行程・コース
天候
麓、曇り
山上、雨
下山。曇り少し日が差す
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
恵那神社横にある林道ゲート前にスペースあり。
神社前の駐車場は参拝者用
この登山記録の行程
Start(03:16)・・・前宮コース登山口(03:37)・・・枯大桧(05:40)・・・空峠(06:44)・・・分岐(08:18)・・・恵那山(08:34)・・・分岐(恵那山頂小屋)(08:36)・・・恵那神社奥宮(08:46)・・・分岐(恵那山頂小屋)(09:01)・・・恵那山(09:23)・・・分岐(09:37)・・・空峠(10:40)・・・枯大桧(11:30)・・・前宮コース登山口(12:46)・・・Goal(13:11)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
恵那、名前と漢字が何だか惹かれる山。
中央道で西に行くとき必ず通る、あの長い恵那山トンネル。
神話の山でもあるこの興味をそそる山に、ずーっと登ってみたいなぁと思っていた。
今年の初めにどちらも名前に惹かれる、恵那山か、空木岳かで迷い、空木に行った。
そして今回いよいよ恵那山だ、
と、ズバッと決めていたわけではなかった。
せっかくの平日登山、人が多く有名で気になるところ行こうかと考えてもいて、大杉谷、双門、光岳など候補は色々あった。
恵那山は標高2000ちょっとだからまた後ででもいいかなあと3番手だった。
だが、どこも天気は今ひとつ。足も今ひとつ良くない。優柔不断ななのでなかなか決められなかった。一番やばいのは決められず、眠くなって寝てしまうこと。
今回のコンディションを考えて恵那山にした。
この時点で恵那山を少しなめてかかっていた。
高速使って登山口へ。少し仮眠をとり3時起床。
このまま寝て放浪のたびに切り替えようかなと言う誘惑を振り切って出発。
今回はクラシックルートの前宮ルートをとる。
一番きついというが、恵那山のでしょって、まだ恵那山をなめてかかっていた。
登山口まで林道が続いているが、
一般車はここまで。頑丈なゲートの脇に人用の扉がある。
しばらく平坦な林道を行く。見上げると木々の間から星空が見える。天気は良さそうだ。山上はどうかな?
天気予報で雲に突入するのはわかっている。
登山口分岐から並行していた河原に下りる。
ここを渡河できないと登山終了。
水量はそんなにないが、肝心の橋がない。
暗闇の中渡河することになるとは。
水は冷たい、流量はそんなに無いのであっという間に渡りきれた。
登山口標識のそばの鐘を鳴らす。この一発でどこまで効果あるやら。
くまスプレーはしっかり握る。
沢にぶつかるまでゆるやか傾斜の樹林帯。
沢を越えると、徐々に登りがキツくなる。
周りが暗いのでどんなところ歩いてるかわからんが、上には上がってるようだ。
トラバース路は細いところがあるので、踏み抜かぬように。
五合目まで上がると、三角旗の誘導で迂回路へ。
元の道は崩壊してないらしい。
たしかにライトに照らされた道は闇に消えていた。
迂回路は無理やりなので歩きづらい。
笹の回廊を九十九折したり直登したりで、枯大桧
ここまででつかれた冒険者を先に行かせないように両腕を広げてるように佇む巨大な黒い影
しかし近くに寄ると、枯れている。死してもなお存在感がある。
ここから次のチェックポイントの空峠までが長い。
ところどころ尾根から飛び出して、空が開けるが、まったくの白。
中津川方面はまだ雲の下で景色が見える。
どうしてなかなか景色を楽しめる山じゃないか。
笹はガッツリ濡れているので、上も下もびしょびしょになる。
どこかで濡れ対策しなきゃなぁと思いながら、止まれない。悪い癖だ。
靴もしみ始めてきたので、木陰でウィンドブレーカーと、靴カバーを装備。もう手遅れ感はあるが。
