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行程・コース

天候

晴れ(曇りがち)

利用した登山口

元箱根  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 箱根町園地Pより徒歩5分程度。ハイキング入口看板入る。

この登山記録の行程

箱根町(07:10)・・・関所跡入口(07:21)[休憩 45分]・・・屏風山(08:48)・・・甘酒茶屋(09:24)・・・畑宿(10:21)[休憩 10分]・・・飛竜ノ滝(11:19)・・・湯坂路入口(11:54)・・・六道地蔵(12:40)・・・興福院(13:33)・・・元箱根(13:43)・・・関所跡入口(14:00)・・・箱根町(14:06)

コース

総距離
約14.3km
累積標高差
上り約1,127m
下り約1,127m
コースタイム
標準6時間17
自己6時間1
倍率0.96

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

行ってみたい2000m級の山がある。
このところ、毎週山行しているのは足腰を慣らしておきたいためだ。

さて、今回はどの山に行こうか。

遠くの山なみを眺めていると目につくのが箱根の二子山だ。
人体のある部分に例えたくなるような、実に気になる形をしている。

なぜか、山頂へは登れないらしい。行けばその理由もわかるだろう。


〇山行の概要

 箱根町P(駐車場)を出発点にして、左回りの周回をすることにした。
 グラフで一目瞭然だが、200mほど上がって下りたら、また標高を上げる感じだ。
 これなら、トレーニングになりそうだ。
 コースタイムは4,5時間である。
 
 ビューポイントは一つもないと思っていた。
 「飛竜の滝」は今回の山行のハイライトだった。
 計画段階では通過点に過ぎなかったが、コース唯一の見どころとなった。
 後に触れたい。

 登山道は、どうか。

 ハイキングコースになっているが、
 整備されてからずいぶんと時が経っていて、ブームはとうに去ってしまった感がする。
 あるいは、当初から人気がさほどには出なかったようにも思える。

 その理由にちょっと触れると、
 倒木が道を遮ってくるのだ。屏風山から甘酒茶屋へと進んでいく辺りから何か所もある。

 跨(また)いだり、くぐったりすればいいだけの話だが、ハイカーが多ければ管理の手も入るだろう。
 しかしながら、訪れる人が少なければその対象からはずれる。
 もしくは、後回し。メンテをしないのは道理かもしれない。

 山中ですれ違った人は一人だった。平日だったからかも。

 ラジオを鳴らして歩いたが、まったく人と出会わないのは寂しい。
 鹿の足跡が、入口にあった「熊に注意」を思い出させる。これが一層の不安な気持ちにさせる。
 ハコネダケ(笹の一種)のトンネル。
 ジャングルのような陽が差しこまない樹林の中。しばしば枝が顔にかかってくる。
  次回があるとすれば「蛮刀」持参だな、と思ったほどだった。

 そういえば、
 しばらく前のこと。
 山中湖近くの県境を歩いている時、年配のご婦人ハイカーと出会って、
 リュックに「のこぎり」らしき取っ手が見えたので、お尋ねすると、
 時々ここを歩くから、使うのよねと言っていた。

 言葉をぼかしていた理由は、十分に察せられる。
 たぶん、登山道の整備を善意の気持ちで行っているのだけれども
 責任を問われることになると困る、と思っているに違いない。

 
〇駐車場の件

 登山口ナビのサイトをみると、ここ「箱根町園地P」は紹介されていなかったように思うが、
 理由があるのだろうか。
 登山口に一番近いし、キャパがあってしかも無料だ。

〇コースタイムの件

 最後にロード歩きをしてクルマに帰り着いてみれば、およそ7時間の山歩きだった。
 予定よりも、2時間近くオーバーしたのは訳がある。
 
 山行を始めてすぐに急登の階段が現われた。
 それを上がりきり、要害山を過ぎた辺りで気が付いた。
 ケータイがない。どこかで落としたのだった。

 あの階段のところだ。
 腰ベルトのポケットに入れていたのだが、
 段差がやけにあるので、足を高く上げた拍子に少しずつ押されていって落ちたに違いない。 
 20分ほど引き返した。

 ケータイは草の上に落ちていた。
 それから登り返したから、往復50分近くのタイムロスとなった。

 時間を使ってしまったもう一つは、「お玉ヶ池」の分岐でだ。

 地図読みを間違えてしまった。
 石畳の旧街道が目の前に現れてそれで気が付いた。

 車道をあと戻りするのもいやなので、その石畳を登っていくことにした。
 石のでこぼこが実に歩きにくい道ではある。
 分岐点での間違いで30分近くを消耗した。
 
〇二子山の「入山禁止」のわけ

 説明看板があった。
 「風衝低木植物群落」と書かれていた。

 帰宅してから調べてみると、県指定の天然記念物だった。

 山頂部の強風により土壌の堆積も薄く、そのきびしい条件下で生育している群落が
 県内の他地域では見られず貴重なため、という。

〇飛竜の滝

 一番近くで見るためには、滝直下の流れを渉らなければならない。

 水量があって、ちょっとしたシャワークライミングだ。
 足を滑らせたら滑落の「事故」である。

 靴が濡れるのは承知の上で1歩を踏み出す。
 鎖をしっかり握り、慎重に足を岩の上に置きながら渡り切った。

 「県下最大級」の2段の滝、と説明看板があった。
  
〇その他

 歩行距離14.7Km 累積標高910m 定数25
 使用登山靴はシリオPF302
 

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登った山

屏風山

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948m

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最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
1時間50分
難易度
コース定数
7
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