行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
カーナビには「けやき平キャンプ場」をセット。車道を曲がりキャンプ場に向かって50mほど上ったところと100mほどのぼったところの2箇所駐車場がある。両方で30台程度駐車可。トイレはなし。キャンプ場は更に奥にあるが、通常は手前に鎖が張られている。登山口はキャンプ場の奥。駐車場のGPS情報(36.726729 140.596651)、GoogleMapに入力すると座標値まで道案内が可能。
この登山記録の行程
駐車場(09:36)・・・けやき平キャンプ場(09:45)・・・土岳(09:54)・・・七ツ石(10:05)・・・奥の院(10:12)・・・小滝沢キャンプ場登山口(10:33)・・・土岳(11:00)・・・けやき平キャンプ場(11:09)・・・駐車場(11:15)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
予定のない週末。あまりにも暇だったため、日ごろ滅多に行かない山へ行こうと久しぶりに「土岳」へやって来た。
土岳は「茨城の自然百選」にも選ばれる植物種の豊富な山。
茨城県内唯一のエドヒガンザクラや、北限のカゴノキ群落とリンボク群落が確認されている。山頂付近は、周囲が浸食された結果「浸食残丘」という地形が形成され、広々とした公園のような空間が広がっている。その端に展望台が設置されており、標高599mの低山ながら、見晴らしの良い景色と解放感が味わえ、家族連れの登山者にも人気の高い山となっている。
いつもは「小滝沢キャンプ場」側から登るので、今日は気分を変えて反対側の「けやき平キャンプ場」から登ることにした。
駐車場に車を停めて歩き出すが、それらしい登山向けの看板がなにもないため、本当にこの場所で合っているのか、少々不安になってしまった。とりあえず上に向かって歩いてみようと林道に沿って登って行くと、けやき平キャンプ場にたどり着いた。
存在すら知らないキャンプ場だったが、落ち着いた素敵な景観で意外に穴場として知られているのか、県外からの車やバイクが沢山停まっていた。
キャンプ場のおじさんに登山口を教えてもらい、キャンプ場のさらに奥へと進むと、遊歩道のような登山道があった。
雲一つない青空に、樹々の紅葉がとても映えていた。
ゆっくり登ったつもりが、あっという間に頂に到着。
そもそも標準タイムが20分なので、登山というよりは散歩に近い。
お約束の展望台に上ってみると、太陽の光で眩しき反射した海が見えた。条件が良ければ富士山も見えるが、今日は霞の中に姿を隠しているようだった。
「さすがにこのまま帰っては登山にならぬ」ということで、小滝沢キャンプ場側の登山口まで降りてみることにした。
小滝沢キャンプ場からのルートは短いながら急登(変化)もあり、個人的には結構気に入っている。どうせならと、途中、「奥の院」へも立ち寄ってみた。「こんなに急斜面を降ったかな?」と一瞬、道を間違えたかと思ったが、落ち葉でずり落ちそうになりながら斜面を進んでいくと、大きな岩の下に祠らしきものが設置されていた。
軽くお辞儀をして、山の安全を祈願する。
元来た道を戻るのも面倒だったので、強引に斜面を駆け上がり登山道に復帰。そのままの勢いで降っていく。途中、何人かの登山者とすれ違ったが、きっと「この人、何を急いでいるんだろう?」と思われたことだろう。
小滝沢キャンプ場登山口まで降り切ると、紅葉シーズンだけあって沢山の観光客が散策をしていた。キッチンカーも来ていて、美味しそうなにおいにつられ、お腹がグーっとなりそうだった。
一呼吸だけついて、頂へ向かって再び折り返す。どうせならタイムアタックと、降ってきた勢いに負けない速度で登って行く。ゴロゴロした岩を駆け上がったり、アクレチックでとても楽しかった。
頂に着いてから、もう一度、展望台に上り、眺望を楽しみながら汗が引くのを待つ。雪山を待つこの季節。こういう里山巡りも面白いものだと改めて思った。

















