を進み最奥までいくと登山道は鋭角に曲がりこみ、本格的な登山道になります。

さらに鋭角に曲がりこむといよいよ尾根筋へ登る急登の始まりです。標高270m付近です。

急登の最後はロープの張られた道になります。もうすぐ最初の稜線です。

尾根に出ました。ここは三叉路の分岐になっていて、今回は谷からこの尾根にあがる通常ルートで登りましたが、もう1つこの尾根へ直接登るルートがありその合流点です。

登山道は急に明るくなります。

標高370m付近。だいぶ登ってきました。少し急ですが穏やかな登りです。

稜線の分岐。正面の明るくなってるところ行くと景色が広がります。

稜線の分岐から明るく見えたところに入ると、絶景が広がります。ビューポイントです。さらにここには・・・

四等三角点「梅ヶ谷峠」があります。が、折れてました。

ということで愛宕山へ向かいます。長淵山を端から端まで歩こうって思っていたので、愛宕山行かないとです。いったん下ってから登り返します。

なだらかな斜度で歩きやすいです。

細い道がずっと奥まで続いています。この辺りはこのルートでは登山道らしい道だったと思います。

目の前が明るくなってきました。ここを登れば・・・・

愛宕山394m山頂

残念ながら眺望は木々に阻まれて見えないです。これから行く天狗岩、そして目的地の赤ぼっこまで楽しみにしましょう!

分岐まで戻りました!この分岐の標識に手書きで「愛宕山梅ヶ谷峠急勾配」って書かれていました。これを見ると本道からそれていく必要はないかってことになりそうですね。愛宕山まではなだらかなので問題ないです(笑)。

では、ここからは赤ぼっこへの稜線歩きです。穏やかな尾根道が続いています。とっても歩きやすい登山道です。

最初のピークへの登りです。

要害山414m山頂。登山道の一部ですね。

基本樹林の縦走路ですが、ちょっと青空の見える開けた景色に出会えます。

394の三角点のあるピークへの登りです。

登る途中左サイドが開け、青梅丘陵が見えます。

四等三角点「和田町」。このピークは登山道から外れています。ここかなあっていう踏み跡のついた斜面があるのでそこを登るとこの三角点に出会えます!

そしてちょっとだけ景色が見れます。

次の412のピークを目指した登りです。

412のピークをすぎ天狗岩の分岐への登りです。こういう感じの樹林がこの稜線では多いです。

少し空が見え始めました!

天狗岩分岐。ここを左に行けば天狗岩です。右に行けば赤ぼっこです。

天狗岩

赤ぼっこ

赤ぼっこ頂上標柱

三角点とまっくろくろすけ

馬頭観音

馬引沢峠

二ツ塚峠

天祖神社コース分岐

天祖神社

青梅駅

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ソフトシェル・ウインドシェル フリース ロングパンツ 靴下
レインウェア 登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ
予備電池 タオル 帽子 グローブ サングラス 地図
コンパス ナイフ 健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 携帯トイレ 非常食 行動食 テーピングテープ
チェーンスパイク トレッキングポール GPS機器

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

赤ぼっこ

赤ぼっこ

409m

関連する山岳最新情報

よく似たコース

赤ぼっこ 東京都

レトロな青梅市街から、展望抜群の赤ぼっこを目指す長淵丘陵

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
4時間55分
難易度
コース定数
18
登山計画を立てる