行程・コース
天候
晴れ。1日目の午後は雲が広がる
利用した登山口
登山口へのアクセス
その他:
穂高駅からマイクロバスで登山口若しくは有明荘へ
片道1,500円前払い
平日にもかかわらず混雑。行きは補助席利用のマイクロバス4台+ジャンボタクシー
帰りは、マイクロバス2台。2台目は10人程度の乗車
この登山記録の行程
【1日目】
中房・燕岳登山口(08:00)・・・第2ベンチ(09:14)[休憩 5分]・・・合戦小屋(11:40)[休憩 31分]・・・燕山荘(13:40)[休憩 38分]・・・燕岳(15:04)[休憩 2分]・・・燕山荘(15:52)
【2日目】
燕山荘(06:24)・・・合戦小屋(07:25)[休憩 15分]・・・第2ベンチ・・・中房・燕岳登山口(11:05)
【メモ】
(1日目)
穂高駅 6:45(定刻 6:40)--(マイクロバス4台+ジャンボタクシー 1,500円)--7:37(定刻 7:35)中房・燕岳登山口 8:00--(40分)--8:40 第1ベンチ 8:45--(29分)--9:14 第2ベンチ 9:19--(45分)--10:04 第3ベンチ 10:13--(41分)--10:54 富士見ベンチ 11:00--(40分)--11:40 合戦小屋 12:11--(22分)--12:33 三角点 12:38--(62分)--13:40 燕山荘 14:18--(46分)--15:04 燕岳 15:06--(46分)--15:52 燕山荘
(2日目)
燕山荘 6:24--(31分)--6:55 岩場のピーク(ウィンドブレーカー等脱ぐ)6:57--(11分)--7:08 三角点 7:10--(15分)--7:25 合戦小屋 7:40--(35分)--8:15 富士見ベンチ 8:15--(41分)--8:56 第三ベンチ 9:09--(70分)--10:19 第一ベンチ 10:23--(42分)--11:05 中房・燕岳登山口 11:10--(10分)--11:20 有明荘(入浴)12:40(定刻 12:33)--(マイクロバス2台 1,500円)--13:27(定刻 13:25)穂高駅
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
お馴染みの燕岳に登る。台風の影響を受けて一週間ずらしたお陰で、天気には恵まれる。それにしても、紅葉前の平日というのに凄い人出。年相応にゆっくり歩かざるを得ないが、計画が甘かったことに加えてすれ違い待ちが何度も。特に下りでは、予定していた時間をかなりオーバーする。
【登山口まで】
登山口にある有明荘の予約がなかなか取れないので、松本に前泊する。穂高駅を出るバスに合わせて早朝の大糸線に乗り込んだのだが、何やら多くの登山客の姿が。穂高駅に着くと、バス乗り場には既に長い列ができている。そこに新たな乗客が加わったので、30人乗りのマイクロバス4台でも乗り切れず、運行している会社のタクシーも動員する事態に。途中のバス停から乗るのも難しい様子。
それでも、宿泊客なのか荷物を置くために終点登山口より手前の有明荘で降りる人がいたり、登山口から日帰りする元気な人もいたりするので、登山道が最初から数珠つなぎということもなかったのはまだ良かった。
【燕岳へ】
こちらは、ゆっくりと出発する。天気が良く、緑がきれいだ。以前、沢山の虫にまとわりつかれて参ったことがあったが、9月に入るとその虫もほぼいなくなったようで安心する。
燕岳への登山道は、概ね30分ごとにベンチが用意されているのが有り難い。一つの目安にもなる。登り始めて早々に下りの人とすれ違ったりするが、大したことは無い。しかし、一定程度登っていくと、すれ違いの頻度が多くなり、時には団体とすれ違うことも。
登山道に咲く花と言えば、アキノキリンソウやヤマハハコくらいか。アキノキリンソウも一部で実を付けており、他にもマイズルソウ、ゴゼンタチバナ、ツルリンドウ、オオカメノキ、アカモノ、シラタマノキ、タケシマラン、イチヤクソウ、ユキザサなどが実を付けていて、特に赤い実は目立つ。他に、様々なキノコが見られる。実りの秋かな。
