行程・コース
天候
雨&雪
登山口へのアクセス
バス
その他:
秩父地方は前夜から雪が降り、雪道登山となった。
この登山記録の行程
法性寺(09:30)・・・お船観音(10:07)・・・般若山(11:05)[休憩 20分]・・・釜ノ沢五峰分岐(12:09)・・・三ノ峰(12:45)[休憩 15分]・・・長若山荘(14:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
前夜からの降雪で登山道の安全を考えて大幅に予定変更がなされての出発となった。この釜の沢五峰は岩山で絶壁も多く雪が残っている登山道を歩くのは何とも怖かったが、雪を被った周りの山々が雲海の上に浮かぶ姿は美しい以外の何物でもなかった。
9:30頃、法性寺で安全祈願をする。本堂の入口に般若の面が掛けられていたがこれは「良き般若」とのこと。お寺の奥様がドアを開けてくれ内部にある美しい観音様像を拝ませていただいた。般若堂まで行き面白い岩が織りなす修験の祠を観る。ここからいよいよ登山開始、月光坂という素敵な名前の急登を登って行く。20分ほどで「お船観音様」がいらっしゃる断崖絶壁に出る。近くに見える雪まぶしになった山の美しいこと。
ここから濡れた岩の上を歩くことになろうとは想像もしていなかったので少々および腰になる。右側は断崖、左側は傾斜はきつくないが滑ったら登ってくるのが大変、中央を歩いていくのだが、雪があり注意深く歩いていかなければならない。
当所、般若山から釜の沢五峰登山口まで下りて、五峰を一から歩く予定だったが、登山口まで下りる道は狭く危ないので、降雪の影響も大きいだろうということで、釜の沢五峰の分岐まで歩き、五の峰から逆に歩くことなった。般若山でお昼休憩を20分。もうびしょびしょになった手袋でおにぎりを出して食す。時々頭上から雪がドスンと落ちてくる。ただし見える雲海に浮かぶ山々の美しい姿に癒しを感じる。みんなで悪天候にもかかわらず来て良かったねと言い合う。
五の峰、四の峰を通過後斜度のある鎖場出現、そして三の峰に到着。標識のある岩から見下ろす断崖の絶景。ここからは雪が縞々に積もった武甲山も美しく見えて感極まる。
岩山なので、結構鎖場が多く、簡単に通過できるところもあるけれど、急で高い岩場を登るのに、難儀する箇所がある。三の峰と二の峰(どういう訳か標識が三の峰になっている)の間がその難儀な岩場だった。私のとっては。経験したことがあり、覚えていたはずなのに濡れている岩の状態に怯んだのか前かがみなってしまい、チェーンスパイクの歯が足の前面だけ岩に噛ませて、岩全体に乗せられずに少し右足がずれ落ち、岩に張り付いてどうしたものかと考えてしまった(一瞬だが)、ガイド氏に少し上に引っ張ってもらい、足場を探して無事に岩の頂上に登った。拍手で迎えられる(笑笑)
一の峰までは10分ぐらい、それから登山口のある山荘駐車場まで割と緩やかな傾斜の歩きとなった。雪道が気温の上昇でべちゃべちゃ状態になったり、雪の被った木の橋を渡るなど緊張感は持続したままだった。
予期しない雪でキャンセル多い釜の沢五峰歩きだったが、参加者全員は皆とても満足だったと確信できる。帰りに温泉(重曹泉)でお肌ツルツルになり、帰路に就いた。
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