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赤城山_氷の祭典にToMoとゆく

赤城山(長七郎山、小沼、小滝、地蔵岳)( 関東)

パーティ: 2人 (Yamakaeru さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: カーナビには「覚満淵」近くの「赤城公園ビジターセンター」をセット。9:00から営業開始(スノーシューのレンタルは9:30~)。バスで登山される方の起点にもなっている。トイレもあって綺麗。無料駐車場で広めだが、観光客等も利用するため、早めの到着が良い。ただし、市のHPによると赤城ランドステーション建設のため令和7年3月末を以ってビジターセンターは閉鎖とのこと。

この登山記録の行程

赤城公園ビジターセンター(09:30)・・・鳥居峠(09:45)・・・長七郎山(10:57)(休憩~11:14)・・・小滝(12:10)(昼食~12:30)・・・小沼(12:57)・・・八丁峠(13:18)・・・地蔵岳(13:55)(休憩~14:11)・・・登山口(14:53)・・・<車道>・・・赤城公園ビジターセンター(15:11)

コース

総距離
約7.9km
累積標高差
上り約713m
下り約714m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今日は山友「ともさん」のお誘いで久しぶりに赤城山へやって来た。
前日のうちに「道の駅まえばし赤城」に入り、早朝、6:30に合流して、ともさんの車で赤城へと向かう。前回、スリップした恐怖が忘れられないと言う、ともさん。山に入る前に念入りに、ジャッキアップしてタイヤ―チェーンを装着した。タイヤチェーンなんて、雪国生まれの自分でももう何10年も使ったことがないが、確かに赤城山の道は半端なく凍るので危機管理は大事だと思う。
赤城山は、冬になると必ず登る山の一つ。そして、赤城山と言えばともさん。ともさんと言えば赤城山というように、今日は赤城山のエキスパートによるエスコートで雪山を堪能するという贅沢な計画だ。
9:00少し前に赤城公園ビジターセンターへ到着。開館を待って、スノーシューを借りたともさん。ストック持参なので、スノーシューのみだと500円と格安の値段だった。本当は9:30にレンタル開始だったが、管理人のおじさんが少しだけ頑張ってくれて早めに受付をしてくれたのも有難かった。
スノーシューのともさんに並び、自分はワカンを装着して、いざ登山開始。
今日は定番の「黒檜山」や「駒ヶ岳」を敢えて外し、まずは鳥居峠経由で長七郎山を目指す。
ビジターセンターから小沼間を、車道を使って歩くとそこそこ距離があって大変だった記憶があるが、鳥居峠からの登山道はそれに比べるとラクチンのように感じた。
稜線に出ると真っ先に真っ白に凍った小沼が眼下に見えた。よく見ると蟻のように湖面を歩いている人が見えた。冬の風物詩だ。あとで我々も歩くとしよう。
丸くなった雪庇を横目に緩やかに登って行くと長七郎山に到着した。
相変わらずここからの眺望は開放感があって素晴らしい。
目の前には真っ白な地蔵岳と頂に立つアンテナの鉄塔群がよく見えた。
持ってきた「高崎だるま弁当」の容器を使って、標柱横に雪でだるまを作り飾りに置いてみる。やはり群馬の山には、普通の雪だるまではなく「高崎達磨」が似合う。 :)
ここから先はスノーハイクゾーン。
樹々の間を自由にぬうように思いのまま雪の世界を楽しむ。目指すは冬の名所「小滝」。
夏に見るとただの崖が、冬になると崖からしみ出した水が凍り重なって、それはもう見事な氷瀑のカーテンを形成する。ここ最近、SNSの影響もあって、ちょっとした冬の観光スポットにもなっている。
ちょうどお昼時だったので、氷瀑を前に軽く食事をしてから小沼へと戻る。
白く凍った雪原のような小沼。赤城ブルーと呼ぶに相応しい真っ青な空。小沼を見下ろすかのように聳える地蔵岳。この3枚のカードが揃うと、圧巻の後継だった。
ともさんによると昔は凍った小沼の上で車のレース?が行われていたという。それを考えると、人が歩くのは訳ないということだろうか。初めての時には緊張が走ったが、今や普通に道路を歩くかのように湖の中心を渡り対岸を目指す。
対岸からは、車道を使い八丁峠の登山口へ向かい、いよいよ先ほど見上げた地蔵岳を目指して登って行く。
登山口の入口にリフトの残骸を見かけたが、ともさんによると昔は地蔵岳からビジターセンターまで続く長いゲレンデがあったという。ゲレンデ跡だけあって頂きまではそれなりの斜度が付いていた。今日一番の登山らしい斜面と感じた。
一気に高度を上げると、歩いて来た長七郎山の稜線や白く凍った小沼が見渡せた。
更に登り山頂へ。
登り切ったところで、地蔵岳のシンボルでもあるアンテナの鉄塔群が出迎えてくれた。
7、8本はあるだろうか。テレビ局のものや防災無線等のアンテナが設置されているとのことだった。
地蔵岳は標高1,674m。広い山頂には名前の通り石仏があちこちに並んで設置されている。見晴らしが良く、大沼や背後にそびえる赤城山の最高峰「黒檜山(1828m)」が一望できた。小沼と同様に白く凍った大沼には浮島のように赤城神社が建っていた。
また、遠くには純白の谷川連峰に加え、至仏山や燧ヶ岳等尾瀬方面の山々も良く見渡せた。遠いので滅多に行けないが、またあの純白の頂にも立ってみたいと、暫し至高の風景に魅入りボーっと眺めた。
少し休憩をしてから、下りは直接、大沼方面へと降っていく。
歩く人が少ないのか、こちらは雪深く、踏み抜くと身動きが取れず苦労したが、最後は、急斜面をヒップソリで子供のようにはしゃぐ、ともさんと共に転げるように山を降り切り、てくてくと車道を歩き出発地点のビジターセンターへ戻ると、管理人のおじさんが笑顔で出迎えてくれた。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • だるま作りの達人ですね

  • ぐんまー化してしまった。

登った山

地蔵岳

地蔵岳

1,674m

長七郎山

長七郎山

1,579m

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