合戦小屋まで上がれば、何とか先が見えてきた感じ。賑わう広場に置かれたテーブルの一角を確保すると、名物のスイカを食べる。美味しい。目の前のナナカマドには、赤い実が沢山付いている。
合戦小屋を後にすると、リンドウやヤマハハコ、ハクサンボウフウを見ながら先へと進む。三角点からは燕岳や燕山荘、槍ヶ岳、大天井岳を望むことができるのだが、いずれも残念ながらガスの中だ。
ネバリノギランやチングルマの果穂などを見ながら上がっていくと、ようやく岩場のピークから燕山荘を望むことができる。ここまで来れば、あと少し。頑張ろう。
この辺のナナカマドの実は赤ではなくオレンジ色をしている。オオヒョウタンボクの実は赤い。燕山荘直下の花畑には、ウメバチソウ、小さなコゴメグサが沢山咲いている。
テント場先から稜線に上がると、登ってきた中房側はガスっているものの、燕岳が見えていて嬉しい。適度な休憩時間を取っていたので、多少のすれ違い待ちはあったものの、計画と同じ1時40分には燕山荘に到着できる。
早速チェックイン。夕食は、5時半からの回とのこと。案内された先は、本館2階から更に長い階段を上がり、奥行きのある第一別館の通路を通った先にある新館とのこと。ここに泊まるのは初めてだが、割とこぢじんまりとしている上、きれいな洗面所も近いのが有り難い。新館玄関から外に出られるようにもなっている。蚕棚の部屋は、隣とはロールスクリーンで仕切られているのは良いが、通路側のカーテンがきちんと閉められないのが難点か。
取り敢えず荷物を広げると、サブザックに必要なものを詰めて山頂まで行ってみることにする。寒くはない。数少ないコマクサが咲き残ってた。よく見ると、最早新鮮な花ではないが、ピンクの色を見るだけで嬉しい。欲を言えば、雷鳥の姿を見たかったなあ。山頂からの帰りは、少し風もあることからウィンドブレーカーを羽織る。
燕山荘に戻ると、外のテーブルでケーキセットや生ビールを楽しむ。後は、夕食までのんびり。その夕食は、名物のハンバーグ他。美味しく頂きました。食後は、談話室でのんびりしたり部屋でゴロゴロしたり。消灯は、8時半。
【燕山荘からの下り】
朝食は3回転ではあるが、自分の都合にあった時間に食べれば良いらしい。どうせ早く起きるから初回に行って食べようということに。しかも、4時半からと勘違いして15分くらい前に食堂に行ってみたのだが、4時50分からの間違いだったにもかかわらず、既に長蛇の列でビックリ。後ろにも列が続く。それでも、10分前倒しでスタートしてくれたのは有り難かった。食堂の収容力は結構あるので、何時までに来れば入れたのか知りたいところ。
日の出は5時17分頃というので、食事中、喫茶室越しに見える東の空は既に赤くなってきている。食事を終えると、ご来光を見に外に出てみる。昨日登ってきた側は、建物で風が遮られて左程寒くないのも良かった。展望台に行ってみると、八ヶ岳、富士山、南アルプスが少し霞んだシルエットながら見えている。やがて、雲の隙間から大きな太陽が昇ってくる。反対側に回り込むと、風で寒さを感じるが、大天井岳や槍ヶ岳がよく見える。
部屋に戻って支度を調えると、日を浴びた燕岳に名残惜しみつつ、計画より30分早く昨日来た道を下っていく。昨日はガスで展望が利かなかったので、新鮮な気持ちで歩くことができる。次第に燕山荘、燕岳、槍ヶ岳が遠くなっていく。
合戦小屋では、今日もスイカを美味しく食べる。その後もゆっくりと下っていくのだが、次第にすれ違いが多くなっていく。団体も登ってきたりするので、待つ時間が長くなる。足の速い人は、ちょっとした隙間に駆け下りていくが、慎重な人が前の方で譲ることが多いせいもあり、追い越すこともできず、動き出すのを待つことが増える。
すれ違いのピークが過ぎた後は、次第に疲れも溜まってきて、更に足も遅くなる。下山後は、のんびりと有明荘の風呂に入り、食事をしようと思っていたのだが、30分早く出たのに、逆に45分もの遅れとなる。計画が何と甘かったことかと反省。
時間は遅くなったが、無事に下山すると、登山口から10分ほど車道を歩いて有明荘へ。食事は無理でも、入浴時間が十分取れたのはまだ良かった。帰りのマイクロバスは2台で運行。ここから乗ったほとんどの人が空車で来た増発のバスに乗り込む。









































