行程・コース
天候
晴れ後雲増える
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
山神社駐車場利用。無料。未舗装だが区分けあり。20台は止められそう。簡易トイレあり。
この登山記録の行程
山神社駐車場(06:25)・・・富士見峠(07:05)・・・黒岳(07:30) [休憩 05分]・・・富士見峠(07:50)・・・鋸岳展望台(05:20)・・・富士見台(09:05) [休憩 05分]・・・越前岳(09:40) [休憩 20分]・・・呼子岳(11:00) [休憩 05分]・・・割右峠(11:15) [休憩 05分]・・・大沢橋(12:30)・・・山神社駐車場(13:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
梅雨入り前の富士を見ようと出かけた。麓に雲がかかり全景は見えなかったが、残雪を頂いた富士の姿を楽しむことができた。土曜日にも関わらず、本コースを歩く人は少ない。静かな緑のトンネルの尾根道や小さな岩場のアップダウン、そして大小の石がゴロゴロしている沢筋の下りと、変化に富んだ山歩きを楽しんだ。
山神社の鳥居をくぐって登山道に入っていく。小さな祠の脇を通る杉木立の登山道は整備されえていて歩きやすい。あたりが杉木立から雑木林にかわりしばらく進むと、左手に小さな小屋が現れる。愛鷹山荘である。無人の避難小屋であるが、中をのぞくときれいに掃除され、毛布が数組、置かれていた。
稜線に出たところが富士見峠、右にとり黒岳を目指す。途中の立派な杉の大木は自然杉で、裾野市指定の天然記念物だそうである。
黒岳山頂はベンチが置かれた芝生広場になってた。正面に見事な富士がそびえている。山頂の東側も開けているが雲とカスミのため遠くの景色は見えなかった。
富士見峠まで戻り、緑のトンネルの中、越前岳を目指す。多くの人が歩いたのだろう。登山道は雨に侵食され大きく削られているところがあるが、歩きにくい場所には迂回路が設けられ、ピンクのテープで案内されているので安心である。
位牌岳に続く稜線が美しい鋸岳展望台を過ぎると、登山道の左側が大きく切れ落ち、「危険注意」の看板が出ている所を通る。しかし、登山道を外れなければ通過に支障はない。富士見台は昔の50銭紙幣の裏側の富士の写真が撮られた場所とのことだが、富士にかかる雲が増えてきた。
朝から数人の登山者と会っただけだったが、越前岳では十里木方面からの登山者が合わさり、急ににぎやかになった。山頂からは伊豆の山々や駿河湾を挟んで南アルプス方面が見えるはずなのだが、残念ながら雲の中だった。
越前岳から呼子岳訪問に向かうと岩場の急降下が始まる。足場はしっかりしているので問題はないが、その後も痩せ尾根や小さな岩場のアップダウンが続くので慎重に通過する。かわいいお地蔵さまが鎮座する呼子岳は登山道から少し離れているが、道標があるので寄っていく。呼子岳を過ぎるとロープが張られたところや鉄梯子がつけられた滑りやすい下降が続き、割石峠に着く。
両側から断崖が迫り、間からは遠く伊豆半島や駿河湾がのぞく割石峠は特異な景観。愛鷹山塊は古い火山であるが、これも火山の名残なのだろうか。割石峠とは言い得て妙な名前であると感心した。
割石峠からは大小の石がゴロゴロした沢筋を何度も横断する下山路が続く。ピンクテープや小さなケルンが登山道を示しているので間違わないように辿ってゆくのだが、2回ほど道を見失いそうになった。この日は天気がいいので問題はなかったが、雨が降ったら通過するのは一段と難しくなるだろう。
涸れ沢を通過すると荒れた古い林道に出る。大沢橋を過ぎると、林道崩壊のため河原に迂回路が設けられている。下流の渡渉点で川を渡り林道に出れば山神社は近い。
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山神社駐車場。帰ってきたときにはほぼ満車だった
山神社。この鳥居をくぐって登山道へ
愛鷹山荘。中はきれいに掃除されていた
富士見峠
黒岳展望広場から
見事な天然杉
黒岳山頂
黒岳山頂から
富士山の登山道がよく見える
緑のトンネルが続く
鋸岳から位牌岳へ稜線。鋸岳展望台から
富士見台から
越前岳山頂。十里木方面からの登山者が多くにぎやか
越前岳から駿河湾方面。雲が増えてきた
位牌岳に続く稜線に雲がわく
両側が切れ落ちた痩せ尾根の登山道
呼子岳
割石峠
崖の間から伊豆半島の大瀬崎方面。手前は沼津市街
大小の石がゴロゴロした沢筋の下山道
第一ケルン
古い林道を下る




