行程・コース
天候
初日:快晴のち小雪のち晴れ、2日目:快晴
登山口へのアクセス
バス
その他:
往路:新松田駅→寄バス停
復路:大倉バス停→渋沢駅
この登山記録の行程
【1日目】
寄(08:20)・・・林道分岐(08:50)・・・やどりき大橋(09:00)[休憩 10分]・・・釜場平(10:55)[休憩 10分]・・・寄コシバ沢分岐(11:24)・・・鍋割峠取付(12:07)・・・鍋割峠(13:04)[休憩 6分]・・・オガラ沢分岐(13:29)・・・旧鍋割峠(13:52)・・・オガラ沢ノ頭(13:57)・・・山ノ神取付(14:45)・・・山ノ神(14:55)[休憩 5分]・・・山ノ神取付(15:09)・・・尊仏ノ土平(15:15)
【2日目】
尊仏ノ土平(07:00)・・・不動の清水(08:59)[休憩 6分]・・・塔ノ岳(09:29)[休憩 16分]・・・金冷シ(10:01)・・・花立山荘(10:12)[休憩 13分]・・・茅場平(10:40)・・・小草平(10:59)・・・駒止茶屋(11:16)・・・雑事場ノ平(11:45)[休憩 5分]・・・観音茶屋(12:05)・・・大倉(12:30)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今年は余り山へ行ってなかったので、今シーズンの雪山の前に、装備の確認も兼ねてトレーニングが必要だなと、急遽計画したのが塔ノ岳の西陵からの登頂だが、このコースは、山と高原地図では「2021年9月現在通行止め」となっているし、最新の神奈川県の登山道情報でも、通行止めのままだ。
路肩の崩落で通行できなかったら、戻って隣の大金沢左岸尾根を登り返せばいいだろうと、かなりイージーに決めてしまった計画だった。
■寄~寄コシバ沢出合
新松田駅前を7時55分のバスで8時20分に寄のバス停に到着、5組程乗っていた登山者は、雨山峠が通行止めになっている寄水源林方面には誰も来なかった。
キリッと引き締まった冬の空気を心地よく感じながら歩き、寄水源林ゲートの管理棟で登山届けを提出、誰にも会わないまま林道終点から成長の森手前で渡渉した。
今年の台風はかなり凄かったようで、GWに来た時と川筋が変わっており、その後の渡渉点も変化していたため、GPS航跡を見返すと、違う所を歩いていることが分かった。
■寄コシバ沢出合~鍋割峠取付き
相変わらず、北アルプスのモレーン帯を歩くような足下の不安定さ。
これまであった取付き手前100mあたりの倒木はなく、取付き手前の右岸斜面の崩落で、取付き付近に大量の倒木が固まっており、見逃しかねない状況になっていた。
■鍋割峠取付き~鍋割峠
落葉が多く踏み跡が不明瞭かつ、数カ所で倒木があったせいか、気がついたら本来のルートの西側の尾根を登っていた。
何カ所かで東側の本来の尾根への復帰を試みたが、落差が大きく戻れない。
地形図上は、本来のルートより等高線が緩いのだが、土に埋もれた岩が多く、何度か落石を引き起こしながら、生えている木を手掛かりに登り、鍋割峠より大分雨山峠側の登山道に出ることができた。
この頃から上空の雪雲から小雪が舞い始める。
■鍋割峠~山ノ神
紅葉も終わった鍋割北尾根は、落ち葉が多く踏み跡も不明瞭だった。
前回も足を踏み入れてしまった直進する支尾根に再び足を踏み入れてしまったが、それほど行かずに左へ曲がる本来の尾根に復活できた。
尊仏ノ土平への下降点でザックをデポして、山ノ神(デン平)へ向う。
山ノ神山頂は、比較的フラットな草むらが広がり、開けた箒杉沢側の展望は、箒杉沢が着陸中の飛行機のコクピットから見た滑走路のようだった。
■尊仏ノ土平(ビバーク)
玄倉から続く林道の終端で設営し、水を確保するため鍋割沢の源流へ向う。
ガレた涸れ沢を200m程行くと水の流れる音が聞こえてきた。
鍋割沢で水を確保し、夕食のアルファ化米の赤飯と、スープ代わりのチキンラーメンを食べてから就寝、寝ている内にテント内は冷蔵庫の中のように霜が降りて、シュラフがかなり濡れてしまった。
■尊仏ノ土平~塔ノ岳
数年前の山行では、取付きから登山道を見付けられずに、尾根上の最初の道標まで150m程直登してしまったので、今回は新調にかすかな踏み跡を頼りに登山道を辿って尾根に乗ることができた。
昨日の小雪が残る尾根道を歩き、不動ノ清水に到着したが、経路上で崩落等の通行に影響のある箇所はなく、通行止めとしたのはユーシン側の林道崩落の影響を考慮し、ビバーク装備なしでの登山者の入山を防止するためだと思った。
塔ノ岳登頂後、尊仏山荘でコーヒー休憩し下山を開始した。
■塔ノ岳~大倉
南側の斜面に出たこともあって、大倉尾根はかなり暑かった、
途中、丹沢のチャンプに出会い、無事に下山。
10分程でやって来たバスに乗り速やかに渋沢駅へ。
お楽しみの下山メシは、渋沢駅の定番、阿闍梨で阿闍梨新ミソラーメンに舌鼓。
2024年最後の山行は、ホームマウンテンの丹沢での締めくくりとなった。
フォトギャラリー:29枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
| バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
| 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス |
| 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 |
| ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
| テーピングテープ | チェーンスパイク | トレッキングポール | GPS機器 | テント | シュラフ |
| テントマット | スリーピングマット | ストーブ | 燃料 | ライター | カップ |
| クッカー | カトラリー | ||||
| 【その他】
装備重量:約14kg+(水@ポカリ900mlペットボトル×2) 食料:1日昼食@ランチパック×2+バームクーヘン、夕食@アルファ化米+チキンラーメン 2日朝食@アルファ化米+味噌汁+総菜パン、昼食@行動食(バームクーヘン+総菜パン) 非常食:アルファ化米、バームクーヘン 水:1.8L@ポカリ900ml×2(使用量/保有量@初日:0.7L/1.8L、2日目:0.6L/0.9L) ガス使用量:20g(調理回数2回+アルファ化米、みそ汁、コーヒー沸かし) その他:エアピロー、ジェットボイル、エアマット、ヘッデン予備 夜間の氷点下が洋装されたが、シュラフをダウンハガー#3として、インナーシュラフ及びダウンジャケット、パンツにより軽量化に加え耐寒性を上げることにした。 ------------------------------ 日没/日出(16:43/06:47) 気温:日中:4~-2℃程度、夜:-2℃、明け方:-4℃ ------------------------------ エスケープ:鍋割北尾根下降前は寄に向けて下山、鍋割下降後は塔ノ岳西陵登山道を通り、塔ノ岳経由、大倉へ下山する。 |
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