急登を何度か行くと空峠だ。とっくに雲の中なので、視界はなし。
笹原は登山道を覆い隠すほどで、足元がよく見えない。踏み外しや、滑る木の根に気をつける。
丸い巨大な岩を越えると、見晴らしの松
たしかに突き出ていて景色は良さそう。周囲は白。
尾根が細くなってくる気がする。
そして急登。
靴のカバーが外れやすく、しょっちゅう直す。
岩場の鞍部で行者越。なるほどこの道は修験の道なのだな。
岩場は左側を越える。
濡れと、疲れで気分が下がるので、ひたすら六根清浄を連呼。
上りのキツさも修行ならば仕方ない。
笹の丘を登り力ると2010m地点。ここまでくればあと少し。3000m峰登らなくてよかった。
山頂まで2.5kmの標識。まだそんなにあるのか。
広くてなだらかになる。登山道にぬかるみがでてくる。
池塘などもあって高層湿林。ガスが漂って幻想的。
その終点は空堀のように一反窪んで土塁のようにのぼる。
登ると一宮。ここから山頂まで恵那山神社の摂社が続く。
神坂峠の合流地点。ここまで来ると恵那山山頂部。
小さなアップダウンと、合間合間に庭園のような景色が現れる。そこに摂社。
神社の境内な神聖さが漂っている。
雨が降り出してきたので雨具に変える。
先日ワークマンで買ったレインウェアを初投入。
蒸れないらしくて、なかなかにいい感じ。
恵那山最高地点はふとしたところにあって、気を抜いていると見落としそうになる。
もっとアピールすれば良いのに。
避難小屋は開けたところにあって立派。
小屋泊目当てに来ても面白そうだ。
そして山頂…?ちょっとした広場?
山頂の雰囲気ないけど、とりあえず到着!
木々に囲まれてるので、景色は見えない。
どっちにしろ、雲の中だから期待してないが。
雨降ってるので、記念写真撮ったら山小屋へ。
ストーブがあって、寒い夜も大丈夫そう。
おにぎりタイムして、荷物を整理し、装備を整える。
帰りは滑らぬように気をつけるので、いつもみたいにたったかたーと降りれない。
諦めてゆっくり安全にくだろう。
2010m地点から一気に下る。
こんなに急だったか?長かったか?と思うほど果てしなく感じる。
全身に水をなすりつけてくる笹薮、滑る木の根に気疲れしてしまう。
ペース配分考えず勢いで登った結果、もともと良くない左膝がとてつもなく痛くなる。
右足も親指のところが、ゴミが当たってるようで痛い。たまらず脱いで調べるが何も無い。
だが、歩き出すと何かが当たっている。
靴下まで脱ぐと、二重になってた爪が剥がれて刺さってるじゃないか!
勢いで爪をむしって、テーピング。
まだ違和感あるが痛みは消えた。
長い長い空峠〜枯大桧を何度かスリップしながら抜けた。心は無。
枯大桧からは上りでは暗くてわからなかったエリア。どんなところ歩いてきたんた?
確認しながら下る。
五合目の崩壊地はガッツリえぐれていて、確かにこれは歩けないと確認。
針葉樹林帯はよくある里山の道。
眼下に渡河する沢が見える。
雲の下に出てるので今度は暑い…蒸して、雨具の中から嫌なにおいが上がってくる。
最後の渡河は、靴を脱ぐと中までぐっしょりだったので、靴下で渡った。
対岸で靴履こうとしたら、ソールの向こうにウネウネする嫌な奴が!
未だいるのかよ…デコピンで吹っ飛ばす。
さっさと装備を整えて、駐車場へ。
ダラダラとうねうねするあいつに気を付けながら、林道を下り登山口ゲートまで戻ってきた。
さっぱりしたら隣の恵那神社へ。参道両側にそびえる巨大杉が神秘的。
無事下山したお礼をさせてもらった。
帰りは中津川市街で栗きんとん買って、帰ってきた。
名前に惹かれていた恵那山、標高が低いからと舐めていたが、修験の道。
ハードだったが、イベントポイントたくさんの楽しい道だった。でも二度と登るまい。






















































