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20241230雄国沼・雄国山

雄国山( 東北)

パーティ: 3人 (masap さん 、ほか2名)

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行程・コース

天候

曇→晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 冬の裏磐梯登山 ~雄国山と雄国沼を目指して~
磐梯山。裏磐梯のシンボルであり、その名を聞くだけで心躍る名峰。しかし、冬季登山の困難さは、我々の実力を冷静に顧みるきっかけとなった。12月の雪深い裏磐梯を前に、コースタイム6時間の磐梯山は現実的ではない。そこで選んだのがセカンドプラン、雄国沼と雄国山。初めてのスノーシュー体験も兼ねたこのプランは、我々にとって適度な挑戦となった。前夜、那須岳を下山した我々は、車を走らせ裏磐梯へ。宿泊先の温かいもてなしを受けながら、翌朝に向け準備を整えた。

この登山記録の行程

Start(09:15)・・・雄国沼雄子沢登山口(09:17)・・・雄国沼休憩所(10:51)・・・雄国沼休憩所(11:08)・・・雄国山(12:19)・・・雄国沼雄子沢登山口(13:57)・・・雄国沼雄子沢登山口(13:58)

コース

総距離
約8.3km
累積標高差
上り約539m
下り約539m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

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フォトギャラリー:60枚

宿で提供された朝食の時間は、磐梯山を目指すならば到底許される余裕ではないが、この日は違った。雄国山と雄国沼は、ゆっくりと景色を楽しむことが許される静かな雪山だ。

雄国山への道

朝、前日下見を済ませた雄子沢登山口へ向かう。駐車場には既に車が何台か停まっており、この時期でも挑戦する登山者が少なくないことを示していた。宿で借りたスノーシューを装着し、いざ出発。初めてのスノーシューは新鮮で、雪原に残されたトレースをたどりながら進む。

曇天から始まった空模様は、歩みを進めるごとに青空を広げていく。森の中を歩くと、落雪の危険も感じられるが、その緊張感がかえって心地よい。徐々に広がる視界、そして真っ白な雪原が現れた時、景色の美しさに息を飲む。
上を見上げれば、枝に積もる樹氷がまるで彫刻のようだ。その美しさはこの季節だけの贈り物。スノーシューで雪を踏みしめる感覚と、冬山特有の静寂の中で感じる非日常が、日々の喧騒を忘れさせてくれる。

雄国沼の絶景

1時間半ほど歩き、雄国沼に到達する。ここは2022年夏に訪れた際にはニッコウキスゲが一面を埋め尽くしていたが、冬はその姿を一変させ、白銀の世界となっていた。雄国ブルーと呼ばれる空の青さと、雄国ホワイトと称される雪の純白。そのコントラストはまさに絶景だ。

雄国沼休憩舎で一息つきながら、周囲を見渡す。オフシーズンでも施錠されていないこの施設は、登山者にとってありがたい存在だ。休憩を終え、再び歩き始めると、沼の上にできたトレースが延び、さらに先の景色を誘う。

雄国山の頂へ

雄国山を目指して登る道は、夏道のジグザグではなく、ほぼ直登に近いトレースがついていた。そのため急な登りもあったが、振り返ると広がる雄国沼の全景が背中を押してくれる。途中で見た「猫石」と呼ばれる岩も、雪をまとった姿がユニークだった。



雄国山の山頂に立つと、そこからは磐梯山や吾妻連峰の大パノラマが広がった。白銀の山々に囲まれたこの場所で、しばしの間その雄大さに見入った。

下山と余韻

下山時には、再びスノーシューの楽しさを感じながら、雄国沼を見渡せる場所で写真を撮り続けた。同じような写真を何枚も撮ってしまうほど、この景色には惹きつけられた。沼を歩く人々が小さく見えるほど広がる雪原。その純白の世界に身を置いた感動は、言葉では言い尽くせない。

宿へ戻り、部屋の窓から眺める磐梯山の姿は、昼間とはまた違う趣を見せていた。

夕食にはすき焼きが振る舞われ、心も体も温まる締めくくりとなった。

雄国沼と雄国山は、冬ならではの静けさと美しさを存分に楽しませてくれる場所だった。磐梯山にはまだ挑めないが、この経験が次の挑戦への確かな一歩となることを感じている。

*"雪山に感謝し、また訪れる日を誓う。"

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登った山

雄国山

雄国山

1,271m

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雄国山 福島県

雄国沼を囲むようにそびえる2つの山に登る

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
3時間
難易度
コース定数
13

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