行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
電車
その他:
朝は中央線梁川駅から。帰りは中央線四方津駅から
この登山記録の行程
梁川駅(07:50) ・・・寺下峠登山口(08:15)・・・寺下峠(09:30) [休憩 10分] ・・・丸ツヅク山(09:55) [休憩 05分]・・・矢平山(10:30) [休憩 30分]・・・旧大地峠(11:15)・・・新大地峠(11:25)・・・御座敷の松(11:50) [休憩 10分]・・・川合峠(12:35)・・・四方津駅(13:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今年の連休後半は天気に恵まれた。山も混雑しそうなので静かな山へと、中央沿線で訪れる人が少ない矢平山を目指した。ところが、予想通りというか、予想以上というか、山中だれにも会わなかった。休日でこんな経験は初めて。五月晴で涼しい風が吹き抜ける緑の山は、鳥のさえずりもいっぱいだった。
梁川駅で降りたのは5人ほど、みんな倉岳山方面に向かった。こちらは甲州街道を東京方面に向かい、梁川小学校前の信号を右に折れて塩瀬大橋で桂川を渡り、民宿の先を左にとって登山口に向かう。
登山道に入ると左手に簡易水道の施設があり、黒いビニール管が登山道に延びている。落ち葉や倒木のある沢沿いの登山道は道標が少ないが、このビニール管がいい目印となる。沢筋を離れると北斜面のザレ場のつづら折りとなる。急斜面にはロープが張ってあるが一部ロープが古くなっているところがあるので注意が必要である。尾根に出ると左手梢越しに三角形の矢平山が見えてきた。
寺下峠を過ぎると倉岳山と高柄山を結ぶ縦走路で、道は歩きやすくなる。丸ツヅク山には迂回路があるが山頂を踏んでゆく。山頂は林の中だが、少し南の出ると新しい植林地があり丹沢方面の山が見えた。
一度下って矢平山の登りにかかると岩場がある。支えるところはたくさんあるので難しくはないが、慎重に通過する。岩場を登り切って振り返ると、道志の山々の上に真っ白な富士山が顔を出した。
矢平山の山頂は林の中で展望なし。小さな木の標識が木に取りつけられているだけである。少し大地峠方面に向かったところに新しく植林されたところがあり、シカよけネットの間から丹沢の蛭ヶ岳や檜洞丸、大室山などが見え、さらに右手に富士山の姿も望むことができた。
大地峠に向かう縦走路はとても歩きやすい道が続く。いくつもの分岐があるが、道標はしっかりしている。旧大地峠を過ぎると右下に舗装された林道が見えてくる。新大地峠の先で崩落のため一部通行止めのところがあるが、迂回路があるので心配なし。林道を越えるとひと登りで武田信玄伝説が残る御座敷の松に到着する。
正面に富士が見える好休憩地であるが、目のまえに林道が通っていて興ざめ。松の下から奥多摩の大岳山が見えていた。
下山路は昔、交易路として使われていたのだろう。歩きやすい道で道端に石仏が建っていた。どんどん高度を下げ、川合峠の登山口を過ぎると民家の間の舗装道路となる。桂川を渡り、線路をくぐると四方津駅前である。
矢平山は20数年ぶりの訪問。大地峠から四方津への道は5年前の高柄山で歩いたが、林道が完成しすっかり雰囲気が変わってしまっていた。
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