早春の高柄山　四方津から上野原へ

日帰り

高柄山　鶴島御前山（関東）

2025.04.05（土）

パーティ： 1人 (ムラチャンさん )

ムラチャンさん

行程・コース

天候

朝のうちは快晴、昼前から雲が増える

登山口へのアクセス

電車
その他：中央線四方津駅から。帰りは同じく上野原駅から

この登山記録の行程

四方津駅(07:35)・・・川合峠(07:55)・・・御座敷の松(08:55)[休憩 5分]・・・大丸(09:25) ・・・千足峠(10:00)・・・高柄山(10:20)[休憩 30分]・・・新矢野根峠(11:25)・・・御前山分岐(12:15) ・・・カニのハサミ岩(12:20) [休憩 5分]・・・鶴島御前山(12:30)[休憩 15分]・・・御前山登山口(13:20)・・・上野原駅(13:45)

コース

総距離: 約11.3km

累積標高差: 上り約1,224m; 下り約1,286m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

　下界ではサクラも満開を過ぎ、ケヤキの若葉が濃くなってきたというのに、稜線の木々芽吹いたばかり。そんな早春のたたずまいの高柄山を四方津から上野原へと歩いた。土曜日にも関わらず山中出会ったのは数組だけ。静かな山歩きであった。
　四方津駅から中央線のガードをくぐって歩き始める。民家の中の道には要所に道標がある。桂川を越え、民家の咲き始めたサクラを見ながら進み、廃屋の脇から登山道に入って行く。川合峠の道標には「クマ出没注意」との注意書きが掲げられていた。
　道は樹林帯の単調な登りが続く。ウグイスの声やキツツキが木の幹をたたく音が聞こえていた。途中のガレ場にはロープがあり、注意して進めば問題ない。川合峠から大地峠に向かうこの道は昔は交易路として使われていたのだろう。途中に「寛政」の年号が刻まれた石仏が安置されていた。
　信玄伝説が残る御座敷の松は好休憩地。目の前に舗装した林道が伸びているのは興ざめだが、南西方向に真っ白な富士山が顔を出していた。コース中富士山が望めたのはここだけであった。
　大地峠に向かう途中で林道を横切る。この先の巻道は崩落のため通行止めで尾根道を通るよう案内されている。道標に沿って樹林帯を越えると通行止めの巻道と合流する。大地峠や矢平山方面根の分岐であるがここを直進するとすぐ大丸の山頂に着く。本コース最高地点である
　大丸から高柄山までは木々の葉が芽吹いたばかりの明るい尾根道である。途中の千石峠には千足橋からの登山道が登ってきている。
　高柄山に到着したとき、一人の登山者が休んでいた。朝出発してから初めての会った登山者であった。山頂には祠が祀られ、北側の展望が広がっている。三頭山から続く笹尾根の山々が続き、陣馬山山頂の茶店も確認できた。
　一休みの後下山にかかる。急斜面にはロープが張られている急下降が連続する。この下りの標高差は約２５０ｍ、一段落したところが新矢野根峠で東屋が建っている。登山道はこの後さらに下りが続き、小さな沢まで一気に下る。途中右手に金網の柵があるが、これはゴルフ場の境界柵である。
　沢からは鶴島御前山まで、本日最後の急登となる。途中「鶴島鉱泉」と書かれた分岐があるが、そのまま直進。右後ろにはゴルフ場のコースがあり、ラウンド中の人の姿も見えた。最初のピークはカニのハサミ岩。西側に遠く三つ峠のアンテナ群が見えていた。富士も見えると思うのだが雲の中だった。
　御前山山頂も北側の展望が開けている。三頭山の左に遠く雪を残した奥秩父の山々が見えていた。御前山からの下りもロープの連続。墓地横の登山口に出て動物よけの柵を越えればあとは舗装路歩きである。
　本コースの最高点は７００ｍ程度であるが、急斜面のアップダウンが続き登りがいがある。特に鶴島御前山の登り下りはロープの連続なので慎重な通過が求められる。余裕を持った計画とする必要があるだろう。