行程・コース
天候
早朝は快晴、後雲が増え、展望はなくなる
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
大峠の駐車場利用。きれいな水洗トイレあり。お伊勢山は大神社参道下の真木公民館前の駐車場利用
この登山記録の行程
大峠(06:05) ・・・雁ヶ腹摺山(06:55) [休憩15分]・・・白樺平(07:45)・・・姥子山西峰(07:55)・・・姥子山東峰(08:05) [休憩30分]・・・・姥子山西峰(08:50)・・白樺平(09:00)・・・雁ヶ腹摺山(09:55) [休憩15分] ・・・大峠(10:50)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
旧500円札裏の撮影地である雁ヶ腹摺山、大月市選定秀麗富嶽12景の1番山頂である。富士山の展望を求めて、東の姥子山と合わせて歩いた。木々の紅葉はまだだが、霜にあたって茶色に変色した葉もあり、秋の訪れを感じさせた。
早朝の大峠では、朝日に白く輝く三つ峠のアンテナ群の上に、美しいシルエット富士が見えていた。駐車場から階段を登って登山道に入って行く。登山道はよく整備され、とても歩きやすい。樹林帯を登るにつれて、朝日が差しこみ気持ちのいい登りが続く。南側が開けると、富士の姿とともに、白谷ノ丸の左手に南アルプスの山々が見えてきた。鎖がつけられた急斜面を過ぎるとカヤトの草原に飛び出す。正面が雁ヶ腹摺山の山頂である。
早朝とあって先行者二人だけ。正面にシルエットの富士山がそびえ、手前には三つ峠、滝子山、左手には鹿留山や御正体山などの道志の山々がみえていた。山頂には500円札の少し古ぼけた案内板がある。お札の裏面の富士は、昭和17年11月3日午前7時15分ごろに撮影されたとのことである。なお、雁ヶ腹摺山の三角点標石は展望台から少し北に行ったところにひっそりと建っている。
山頂下の道標に従って姥子山を目指す。姥子山への登山者はぐっと減る。途中、踏み跡がいくつにも別れ、登山道がわかりにくくなっているところがあり、往復とも同じところで少し迷ってしまった。コースにはピンクリボン(古くなって色が抜け白くなっているものも)があるが、秋が深まり落ち葉が積もるようになると道はさらにわかりにくくなるので注意する必要がある。
金山峠方面への分岐の白樺平を過ぎ、舗装された林道を越えるとひと登りで姥子山西蜂だが、展望はない。道は一度下り、北斜面をトラバース気味に進み、小さな岩場を登ると南側が切れ落ちた姥子山東峰に着く。好展望地なのだが南側の雲が増え、富士は雲の中。雲の切れ間から山頂が少し覗いただけだった。
帰路は往路を戻った。雁ヶ腹摺山には次々と登山者が登ってきたが、富士はすっかり雲に隠れてしまった。
雁ヶ腹摺山はこれからの紅葉シーズンがいい。ただし、大峠に至る林道は11月下旬から冬季閉鎖となるので山梨県の林道情報を確認するようにしたい。大峠から黒岳や牛奥ノ雁ヶ腹摺山に向かうこともできる。
帰る途中に、真木お伊勢山に寄った。お伊勢山は富嶽12景の8番山頂となっていて、山岳写真家の故・白籏史朗の顕彰碑が建っている。真木の大神社の裏に広場があり、富嶽12景の写真などが展示されていた。お伊勢山にはサクラの木が多く、ハイキングより散策コースというところである。
フォトギャラリー:23枚
早朝の大峠から。この日一番の眺め
登山道入口
登山道に朝日が差し込む
登山道の南側の眺めが広がる
白谷ノ丸の左に南アルプスが
雁ヶ腹摺山山頂から
山頂の眺め
旧500円札裏面の説明板
雁ヶ腹摺山の三角点
姥子山分岐
姥子山へ向かう登山者は少なくなる
白樺平
林道を横切る
姥子山西蜂、展望なし
姥子山山頂
姥子山からの富士は頂上が少しだけ
帰路の雁ヶ腹摺山。富士は雲の中
雁ヶ腹摺山には次々と登山者が登ってきた
大峠の駐車場。戻ってきたら満車だった
真木大神社参道入口。駐車場はここ
大神社
お伊勢山の白籏史朗顕彰碑




